つわりのつらさを的確に伝える言葉はない!

妊娠⇒出産の過程では、様々な理不尽な誰の責任でもない出来事がたくさん起きる。
私の場合は、まず悪阻の洗礼を受けた。

つわり、ツワリ、悪阻…
現在進行形でツワリで苦しんでいる方、本当につらいよね。
渦中にいる時は何もかもを呪いたいぐらいだし、キラキラマタニティライフなんてクソくらえ!という状態、お察し申し上げる。
毎日必死に生きているだけでエライの!
誰が何と言おうとあなたはエライ!

・身体症状の話

娘1号の時は、大体7週目ぐらいからだるい、何となく気持ち悪いという状態から始まり、
その当時は30分かけて自家用車通勤だったので、なお辛かった。

まず根本的に常時だるくて気持ち悪い。眠い。ご飯食べたくないけど、お腹は空く。匂いをかいで吐き気がというような状態はなかったけど、常時吐き気があり、それがピークに達すると胃に何か入ってるとか入ってないとか関係なく吐かざるを得ない。

つわりのツライところは、体を休ませても大して良くなるわけではないってところ。風邪なんかと違って、休んでもマシではあるが、良くはならない。ただし、疲れるとひどくなる。私も仕事終わりのタイミングで家に帰り着くまでが、個人的には死にそうに具合悪かった。

入院するほどでは全然無かったけど、娘1号の時はすごく辛かった。


・心構え的な話

私の母は3人産んでいるが、ツワリらしいツワリの話はほぼ聞いたことが無かった。
私がお腹にいる時にきらいだったニラが食べられるようになったとか、弟がお腹にいる時にお昼を過ぎると何も食べる気にならなかったとか、そんな他愛もない話を聞いて育った。
そのため、まさか自分に割と普通にツワリが来るなんて、完全に想定外だった。

そのため、自分がツワリになって、吐き気がして具合悪いこと自体に精神的ダメージを受けていた。
何これ…いつ終わるの…、え?検索したら出産するまでずっとツワリだったって書いてる人もいる…マジで? え、何か一般的に15週ぐらいまでって書いてあるけど、全然終わらないのですけど…
結局20週近辺でようやく気持ち悪いという状態が改善され、5か月の戌の日を1か月ぐらい超してからやっと安産祈願にも行け、新居探しも始めたのだった。

つわりがない人も世の中にはいると聞くと非常に理不尽に感じるが、水さえ飲めなくて入院などという人もいるし、私はまだマシな方だと思うが、渦中は非常につらい。

・吐き気への対処方

一つだけ私程度のツワリの人にアドバイスできるとすれば、吐くのはもう仕方ないと思って諦めよう!
そして、自分でのどに指を突っ込んで吐けるようになると、ある程度吐き気をコントロールできる。大学のサークルで飲めないのに飲んでいた時代、自分で吐けるようになっていたのは僥倖だった(笑)
娘2号の時は、夕飯前に「あ、今吐き気来てるから、水飲んで吐いてから夕飯食べよう」というようにコントロール(?)できるようになった。
ちなみにどうしても吐きたいけど、胃が空っぽの時は水を飲んで吐こう。水を飲まないと胃液を吐くことになってしまうため、のどへのダメージが大きい。
そして、吐くときは洗面台で。トイレで吐くと後述するようなトラブルの可能性があります(笑)

・マイナートラブル

こんなことが人生で起こるとは予想もしていなかった妊娠期のマイナートラブル。
梅雨の時期の日曜だった。夫は何かでいなくて、私はもはや日常の1コマとしてトイレで吐いていた。姿勢としては、便器の前にいわゆるヤンキー座りのように足を広げてしゃがみ、吐き気を吐くことで解消すべく奮闘していた。そして何度目かの「オエー」という状態のとき、お尻で「ブチッ」と音がした(ような気がした)。何が起こったのかは分からず、立ち上がろうとした時、お尻に激痛が走った。
痛い!痛い!
座ろうと寝っ転がろうと立って歩こうと痛い!

最近はマタニティ整体とかやってくれる接骨院も増えたが、一人目の妊娠期というのは非常にナーバスであり、女性の先生がいる接骨院を確保していたのは幸いで、そこへ行くまでの車を運転するのももう痛くて…
痛い箇所は、お尻の穴から多分3~4㎝ぐらいの距離の箇所で、先生曰く「オエってした時に、力がかかって筋肉の繊維が一部切れたのね」ということだった…。おそらく、何十回も吐く際にかなり回数で力がかかってて、その負荷が限界に達した模様。吐くときに姿勢によってはそんな場所に力がかかって、筋繊維が切れることもある…。それがツワリ…なんて恐ろしい。


・ツワリ中の伴侶をお持ちの方へ

本当に生きているだけで精一杯です。仕事もしていたら、尚更です。家が汚くてもご飯が出てこなくても、自分が作ったご飯が拒否されても、どうか寛大な気持ちで見守ってください。上のお子さんがいらっしゃる場合は、休日はできるだけ連れ出してあげてください。母親は子供が家にいると、どうしても気が休まりません。
自分ができる家事もしてあげてください。食事は何か買ってくるのでもいいですし、もし余裕があったら掃除とか片付けとかもお願いします。病気ではないですが、かなり生きてるだけでいっぱいいっぱいです。
つわり中に何を食べられるかは本人もよく分かりません。私は仕事帰りに今日食べられそうなものは何かしら…とよくコンビニの中を彷徨ってました。日によっても違うのです…


水飲んでから吐くことぐらいしか、役に立たない記事のような気がするけども、今も苦しんでる人がいるんだよな…と思うと、あなたは今生きてるだけで十分だよって言ってあげたい。どうか夫諸君、そのように妻に伝えてあげて欲しい。間違っても家が汚いとか今日のご飯はないの?とか言ってはいけない。後々間違いなく離婚案件になる。
・ご飯 コンビニだってほか弁だっていいじゃないか!
・掃除 家が汚くても死なない。ルンバを買え!
・洗濯 ドラム式洗濯機を買え!Yシャツはクリーニング屋へ持っていけ!
・食器洗い 食洗機を買え!
・名もなき家事 洗剤は詰め替えろ!風呂場の排水溝を掃除しろ!買い置きをチェックしろ!冷蔵庫を整理しろ!そして靴下は自分で洗濯機へ入れろ!

ということで、これを書いてて気づいたけど、これ赤子が産まれてからも同じだわ。ツワリ中の方は、ツワリが終わったらでもよいから、外注とか便利家電とか、夫の家事に対する考え方の矯正とか、産まれる前に真剣に検討して対策することで、産まれてからの負担を軽減できる可能性が高いという認識を持つことが大事だなあ。

前にも書いたけど、根性論は捨てて、業務的にシステマチックに問題を解決する方法を考えよう。ツールが必要なら費用対効果を検討して、導入を前向きに考えよう。意外に家庭運営にも業務運営のような考え方を導入すると楽になったりする。上手くいかないのは何故なのか、ストレスを感じるのはどこなのか、その解決に必要なのはツールなのか、システムなのか。
それが大事だ。

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