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レトロ&ノスタルジーでメニュー飲み【サウナリーマン日記第83話】

なんでも口実があると
動きやすい。

いつか行きたいと思っていた
サウナ。
日帰りで行こうと思えば行けるけど、
少し遠い。
たまたま幕張で出張が入る。
同じく日帰りでいくのはしんどい距離。

よし、ここは泊まっていこう。
結局行動を起こすきっかけが
欲しいだけで、その中身は
どうでもいいのかも知れない。

何年ぶりかの船橋駅。
歓楽街の真ん中にある感じ。
見た目から歴史を感じる。

ロッカーはかなり年季が入っていて、
上の棚の荷物は、
「いつから置いてあるんだろう」と
思ってしまうものもチラホラ見られる。

まずはサウナに入ろう。
身体を清めてから、オレンジマットで
敷き詰められたサウナ室へ。

公式ホームページより引用

うーん、素晴らしい。
たまたま貸し切り状態になったのもラッキー。
定番のデザインの作りがいい。
20年前も30年前もきっと
テレビに映っている風景以外は
何も変わっていないのではないだろうか。

ウォーターサーバーが
サウナ室の前にあってとてもありがたい。

水風呂はコンパクトな低音タイプ。
後ろで総武線の通過音を聞きながら、
目を閉じる。
なんて贅沢な時間なんだ。

サウナ施設の宿泊の
最大の醍醐味。
それは、ととのった勢いのまま
サウナ飯をいただけること
だ。
施設内のレストランのクオリティー
がよければなお最高である。

「サウナを愛でたい」という
BS朝日の番組がある。

そこで絶賛出演中の
濡れ頭巾ちゃんが言っていた
「メニュー飲み」
これは、実際につまみをとらなくても、
メニューのラインナップを肴に
酒が飲めるというもの。

なるほど、確かにそうだ。
見てるだけでワクワクして
ビールがいただける。

値段も割とリーズナブル。
晩酌セットでビールをいただき、
さらにホッピーも追加。
すっかり1人で上機嫌である。

日本一美味いラーメンを出す
サウナを目指しています。
そんなことをメニューに
書かれたら、頼まざるを得ない
ではないか。

散々迷ったあげく、
特選醤油ラーメンをチョイス。

味玉が入っているところに
本気を感じるぜ。
うん、サウナ後ということを
差し引いてもこれは何度でも
いただきたいラーメンだ。
大盛りにすれば良かったと後悔するほど
美味しかった。

宿泊のときは
そして帰ることを考えなくて
いいのでほんとに楽である。

明日の仕事のことは
すっかり忘れて眠りに
つくことができる。

ひとつの施設をとことん
楽しむっていいね。

ありがとう。

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