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僕が出会ったへんてこなバンド、バレーボウイズ

真偽の程は定かではないが、過去に幾つか「バレーボウイズ伝説」というのを聞いたことがある。
「ディアフーフの来日公演でその日出演してもいないバレーボウイズのメンバーたちが最前で終始爆上がりしていた」とか、
「初めての東京でのライブの時に「ゲストで」50人呼んだ」とか、そんな話。

僕が出会ったへんてこなバンド、バレーボウイズ。

数年前。201X年に突然僕の目の前に現れたバレーボウイズ。
その第一印象は、奇妙キテレツ説明不能。
そして謎は謎のまま彼らの名前は急速に世間に広がっていった。
活動当初の彼らのライブを目撃した人は「パンクバンド」と形容する人も少なくなかった。それくらい荒々しくて、うるさかったのだ。

そもそも、どうしてボーカルが3人、ギターが3人も居るんだ?
彼らの初期のライブはだいたい毎ライブ、ギターがハウリングしっぱなし。
ボーカル流星は首元だるんだるんのTシャツにアディダスのジャージ姿で目ん玉をひん剥いて、マイクにかじりつくように歌う。
そんなの初めて見た人はトラウマものじゃないか。

サビではメンバー全員が顔を真っ赤にして、泣きそうな顔で合唱、もといシンガロングしている。
なんだ、この曲は?素晴らしいじゃないか?
音楽の教科書の合唱曲に載っていそうな、懐かしい気持ちになる美しいメロディー。
そうか!すごく良い曲だし、カバーなのかな?
でも教科書には載っていないな。。
オリジナル曲なのか!
え?全員バンド活動未経験だって?
え?東京のオーディションでグランプリ獲ったって?
え?フジロック出演したって???

バレーボウイズは瞬く間に次々とサーブを決めていく。
そして今夏も全国大会出場決定。
早くも2枚目の全国流通盤を出すってよ!
まだまだバレーボウイズ伝説は増えていく。



以上はバレーボウイズの「夏休み'18 猛暑」の発売時に寄せたコメントに加筆修正を加えたものです。


バレーボウイズは、夏休みの猛暑の太陽のようにギラギラとしていた。
そして、それは一瞬の輝きだった。
非常に人間らしく、わがままに、短い活動を終えた。
バレーボウイズは最後までへんてこなバンドだった。

バレーボウイズ、本当にありがとう。
出会ってからずっとワクワクさせてくれました。
高円寺でのサーキット開催もバレーボウイズの存在がきっかけだった。

バレーボウイズが居なかったら今のホリデーは無いです。
ありがとうございました。





※写真撮影 秋光亜実 写真は2019年末に撮られたもの。


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