見出し画像

【Interview Vol.2】 おかえりキッチンスタッフ 山本

—–おかえりキッチンに入社されたきっかけを教えてください。

シングルマザーのため、今までは子育てや生活費のためだけに働いてきましたが、子供がひとり立ちし、これからは自分が本当にやりたい仕事がないかと思い仕事を探していたところ、おかえりキッチンの求人が目に留まりました。

これまで料理が好きではあったものの、フードロスのことが気になり飲食の仕事をすることを少し悩んでいました。でも、Homedoorの活動の中の、支援につながるカフェ事業ということでやってみたいと思い応募しました。

もともと、私自身が子育てで家族を頼れず孤独な辛い時期がありました。その時に、子供の学校の先生や児童相談所の担当者の方々にたくさん助けていただき救われた経験があります。自分が周囲の方々に支援していただいたように、社会の中で孤立して悩む誰かのために、何か自分ができることはないかとずっと思ってきました。

家族を頼れず孤独な状態にある方でも、社会の中で救われる場所がある、そんな助け合える社会であってほしい。料理を通じて、私も誰かを応援したい。そんな思いが、おかえりキッチン入社へのきっかけとなりました。

—–おかえりキッチンは、アンドセンター(Homedoor運営の個室型宿泊施設)宿泊者の方には無料でお食事を提供しており、一般の方もご利用いただけます。接客で心がけられていることなどはありますか?

アンドセンター宿泊者の方の中には、無料で食事をされることに対して、申し訳ないという気持ちで来られる方もいらっしゃいます。気兼ねなく美味しく、食事を食べていただけるように心がけています。

おかえりキッチン 中

—–おかえりキッチンで印象に残っているエピソードは?

最初はフードを深く被り下を向いて、暗い表情で食事をされていたアンドセンター宿泊者の方が、徐々にフードをとり前を向いて明るく食事をしたり、会話してくださるようになったことが特に印象に残っています。また、その方がアンドセンターを退去されてから、おかえりチケット(Homedoorに相談いただいた方にお渡ししている、おかえりキッチンでのランチやドリンクの無料引換券)を使って、とても明るい元気な笑顔で再来店された時、とても嬉しかったです。

おかえりチケット

おかえりチケット2


また、所持金もなく、まだ寒い時期に天王寺から歩いて相談に来られた方が、シチューを召し上がられ、久しぶりの食事でとても美味しいとお話いただいたこと、アンドセンター宿泊者の方がカフェで毎日食事をされていくうちに、みるみる元気になり顔色も良くなられていった姿なども印象に残っています。

おかえりキッチン 中2

—–おすすめのメニューは?

おすすめはキッチンプレートです。栄養バランスのよい、週替わりのメニュー作りに励んでいます。ご家庭でも真似しやすい献立です。ぜひメニューはおかえりキッチンInstagramをチェックしてみてください。

画像6

(メイン例:煮込みハンバーグ)

また、Homedoorスタッフのまかないは、フードバンクさんや一般の方からご寄付でいただいた食材などを工夫して作っています。

—–このnoteを見てくださっている方へメッセージ

ご寄付をくださるみなさまの温かい想いをいつも感じながら、カフェで勤務しています。

最近では、Homedoorの活動に関心を持って、遠方からわざわざ足を運んでくださる方もいらっしゃいます。

また、カフェにみなさまがお越しいただけることがあれば嬉しく思います。2Fにはソファー席もあり、ケーキやコーヒーと共に読書を楽しんだり、ゆったりとした時間をお過ごしいただけます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

あと3日-2

おかえりキッチンの運営を毎月のご寄付で支える
「おかえりサポーター」募集中です!

おかえりキッチンの運営には、月50万円ほど必要です。そのため、運営をサポートいただけるおかえりサポーター(1,000円/月)×500人を募っております。
ぜひ、私たちと一緒に「誰もが何度でもやり直せる社会」を実現する仲間になってください!
詳細はこちら



お読みいただきありがとうございました。いただいたサポートは、生活にお困りの方への支援として使わせて頂きます。