レインボーデニム育成記1

10/6 1日目
デニムを履く、育てていくことの違い

デニムを履いた。腰回りが少しきつい。特にボタンフライを締めるとき、生地が硬く感じる。店員さんによると、これから身体に合わせて柔らかく伸びていくとのこと。色落ちも楽しみだが、フィット感も楽しみだ。

デニムを履いて、デニムを吊るす用のハンガーを購入しに自転車を漕いでいたときの話だ。
ふと、どうやってデニムを育てればいいのだろうと思った。インターネッツ諸先輩方は、仕事が休みの日に履いて育てていると聞く。まぁそうだろうな。中年だし。
来年から新卒として見られる僕は、諸先輩方と比べて有意義に使うべき、愛すべき時間がある。通学やバイト、日課のマラソンと、デニムを履こうと思えばいつでも履ける環境だ。毎日履いていれば色落ちも早まるだろう。

いや、日課のマラソン?
そう、違和感はここだ。それロマン無くない?
元々、デニムとは労働者の作業着である。丈夫で、長く履けるデニムは19世紀から現代まで愛されている。無論、Levi’s505は、ワークウェアではなくカジュアルウェアとして作られてたもので、ワークウェアとしては死んでいるかもしれない。しかし、死んでいないかもしれない。結論を急げば好きに履けば良いのだが、好きに履くために目指すべき指針を合わせることは何事においても重要だ。こんな私のことだ。私を濾過器に掛ければ、一目散で下に溜まることだろう。

閑話休題。私はこのデニムに対して、愛を持って育てたい。それはもう、パパンに初めて買ってもらったポケモンダイヤモンドの御三家、ヒコザルのように。色落ちなど二の次、私はしっかりと愛を持って育てたいのだ。がくしゅうそうちやきょうせいギプス、ましてやタウリンなどで薬漬けにしたくないのだ。
愛のある育て方、それはつまり、普通に履くことだ。しかし、運動のときには履かない。何故なら、スポーツウェアを持っているからだ。

と、履くべきときに履こうと決めた僕だが、デニムを育てるにあたって一つやりたいことがある。糊付けである。

薬漬けじゃねぇか!!!と思ったかもしれない。しかし、やってみたいのだ。糊付けすると、ヒゲや蜂の巣などのアタリがくっきりと出るのだ。
勿論デメリットもある。バリッバリに硬くなり、履き心地が悪くなる。バリバリバリバリバリバリバーン。

見た目をとるか、履き心地をとるか、諸先輩方は選択してこられたのだ。
しかし、452-rainbowには特徴がある。生地がとても柔らかいのだ。Levi’s501やEDWIN、ユニクロと比べても、雲泥に履き心地が良い。そりゃ糊付けしたくないよね。でも、糊付けっていうものにも興味がある。
私が出した結論はこうだ。
Levi’s502プレミアムを糊付けする。
いつかやろう。色落ちする前に。


Levi’s502プレミアム
ブックオフで¥4,000した
状態も良く、色もかなり残ってる
お気に入りのデニム

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