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本の感想/ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集

はじめに


今後は読んだ本の感想・所感を自分の言葉で書き残しておこうと思う。
雑文だが、それもまた一興。読書感想文なんて、小学生以来かもしれない。
インプットよりもアウトプットに注力した方が、記憶に定着しやすいことは既にこれまでの経験上実感している。

こんな本

・筆者の石角 完爾(いしずみ かんじ)は京都大学法学部を首席で卒業後、国際弁護士として活躍したスーパーエリート。
・そして齢五十を過ぎて、ユダヤ教に改宗(他宗教からの改宗は、四年間の修行も必要となる厳しいものらしい)。晴れて日系ユダヤ人となる。
・それから、ユダヤの教えを引用しながら「ユダヤ人>>>日本人」という方程式を証明すべく、日本の文化や慣習・教育体制等に対する批判を、忖度ないストレートな言葉で炸裂させていく…(笑)

・こんなに日本に批判的で大丈夫か?と少し心配になりそうになるが、著者はもはやユダヤ人で、スウェーデン在住とのことなので刺される心配もないのだろう。その為、気持ちのこもった強い言葉が聞こえてくる様な気がして、逆に読んでいて清々しい気分になる。

・恐らく非常に昔の人で、トラディショナルで懲り固まった頭の匂いがプンプンとする為、Z世代ウケは悪そうな気がして心配だ(笑)
・逆に「ユダヤ>日本」という明確なポジショントークを繰り広げてくれるので、あまり最近は見ない様な語り口で良いかと思う。普通にテレビで放送したら炎上もの(笑)
・その点は面白半分に読みながら、大事だなと思う部分だけインプットするのが良いと思料。

・ユダヤ人が大事にしている「タルムード」には時代を問わず普遍的な知恵が記されているのは疑いの余地がない為、そのウィットに富む具体例を楽しみながら、人生における大事なことを学びとっていくのが良いかと思う。

こんな人にオススメ?

・ユダヤ教が気になっている
・本当の金持ちマインドをインストールしたい
・人生において大切なものを明確にしたい
・日本の伝統的な文化や慣習が嫌いだ

上記に当てはまる君は是非とも手にとって読んでみて欲しい。

所感

・ユダヤ教に興味を持ったし、実際に世の中のスーパーエリートと称される著名人の多くがユダヤ人という実績や裏付けもある。
・その要因は考え方や行動規範にあると推察されるが、その最たる基となっているのが、この「タルムード」ということ。であればその成功哲学は全てこの「タルムード」に含まれている。というのが筆者の考えだ。

日本には日本の良さが有り、ユダヤにはユダヤの良さがある。と私は考えている。良いところを取り入れていくハイブリットな価値観を持ち合わせた人こそ、真のグローバルマインドを持った人材なのではないかと思料する。

優劣はなく、これは好みの問題だと考える。
因みに私は個人的にアメリカの文化や慣習が日本よりも好きだ。もちろん日本も大好きだ。

価値観を解放する為に、貴方を抑えつけているその楔を壊すことは必要だ。
最も簡単な手段の一つとして、自分の知らない海外の世界に出ていくこと。
これは何歳になっても大事なことで、世界を全て知ることなど一生をかけても極めて困難であり、それほど世界は広いことを知る。

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