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サラリーマンの自責と他責の間で

「そんなにおれが悪いのか」

不可抗力な現象や
予期せぬアクシデントによって
もたらされる責任の矢が
突然飛んでくることがある。

サラリーマンとしてそれなりの
大きな組織の中で
当たり前のようにある風景。
理不尽な扱いに苦労して
傷ついている同志たちは
少なくないだろう。

誰のせいでもない。
犯人探しがしたいわけでもない。
責任を取りたくない奴が
器用に立ち振る舞って
生き残る世界だ。

ただやり場のない気持ちを
どこにぶつければいいのだろう。
そのやり場がギャンブルになったり、
アルコールになったり、
趣味の世界になったり、
そこでなんとか生き繋いでいる人も
きっといるだろう。
反応しないでスルーすることも
大事だが、なかなか難しいこともある。


自責思考は善なのか

他人は簡単には変えられないけど、
自分は変えられる。
自分が変われば、他人に
なんらかの影響を与えるから
そこから周りの世界が変わる。

書店のコーナーでは
自己啓発本のコーナーに
毎年同じようなことが
書かれている本が平積みされている。
私も実際に読んでみて勉強に
なった部分もある。
一部紹介する。

もちろん当てはまることが
多いから、これだけ同じような
本が出回るわけでうなづける。

しかしながらここで
ひとつの疑問が生じる。

自分が変わらなきゃ。
他人を変えることはできないのだから。

そこを敷き詰めて考えると、
苦しい未来が待っている人も
少なくないのではないだろうか。

自責思考の果てにたくさん
苦しんで考えこんで答えを
出して成長する。
そんなプロセスの未来が
待っているとは必ずしも
限らないのではないだろうか。

他人のことは考えずに
自分に対してとことん向き合う事が
成長の機会となることは否定しない。
ただ100%それが「善」とは
言い難いものを組織にもまれて
生きてきたサラリーマンとしては
感じるものがある。

世の中にはサッカーゴールを持たないやつがいる

中学生の体育の時間のこと。
先生の指示でサッカーゴールを
数十メートル運ぶことになった。

中学生といえば15人ぐらいで分担して
傾けて運ぶことになった。

「いっせーのーせ」
全員の力でなんとか運び出せた。
ただその中で涼しい顔をして
明らかに力を入れていない2人の
人間に世間を渡る狡賢さを
当時自称純粋なほーりー少年は
垣間見たのだ。

彼らはきっとその場で何となく
めんどくさくなってやる気を
出さなかっただけなのかも
しれない。

大人になって、その現象には
答えが出ていることを知ったのだ。

社会的手抜きをする奴は
どこの世界にもいる

集団で何らかの課題に取り組もうとした
とする。
そのメンバーの中に「他のメンバーが(作業を)やっているから、自分は適当にやっていても大丈夫だろう」あるいは、「誰かがやってくれるだろう」といった心理が働いて、
力を抜いてしまう現象のことを
「社会的手抜き」というらしい。

その結果、作業効率が低下する、
あるいは期待通りの成果が得られない
といった事態を招くことになる
という。

それなりの大きな組織にいると、
これをかなりさりげなく狡猾に
実行している人は多い。

ある程度のレベルに達している人には
この手のタイプはすぐわかるのだが、
それなりに「見せ方」がうまいので
たちが悪い。

真面目な人ほどこんな人たちに
知らず知らずのうちに
追い込まれていってしまうのでは
ないだろうか。

自分の世界が全てではない

社会的手抜きをする
人物だけでなく、立ち振る舞いの
うまい人はどこの組織にも
一定数いるものである。

それを自分なりの正義感とやらで
いなしめるのか、はたまた
「そんな人もいるよね」でスルー
してしまうのか。

その対処方法には、その人の
性格・キャラクターが
出るものである。

ただ1番に考えてほしいのは
自分自身の心身を大事にすること

うまく立ち振る舞う人々に
我々凡人サラリーマンは
右往左往してはならない。

毅然とした態度でダメージを
負わないようにして対応する
必要がある。
いっそのこと、戦わないで
死んだフリの作戦も捨てたもんではない。

あなたが抱えている
トラブルで悩んでいる人は
世の中にはごまんといる。

すこし肩の力を抜いて周りを
見渡せしてみれば少し
見えてくるものがあるはずだ。

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