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ホリスティック妊活とは「プレコンセプション」

こんにちは(^^)
埼玉県三郷市の産婦人科で27年間 管理栄養士をしている松本桃代です。
こちらを訪れてくれたあなたの妊活に役立てることができたら幸いです。

突然ですが、実はわたしは「妊活」という言葉が好きじゃありません。
便利ではありますが…
メルヘン感がないですよね(。´・ω・)?

「理屈的にこのタイミングでこうしたら、ああなるものでしょ?
なかなか結果が得られないのはどこかに原因があって、それを排除(または促進)するよう改善して……」
というのがいわゆる「妊活」と言うイメージが私の中にあるのですよ。

お空のどこかで赤ちゃんはわたしがママになるベストなタイミングを待っている、
くらいの方が気楽ですよね?


さらに「妊活」なんて生易しいものじゃなくて「高度不妊治療」まで進んでくると日々焦りが出てくると思います( ;∀;)

だからどうしても授かりたいあなたは、何かを変えていく必要があります
今のままじゃ、今のまま だからです。
それどころか日々年は重ねていくので、状況はどんどん見えにくくなってきます(-"-)


どんなことを変えてみるのか…

 ✔ 行動を変えてみる
 ✔ 考えを変えてみる
 ✔ 食べ物を変えてみる
 ✔ パートナーとの向き合い方を変えてみる
 ✔ 本当の望みと向き合う
 ✔ 我慢をやめてみる

もちろん、治療のステージをワンステップ上げる、というのも方法の一つです。

でも さっくりと書きましたが、ココに書かれているようなことを実践することだって あなたにすぐにできること
しかも大きなお金をかけずにすぐにできることです。

わたしが挙げた変えてみることはあなたの「心」と「身体」に向き合うことにつながります。
「心」と「身体」言わばあなた自身しっかりと向き合うと、焦燥感や孤独感、悲愴といった気持ちにゆるみが出て、緊張が解けると妊娠に向けてよりよいコンディションになります。
そんな妊活を「ホリスティック妊活」と呼んでいます。


「心」と「身体」についてもう少し具体的に考えてみます。


★「心」について

「心」に向き合うのは、大変な勇気がいります。
自分の本当の気持ちを殺して周囲に合わせるのが得意になっているわたしたちには、とても難しいです。
 親、パートナーとの意見があわずイライラする
 パートナーが妊活に協力的ではない
 親や職場の無理解に傷つく
 赤ちゃん連れの人を見ると悲しくなる などなど。
本音の部分では、どう感じているのか、どうしたいのか、どんな人生を歩きたいのか…、と
丁寧に自分自身と向き合える勇気を出し、傷ついた心はそれを自分自身で癒す技を身につけられるようになると、ひとを妬まずに済みますね。
妬むどころか本当は、誰もがいつも笑って過ごしていたいものです。
そこを邪魔する思考をひとつずつクリアにしていきましょう。

マインドが整うと、妊娠率が上がることがわかっています。
もしもあなたの身体に弱点があったとしても、それをカバーできる可能性だって出てきますね(*^^*)


★「身体」について

「身体」が赤ちゃんを宿してくれるのに、その身体を大切にできていない人がとても多いです。
 睡眠不足を感じているのに、つい夜更かしする
 外食や中食、加工食品ばっかりで生鮮食品が少ない
 仕事と治療が忙しく自分の時間がとれない
 趣味がない
 便秘している
 吹き出物が出やすい
 爪の色が悪く、薄い
 いつも疲れている感じがする
 朝はパンだけ、シリアルだけ
……こんなことに思い当たりませんか?

妊娠は身体にとてもストレスがかかるものです。
栄養不足、肥満、貧血、低血糖症などがベースにあると、もしも妊娠したとしても、あなたの妊娠期が辛いものになりやすいし、赤ちゃんの健やかな成長を阻害してしまう可能性があります。
「ベストなタイミング」とはそうした身体の状態の改善を意味するかもしれません。
だから身体をうんと大切に過ごす習慣をつけてほしいです。
育児期はもっと体力が必要になりますしね!


おそらく誰でも、「心」と「身体」のホリスティックな妊活に取り組んだ方が楽になると考えられます。「心」と「身体」が整えば「ベストなタイミング」にショートカットされると気付いたからです。
そして、それこそが今よく言われる「プレコンセプション」なのです。


逆の見方をしておくと、簡単に妊娠しちゃう人が「心」と「身体」にちゃんと向き合っているわけじゃないです。向き合ってない人の方が多いでしょう。
でも自分の「心」に向き合わずに育児していれば「イライラ育児」は免れないかも(゚д゚)!
自分の「身体」に向き合わなければ、産後うつや産後肥満、緊急帝王切開などいろいろなリスクが高まるかも。そして栄養不足から「イライラ育児」も引き起こしやすいです。

「幸せな育児」こそがあなたの目的のハズなのです。(妊娠をゴールにしないでね)
せっかく授かってもイライラしていたり、身体や心が辛かったり、人と比較しては落ち込む習慣から抜けられなかったら、ちっとも「幸せな育児」にならないですよね?
せっかく「すぐに妊娠しなかった」のなら、このこと(ホリスティック妊活≒プレコンセプション)に向き合って「幸せな育児」をしてほしいです!


治療とは、医療者に委ねることではなく、患者自らが癒すことから始まるとわたしは考えています。
傷を放置しても知らぬ間に直っているように、
どれだけ治療しても授かれなかった女性が治療をやめた途端妊娠するように、
あなたとパートナー自身にその力は備わっていると信じているからです。
『その力=身体の力』を信じること、そして信じられる力がますます確かなものになる為に「心」と「身体」を大切にすごして妊活期、妊娠期を乗り越えてほしいと願っています。


「心」と「身体」のケアのことは、このnoteにヒントになればいいな~とたくさん書いています。
ぜひぜひお読みください。あなたの幸せの一助になれたら嬉しいです。

これを機に、栄養に興味が出て相談を希望される方は、あなたの通う婦人科の医師やナースに聞いてみましょう♪


『心のこと』『ホリスティックな食のこと』などいわゆるホリスティック妊活についてのご相談をご希望の場合は、わたしが時折募集している個人セッションをお受けくださいね。



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