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Emo、ドリームポップを原点とするバンド。そして時代に敏感に、音楽的挑戦を止める事なく柔軟に変化してきたバンド。「この最新バンドがすごい!」 vol. 158(2024.3.4)Bearwear、Antiage



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Bearwear

東京の2人組バンド。彼らはあくまでもEmo、ドリームポップを原点とするオルタナティブ・ロックバンド。
だけど、それでいて時代に敏感に、音楽的に非常に柔軟に変化してきたところに彼らの凄さがあります。

主催イベントでもトラックメイカーを積極的に招聘するなど、オルタナティブ・ロックバンドという芯はそのままに、サウンドも活動も極めて自由を感じさせる。そんなバンド。

最近、2ndアルバムがリリースされました。



前作でも見られたエレクトロ、アンビエントとの融合はさらに進行。
ピックアップしたいのは「afraid to know」、「shibuya」、「BEATING UP MYSELF」あたりの楽曲です。

明らかに美メロのEmoを正統に踏襲しながらも、
現代的な打ち込みのビートと質感を持つ。
これこそ彼らにしか出来ないBearwearスタイルで、ここまでの彼らの完成形だと思います。そこに感動しました。



ロックバンドでありながら、そしてそれをしっかりと感じさせながら、
イベントに招聘していたUztamaさんのほか、Cwondoくん、 safmusicさん、SATOHといった、トラックメイカーや非バンドとの共鳴を感じさせる個性的な存在です。

https://youtu.be/9qBIDtiNKmU?si=X7g-QYsvkbD6uK8U



ちなみに時代を遡れば、Postal Serviceにも思いを馳せることも出来るようなサウンドだとも思いました。
そこもEmo繋がりということで勝手にぐっときています。笑





Antiage

越谷発のバンドで、おそらく彼らの最大の武器はその歌声でしょう。
しっかり心に届く熱量、そして哀愁、繊細さを併せ持つ実力派ボーカルです。

音楽性はオルタナ、エモ、シューゲイズなどを、彼らオリジナルのバランスで混合したような次世代型ギターロック!



「setsuri」や「White」ではインディーロックやシューゲイザー寄りの幻想的なサウンド、
「Bluemoon」では明確に90sエモの影響を反映。
様々なジャンルを激しく横断する現代的といえるサウンドを持つバンドです。



この声質も影響してると思うんですが、全体的に幻想的でひんやりとした空気感なのも特徴。
オルタナシーンを中心に活躍しながらも、Galileo Galileiを思い浮かべるような繊細な雰囲気も持っていて、そこも彼らの個性だと思いました。
LOST IN TIMEのような00年代ギターロックを継承しているような気もする。いろんな聴き方ができる深みを持ったバンドです。








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