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わたしをほめて

”あなたの膝の裏なら、僕、永遠に舐め続けられる”

と、初対面の年下の男の子に言われて嬉しく思う女はどれくらいいるのかしら

しかも、かなりのイケメンに。


私が今まで言われた口説き文句、ならびに初対面の衝撃の中でも

これはトップクラス

けっこー本気だったのよ、彼。
膝の裏にね。


人をほめるときに大事なことは2つ

1.心から思っていることを

2.顔の美しさに囚われすぎない

私の主観だけどね


顔の美しさというのは、諸刃の剣で

言われて嬉しいけれども、同時に少し悲しい。


心に残るのは内面だったり、他の人じゃなかなか気づけないところで

すれ違っただけの人でも気づく、目の大きさや鼻のバランスは

あぁ、うん。まぁ。ありがとう。どうもってかんじ。

わがままかしら?


私のままは、ディヴィットボウイが"She got a turned up nose"と歌ったことで

私たちの豚鼻をとても誇らしげに、チャーミングに思っていたけど

それは、ディヴィットボウイが偉大すぎるということと、そんな彼がTurned upであることを観察して、歌にまでした過程でチャラだ


膝の裏が好きなイケメンは、
心から膝の裏を舐めたそうだったし
決して、誰もが言えるありきたりな褒め言葉を言ったのではなかった。
だから、響いた。
ただし、イケメン。
ありがとう、とだけ言ってあとは遠慮させてもらった。
とっても、心に残る言葉でした。


誰かの気を引きたい時は、少し変わったほめ言葉を。

瞬きの仕方が色っぽい

人の話を聞いている時の声が好き

膝の裏が本当にツルツル

鎖骨の三角地帯をサワサワしたい

怒った顔が好き


ただ単に私、変態に褒められるのが好きなだけかも

最近骨のある変態になかなか会わないのよね、さみし。

ちなみに今日のタイトルは、なんとなくカズオイシグロ風





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