ロンドン、東京、ニューヨーク、オランダそれぞれ住んで思うこと。(ロンドン編)海外生活初日の出来事

自己紹介


私はロンドン東京、ニューヨークそれぞれの都市で4年づつ住み仕事をし暮らしていました。
職業は美容師で、時には撮影や、ファッションショー、日本では芸能人の方や映画でもお仕事させていただきました。
現在はオランダで美容室を開業するためにオランダ系の美容室に勤めています。より多くの人に自分の存在を知っていただきたいので出張カットなどもこれからやっていこうと思っています。

海外へ行くきっかけ

さて本題に戻りますが、同じ職業でも場所が変わるだけでだいぶ環境が違いました。
私が初めて海外暮らしを始めたのは22歳の時、通信制の美容師免許を取得した後すぐに渡英しました。

18歳の卒業した月から美容師として活動していたので経験は浅いながらも既にヘアスタイリストではありました。

渡英した理由はとにかく美容師という職業を極めたかった。『私の名前=美容師。ぐらい有名になりたい』と日本で勤めていた地元の美容室のミーティングで言った時鼻で笑われてしまったことを今でも覚えています。

それまで海外に行ったことは一度もなかったし、英語も全く喋れませんでした。なぜそれなのに行けてしまったかというと、考えるより先に体が勝手に動いてしまったという感じでした。

とにかく一番の美容師になりたい。
その思いだけでした。
今日本一の美容師はどうやってそこまで辿り着いたのか?
それを辿っていくと当時(2010年あたり)は有名な美容師さんたちの多くの人がイギリスのVIDAL SASSOONというアカデミーを卒業されてる方々でした。

それなら私もと思い、それまで貯めていた貯金と祖母から軍資金をいただき貯金も無しに渡英しました。

初めての海外生活初日

イギリスに着いた初日は飛行場からそのままロンドン最大のヘアショー、オルタナティブヘアショーを見にいきました。
モデルさんも皆外人で(当たり前なのですが)とても派手な演出や凝ったヘアスタイルに驚きました。

ヘアショーが終わったのが夜の10時ごろそこからそれぞれ帰路に向かうのですが、駅まで向かうと事前に調べていた電車が止まっている。
どうやらバスしかやっていない状況でした。

当時はスマートフォンもなく空港からそのまま来たので携帯電話も持ち合わせておらず。
あるのはホームステイ先の住所だけ。。
なんとかバスには乗れたのですが、酔っ払いは乗ってくるしそのお客が無賃乗車でさらに支払うことができないので、警察に捕まりバスは立ち往生。
ようやく動き出したバスを勘で降りて、もうその時は夜の1時を回っていました。

バス停にあるだいたいの地図を見てあとは通りの道の看板を見て滞在先を探すことにしました。
途中で若者がたむろしてるところを見つけると道を変えフラフラしていると、そこに一台の車がやってきた私を照らしました。
中からお巡りさんが出てきて何やら私に質問してきます。
しかし何を言ってるのか全く理解ができません、そうこうしていると車に乗れと言われ後部座席に乗せられ自分は捕まってしまったのか、どこに連れて行かれるんだと困惑していました。
完全にコミュニケーションが取れなかったのでホームステイ先の住所を見せて拙い英語でここにいきたいと伝えました。
しっかり伝わったのか警察官は無事、私をホームステイ先まで送り届けてくれました。
家に着いたのが深夜の二時、滞在先のホストにも心配させてしまって大変申し訳なかったです。

後日何で警察が送り届けてくれたのかとわかったのですが私がどうやら未成年に見えたらしく深夜にフラフラしているから危ないと思い送り届けてくれたようでした。
こうして初日から警察のお世話になり私の海外生活が始まったのでした。

ここまで読んでいただけた方どうもありがとうございました。
また時間のある時に私の海外生活を綴っていけたらと思います。
つづく

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