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ホビーオフで買ったジャンクのガンプラを完成させてみた。


こんにちは。
「ミントグリーンそがわ」と申します。

私はプラモデル作りが趣味なのですが、先日行ったホビーオフのジャンクコーナーでこんな物を発見しました。

みんな大好きホビーオフ。
ホビーオフのジャンクプラモのコーナーで発見。

色んなガンプラのパーツを組み合わせ1個の機体にして売ってありました。

売った人がこの状態で売ったのか、はたまた店員さんが組み合わせて売ったのかは分かりません。
これを見た瞬間、妙なカッコ良さと「これをちゃんと完成させたらカッコいいのでは?」という可能性を感じ、購入してみました。

他にはこんなのもあった。

【分析編】

家に持ち帰り、とりあえず開封してみました。

買ってきたのがこちら。税込み1100円。
とりあえず袋から出してみた。
後ろ姿。バーニアがガンダムマーカー的なやつで塗られている。

汚れがあったのでとりあえず洗浄します。

バラバラにして~
中性洗剤で洗う!
改めて組み立てた状態。

全体を細かく見ていきましょう。

顔と胴体はゲルググですね。
ただバックパックに大きなプロペラントタンクがあるので普通のゲルググでは無い?
右手に大きなライフルを持っています。大きくてかっこいいですね。
左右の腕が違うのもアシンメトリーでかっこいい。左腕はザクっぽいけど関節部分が布っぽくなってますね。
下半身もガッチリした感じで力強くて良いですね。

ただ何のガンプラのパーツが使われているか分からなかったので調べてみました。

上半身・バックパック・ライフルは「HGUC 1/144 ゲルググJ」
HGUC 1/144 ゲルググJ(バンダイ公式サイトより)
箱絵もかっこいい。「J」って書いて「イエーガー」って読むのね。
左腕は「HG 1/144 量産型ザク(ガンダムサンダーボルト版)」
HG 1/144 量産型ザク(ガンダムサンダーボルト版)(バンダイ公式サイトより)
こちらも箱絵がかっこいい!
右腕と下半身は「HGBF 1/144 パワードジムカーディガン」
HGBF 1/144 パワードジムカーディガン(バンダイ公式サイトより)
フミナ先輩が乗ってたやつか!

では実際に制作していきましょう!

【制作編】

全体的なバランスは良いと思うので、細かい部分を改修していきます。

まずは左右の肩の高さの違いが気になったのでそこを修正。

左腕が下がっているように見える。
軸の位置を移動させ
はい、できあがり!

次に、お腹が前に出ているように感じたので腰を大型化します。

腰が小さいのか、お腹が前に出ているように見える。
股間アーマーの下にプラ板を何枚か貼って前に移動。
上半身と下半身を馴染ませるために腰の周りにプラ板でディテール追加。
ジャンクパーツで腰のサイドアーマーを作成。

モノアイも少し改造。

ディテールアップパーツを貼った状態。後でクリアパーツをはめ込みます。

ここまで改修が終わったら合わせ目を消しながら組み立てます。

右肩もジャンクパーツなどを使って少し改造。
後ろから。
右腕とライフルが干渉して上手く持つことができないことが判明。

ということでライフルを少し短くします。

切って、短くして、接着!

では塗装いってみましょう!

【塗装編】

全体の工作が終わったので塗装に入ります。

今回は筆塗りで仕上げようと思いますが、サーフェーサーとトップコートだけはエアブラシを使います。

まずはサフから!

パーツを落としてアンテナが折れてしまったので、修正しました…!
組み立てた時に見えなくなる部分には黒サフを吹いておきます。はみ出していますが適当で大丈夫です。

表面にテクスチャを付けたいので溶きパテを筆で塗っていきます。

タミヤのラッカーパテをラッカー溶剤で薄めて
筆でガシガシ塗っていく!
こんな感じになりました。

そしてさらに細かいテクスチャを付けるために「胡粉ジェッソ」という物を塗ります。

胡粉ジェッソ

ジェッソとはアクリル絵の具や油絵の下地に使われる下地剤で、木やキャンバスなど色々な物に塗ることができます。
胡粉(ごふん)とは貝を砕いて作られた顔料のことで、主に日本画で使用されます。
ジェッソに胡粉が混ぜっているので、塗るとザラザラとした独特の質感になります。

胡粉ジェッソは水で薄めて塗ることができますが、定着を良くするため水性ホビーカラー薄め液で希釈して塗りました。

下地作業はこれで終わったので、いよいよ色を塗っていきます。

私はラッカー系塗料や水性ホビーカラーを陶器製の絵の具皿に出して筆塗りで塗装しています。
塗料が固まってもラッカー溶剤を数滴垂らせば、ラッカー系塗料も水性ホビーカラーも再び溶けて塗ることができます。

有彩色と無彩色で皿を分けています。

この塗装の方法は、田中克自先生の本で知りました。
気軽に筆塗りができて超楽しいです!

こんな感じで塗っていきます。
全体を塗りながら配色を決めていきます。
水色と紺色で塗ったらちょっとグフっぽい配色になってしまった。
全体の配色が決まったところで土台を作ります。
丸い木の上にスタイロフォームと石粉ねんどで作りました。

仕上げに汚し塗装(ウェザリング)を行います。

まずはチッピング。
タミヤエナメルの「ダークグレイ」とスポンジヤスリのスポンジ部分でチッピングを行います。

良い色です。

チッピングが終わったら塗膜保護のためにツヤ消しのトップコートを全体に吹きます。

そしてウォッシング。
スミ入れ用タミヤエナメルの「ダークブラウン」をシャバシャバに薄めて全体に塗ります。

まさに万能の色。どんな色にも合うのでオススメ。
全体に塗って
綿棒でふき取る!

このチッピングとウォッシングの方法は清水圭さんの本を参考にしました。
筆塗りでこんなにかっこいい作品が作れるの凄すぎる!必読です!

ホビージャパンのウェブ版でも清水圭さんの作例が見れます!
特にこの2つがお気に入り。読むだけで筆塗りをやりたくなります。

ここでトラブル発生。
エナメル塗料をジャブジャブ塗っていたらバックパックのアンテナが折れてしまった!
仕方がないので切り落としてディテールアップパーツで塞ぎました…!

アンテナがあった方が絶対かっこよかった気がするぜ…!

ということで完成です!!!

【完成写真】

最後にビフォーアフターでご覧下さい!

前から
後ろから

さて、いかがでしたでしょうか。

たまたまホビーオフで見つけたジャンクのガンプラを完成させてみました。
けっこうカッコ良く作れたんじゃないかなと思います。

配色についてはホビーオフなので赤と黄色で塗っても良かったかな?と完成してから思いました。

みなさんも是非お近くのホビーオフのジャンクコーナーを覗いてみて下さい!

ではまた!

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