自己愛は悪いものだ、と思っていた。 利己的だと。 でも、自分を愛せない人に他人が愛せるはずがない。 でも、自分の愛し方なんて難しくて僕には出来そうもない。 だから、僕は人を愛せない。 まず、自分を愛することから始めるよ。下手くそでも。
恋などしたことがない。 人を好きなったことはある。 しかし、恋はない。恋の定義は分からないけど。 ラヴソングの意味が分からない。 感情が共感できない。 悲しいことなのか、それすら分からない。 教えて欲しい。 恋はいいものですか?
長い間、生について考えてきた。 長い間、死について考えてきた。 答えはまだ出ない。 死にたい日もあれば、生きたい日もある。 生きたい日があるのならば、もう少し生きてみる。 死にたい日は死にたいままにしておく。 死について、多く考えてきた。 答えはまだない。
雪が解けて、歩きやすくなった。 雪が解けて、呼吸がしやすくなった。 僕の人生の雪解けはまだらしい。 難しく考えるな、と云われた。 難しいことを云う人だと、思った。 雪が解けて、雨が降った。 雨曝しの僕は文章を書いた。
僕には友達がいない。長い間いない。作り方も忘れてしまった。 寂しい。 誰かと共有できる友達が欲しい。 僕には友達がいない。世界に取り残された感覚。 友達が欲しい。
車内で化粧をしている、彼女の無防備さにドキドキしなから、僕は座席が空かないか待っている。 世の中は無防備だ。僕の範囲内では。
きっと、積み重ねなんだ。 良いこと、悪いこと。 悪いことはすぐに、重なるけど。 良いことはあまり重ならないし見つからない。 悪いことと同じぐらい良いことを見つける。 難しいけど。 バランスが取れたとき、幸福はやってくる。 良いことを見つけるように、努める。 今日も悪いことがあった1日だった。 良いことは? 見つからない。
僕は生きたいのか? 僕は死にたいのか? 分からない。 ただ、生きている。 目的もなく。 生きたいのなら、もっと楽観するべきだ。 死にたいのなら、もっと悲観するべきだ。 薄汚れた顔で、悩んでいる。 どっちだろう。 良いことなどない世界。 悪いことばかりの世界。 今日も詩を書く。 それが、承認欲求で生存欲求。
今の気持ちをオノマトペにするなら、ぐるぐる。 生と死がぐるぐる。 楽しいとは何だろう。もう忘れてしまった。 辛いなら分かる。 それはとっても、辛いこと。 ぐるぐる。 思考は廻る。 ぐるぐる。 私は生きている。辛いけど。 いつしか、友達もいなくなってしまった。 いつも、一人。 何故、こんなに辛くなった?何をした?僕は何をした?神様など居ないのか?祈っても叶った、ためしがない。何をした? ぐるぐる。ぐるぐる。
辛いんです。 心をぎゅーっと掴まえる感覚。 人と話すのも辛い。 いつも馬鹿にされている感覚。 詩ではないけれど、詩と云わせてください。 もう、母親の言葉に苛立ってしまう。 もう、自分が嫌になる。 助かり方が分からない。
生は嫌でも続いていく。 死はその人の中で続いていく。 30代の自殺志願、続いていく。 少年少女の自殺志願。 嫌なら生を続けるべきか。いつか良いことがあると。 言葉はいつも身勝手。 救ったり殺したり。 僕は今でも生きている。 何かあると信じて。 ほら、こうしている間にも救われている。
死んでしまいたい、と簡単に思うように生きたい、と簡単に思いたい。簡単に。 将来が怖くてたまらない。どうなってしまうのか。どうするのか。 下手くそな詩。貴方に届いて欲しい。その為に生きていると思っている。 それでいいのか?分からない。
好きだった歌が嫌いになる時がある。 好きだった詩が嫌いになる時がある。 きっと、卒業出来たのだと思う。 きっと。 嫌いだった歌が好きになる時がある。 嫌いだった詩が好きになる時がある。 きっと、留年したのだと思う。
幸せって、何だろうね?少女が言った。答えられなかった。僕も探しているから。幸せって、何だろう?分からないね。 分かったら僕は死んでしまう気がした。そんなものだよ、きっと。 幸せって何だろう?彼なりの答えを書いた、そんな詩人がいた。彼はその詩を書いて死んでしまった。 生きているそれだけでいいや。今は。
死ぬ理由をいくつか探して、生きる理由をいくつか見つけた。生は偉大だよ。それだけでいい。 分かりきった希死念慮を今日も抱えている。何を書いているんだ僕は。忘れてくれ。意味などないから。 寂しがり屋が今日も泣いている。大丈夫、明日はいい日だよ。きっと。 涙の訳は聴かない。どうすることも出来ないから。 最後に生きてくれ。理由は何でもいいから。
認知機能に問題があるそうだ。 そう言われて、少し安心した。 障害に名前が付くと安心する。 得体のしれないものでは、無くなるから。 僕は障害者。 隠すこともない。障害者。 いいさ、受けてたつよ。 強さも弱さも受けてたつよ。