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今、聴くべきはTOMOO〈前編〉

今年が終わる前に何かやるべき事は残されてないかと振り返った時に一つだけ見つかった。

ポニーキャニオンのにIRORI Recordsというレーベルがあるのだが、昨年メジャーデビューを果たした【TOMOO】というシンガーソングライターをご存知でしょうか?
最近では、同じ事務所に所属しているOfficial髭男dismのボーカル・藤原聡さんが絶賛するアーティストとして名を挙げておられました。

出逢いはコロナ禍より前だったと思う。
僕に色んな音楽を教えた恩人より紹介されたのがTOMOOさんでした。
キャッチーで美しいメロディ、素敵なコード進行(転調技法も含めて)
心にスッと入り込んでる歌声。
情景が見えてくるピアノ。
日常の一部を切り取った歌詞も美しい情景を漂わす歌詞も。ハッとさせるような核心をつくワードセンス。サウンド面でも、ストリングスなどを効果的に使いながら様々なドラムパターンなどアレンジのバリエーションが豊富。
と、何から何までべた褒めなんですが笑

ファンになってから初めてLIVEを先日、拝見させて頂きました。それはそれは凄まじいパフォーマンス、言語化できないパワーでスタンディング中に何度も膝から落ちそうでした笑

とてつもない〈オーラ〉や〈カリスマ性〉とはこういった姿を指す言葉なのだと感じた。特に鍵盤を弾いてる姿、醸し出すオーラは「可愛く」もあり「カッコよく」もある。全部が揃わなきゃ見れない景色が広がっていて、歌声で魅せる表現力と
奏でるピアノ演奏で魅せる表現力のレベルが凄まじい。

たくさんの表情をした曲たちは、言葉が言葉の意味を超えて、音色が鍵盤上の白と黒を超えて
僕らに届いた。色んな感情で揺さぶってくれた最高の夜でした。

身近にいる大好きな猫と大好きな君が重ねて描かれている日常的ポップチューン。
タイトルにもあるGingerは曲中にも出てくるTOMOOさん本人が飼っている茶トラ猫からきている。(茶トラ猫はGinger Catと呼ばれるらしい)ジャケットのアートワークには実際の愛猫が写っていますのでそちらも是非!

ワクワク感満載なメロディ、勝手に身体を揺らしたくなるほどのグルーヴ。
音符に気持ちよく言葉がノっている。
低音域から高音域まで幅広く歌う歌唱力にも目が離せません。努力の賜物、ピアノの演奏に関しても1つの音が鳴る度に情景が目に浮かぶ壮大さを秘めている。

鍵盤を弾きながら歌う女性シンガーソングライターはここ数年で減ったと勝手に思っていましたが、その枠に彗星の如く現れた【TOMOO】さんご紹介させて頂きました。

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