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これは強制的に休暇をとりにいくサク旅

あ、つぶれる。

頭から血の引いていく感覚があった。
読めていなかった本を2冊持って、荷物少なで電車に乗った。


薄々気付いていたけれど、移住を機にフリーランスになってから、朝も昼も夜も仕事をしている。ある夜、工程表を作成して先方に送った夢を見て、現実と夢の境がわからなくなっていることに恐怖した。だって、超リアルだったのだ。本当に近々やんなきゃいけないことだったし、もし一瞬でも「はて?」と思わなかったら、私の中で完了したタスクとなってしまっていたところだった。まさか「夢で送ったんですが……」なんて言えない。そんなことをしたら社会的に死ぬ。


仕事は大好きだ。やりたかった仕事から派生していろんな世界が見えるのはものすごく刺激的だし、もうなんてったって単純に楽しい。そもそも高校生の頃から働くことが好きだったから、さらに今好きなようにできているなんて夢のようで泣けてくる(学生時代はいろいろあった)


ただ、いかんせんリソースが足りない。疲れて「マリオになりたい…」と呟いたこともある。あいつ3機くらいいるし、ルイージいるし。


ChatWork3企業、Slack4企業。地元の仕事はMessengerだし、メールでもLINEでもSNSのDMでも連絡をとるので、見えないなにかでものすごく絡み合っている感覚がある。企業勤めの頃はこう見えてマルチタスクで力を発揮していたところもあったのに、ひとりになった途端、切れ味が落ちた気がする。それまでできたことができなくなるのってしんどくないですか。


そんなこんなで、たまに半日だけスマホの電源を切ったりして、半強制的に落ち着ける時間を作ってみた。それで連絡の量が減るわけじゃないので感覚値だけど、いっとき集中力がブーストするので「これはイイ…!」って乱用していたら、なんだかそれも効かなくなってきた。


そこで、冒頭に戻る。


ちょっとした小旅行に、自分を甘やかしに行ってきます。
まだ13時前なのに恐縮ですが、今日の仕事を終了します。

一緒に飲みましょう。