ふぐ白子天ぷら

電気料金貸倒率の何が凄いのか

こんにちは。猫じゃない方です。今日はふぐの白子の天ぷらを食べました。自分が生まれたのはこれを食べるためだったのかもしれません。昨日食べたのはタラの白子の天ぷらでした。

突然ですが、以前集計してグラフ化したもののお蔵入りしていたのを一つ紹介します。

電力会社別の電気料金貸倒率のデータ(2006~2015年度の平均)です。各社の各年度の有価証券報告書を元に作成しました。

電気料金貸倒率というのは、請求したのに払ってもらえなかった電気利用料金の比率です。(※電気料貸倒損÷料金収入で算出)

この0.1%を下回る水準って言うのは、たぶんメガバンクの住宅ローン貸倒率より低い水準です。地銀の住宅ローン担当者が見たら悶絶して羨ましがるくらいのレベル。まさに桁違い。

料金未払いで電気を止められると自分が困るわけで、他の支払いよりも優先して支払われるのは当然なのですが、それにしてもスゴい。金貸し目線で見ると、本当にスゴすぎです。というか、羨ましい。

個別に見ていくと、生真面目な人が多そうな北陸で貸倒率が相対的に低いのは「まぁそうだよね」という印象ですよね。ぼくも北陸出身です。

そして、九州が低いのはやや意外感あります(個人の印象です)が、やはり目立つのは沖縄と北海道の高さでしょう。特に北海道が高いのは見ての通りです。

電気料金の貸倒れは、契約者への連絡がまったく取れない場合のほか、利用者が利用料金を払わないまま管区外に引っ越す等することで、料金回収に必要なコストが回収しようとする未払い料金よりも高くなった場合に発生すると考えられます。

100円をもらうために交通費1000円かけて受取りに行く奇特な人はあまりいないと思いますが、そういうことですね。

北海道で貸倒率が高いというのは、おそらくそういう、回収するのに必要な費用が料金以上にかさむケースが多いということなのかなと推測しています。

北海道はでっかいどう。

あくまでも推測です。念のため。