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ちゃんと終わらないと、はじまれない。

企画メシ最終日だった土曜日。その翌日から出張で、アメリカに飛び立った。今、この記事はアメリカのホテルでひとり、書いている。もともとここも言語的には問題なかったはずだし、毎日バタバタしているはずなのに、なんだか心もとない。寂しい。こんなに恋しくなると思わなかった。そんなことを考えている今日から2日前は、半年間に渡る企画メシの最終日だった。

最後の課題:
あなたは、どんな企画をする人になりますか?

最終回では、32人(とスペシャルゲスト2名)が、自分の企画について話す回だった。
本当にどの話も面白くて。
32人がみんな、違う方向を向いて「こんなことを、続ける」
「あんなことにチャンレンジする」という希望にあふれていた。
それぞれ、自分にできることを活かして、誰かのためにできることを考える、という方向の人が多かったように思う。
それと同時に、自分のことを話した時、話しながら、
「こんな視点はなかったかも。」「こういうこと知っておいたほうがいいかも」と鏡を見るかのように気づくことが多かった。

当日部屋には初日のときにとった写真や、今までの講義の様子の写真、
各講師の写真が飾られていたのだけれども、その時と見比べてみて
全員表情の固さがとれていて、半年という時間がいかにあっという間に見えて、
何かを変えたかに気づかされた。

結局やりたいこと、やってみたいことはそんなにこの半年で変わっていない。
それでも、企画メシに参加してよかったなと思うことはたくさんある。

固く、狭く考えていた自分の未来を広げてくれたこと。
相談できる仲間が増えたこと。
今まで知らなかった世界やモノを知ることができたこと。
(バチェラージャパンにはまったという日常ベースな話も含めて)
自分が好きだと思うことに進む勇気をもらったこと。
自分には何ができて、何が苦手なのかがわかってきたこと。
やりたいことや肩書きはいくつあってもいいと、自由になれたこと。

もし、来年の企画メシを誰かに勧めるとしたら、こんなひとに勧めたい。

企画の仕事がしてみたいけれども、一歩踏み出す方法がわからない人。
やりたいことがぼやけていて、将来のヒントがもらいたい人。
今の自分が好きでない人。
半年前の自分が、そうだった。

「ちゃんと終わらないと、はじまれない。」
という阿部さんの言葉とともに、今年の企画メシは終わった。

もう課題も、講義もないけれど、自分で課題をだしながら、
ここで出会ったことや人を大事にしながら、
これからどうしようかマイペースに企画をしようと思う。

この「企画でメシを食っていけるようになるまでノート」シリーズも、
今日が最後。
ずっと読んでくださった方、本当にありがとうございました。
次はどんなシリーズを書こうかな。

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