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♯前澤お年玉企画[100万円]の使い道を考える

皆さんは、『急に無条件に「100万円」が手に入った』!という経験はありますか?

私は、あります。

低所得な時分に、「いきなり100万円」を手に入れるという、貴重な経験をした、今回はその話です。

その前に、前澤さんの2020年お年玉企画の趣旨や意図を考えます。

2019年お年玉も話題になりましたが、今年のお年玉企画は、去年と趣旨が違うようです。(以下Twitterより引用)

『仮に、毎月8万3千円(年間約100万円)があなたに無条件で政府から支給されたら、あなたの暮らしや仕事はどうなりそうですか?ずばり♯前澤お年玉で僕が実験したいことは「ベーシックインカム、前澤個人でやってみた」です。』

「ベーシックインカム」とは。聞き慣れない言葉だ、という人もいるでしょう。ホリエモンの動きを追ってきた人ならわかるかもしれません。彼も実験をしているので。

ベーシックインカムとは、国民の生活を保障するため、現金を給付するという政策のことです。フィンランドやブラジルでの導入事例もある政策で、生活意欲の向上などメリットが期待されています。しかし日本で実験をするにしても、「政策」となると国の動きはどうしても遅くなるため、前澤さん個人で素早く動き、データを集めて、大多数の幸福を目指す道を模索するということです。前澤さんは個人で持つには多すぎる「みんなのおかげで稼いだお金」を社会や未来に、率先して還元していきたいのだろうと私は推測します。(というかご本人がyoutubeでそう言っていたかもしれません。)

私が「ベーシックインカム」という言葉を初めて耳にしたのは2018年の初め頃でした。その頃、私は、ようやく永い眠りから覚め、落合陽一とホリエモンの共著「10年後の仕事図鑑」にまでたどり着いていた頃でした。何もかものアンテナがバッキバキに折れていた私は、この本と、落合陽一「日本再興戦略」によって全てのアンテナがビンビンのバッキバキのグラップラー刃牙になっていったことをよく覚えております。


さて、本題です。ここからは私の100万円の話です。

前澤さんが知りたい「100万円で生活がどう変わるか?」に近い状況の話ができると思います。(犯罪などで手に入れたわけではありません)

貧乏人が100万円を何に使う想像できますか?では見てゆきましょう。
(ここから先はホラーですよ!)

100万円を手にした日、私は初めて札束をまとめているアレ(帯)をじっと見つめていました。貰った時はそわそわして緊張してウンチが漏れそうでしたが、帰宅後は頭は意外とすっきりしていて、シンプルに「自分の人生がこれで変わるんだな」と考えていました。一晩、その100万円を布団の中で抱いて寝ました。次の日起床しても、その100万円は確かに、ありました。

「これは現実だ。」と、Twitterにではなく口で実際にツイートしていたことを覚えています。その後もなんどか札束を見て、「これは現実だ。」とリツイートしまくりました。

そして、100万円を使い始めました。

最初の5万円は、快適な睡眠のために「いい感じの布団」を買いました。次の5万円は支払い関係に使い、次の10万円を知人に「貯めるか増やしなさい」などと言って偉そうに渡し、次の10万円を医療費とその他支払いに使いました。次の10万円は全て500円玉に変え保管しました。次の10万円はピン札に変えて財布の中で輝きを放っていましたが、いつの間にか支払いや物欲に消費されてゆきました。

これだけ使ってもまだ50万円ありました。お金=安心感、そして自分の人生にも少しは自信を持てるようになった、お金ってすごいなぁ、お金がないのは惨めだからいやだな、よかったな、等と感じていました。

それから、20万円で借金をまとめて返し、10万円をまた支払いに使い、10万円で仮想通貨を買いました。そして最後の10万円でおいしいモノを食べたり好きな場所に行きました。

チマチマ、チマチマと、「割けるチーズ」を食べる時と同じように、3か月で、100万円は跡形もなく消えてゆきました。

このように、ただ消えてゆくようなお金の使い方を「消費」「浪費」といいます。詳しくはググって。

友人に預けた10万円も見事になくなり、借金も返しきれず、仮想通貨は値下がりし、残っている500円玉貯金は使い道がない状態で眠ってしまいました。

お金の使い方を知らない人は、きっと、お金の使い方を学ぼうともしなければ、運や思いつきに頼って博打に出ようとする。そして、多くは「今とほとんど変わらない生活を、少しマシにする程度のこと」に、ほとんどすべてのお金を使ってしまうでしょう。アンテナの折れた、教養のない、少々の借金や未払いのある低所得者は、100万円を貰ったとしても、まず間違いなく、ろくなことに使えないと断言できる。(なぜなら私が抜群の責任感で先んじて自爆したからである。)

私のお金の使い方がクソヘタクソのホラーマンであったことは認めざるを得ない。今見てもすごすぎる。ホラーマンのボンバーマンである。こんなに酷い使い方をする人がいるだろうか。(いや、いない。)一万円札でウンチを拭いてトイレに流したのと大して変わらない。

しかし、、、ラッキーマンでもある私はその後、さらに二度、同様に「100万円」を手にし、その途中でさすがに気づきました。「いや、まずお金の使い方全然わかってない。」と。。。

投資と消費。浪費、空費…など、お金の使い方に関する本を5冊ほど購入し熟読し始めた頃、ようやくお金が減るのが止まりました。1万円で得られるスキルを利用して1万円以上を稼ぐ訓練などを始めたのも、その頃です。

元ホラーマンである私から言わせてもらえば、前澤さんの100万円が当たること、そして人生が変わることに期待している人は、直ちに「100万円がもし当たったら」と真剣に考え、まずはお金の使い方を学ぶとよいと思います。当選者の発表までまだ数日ありますから、それまで毎日、お金の使い方を考えて、調べて、学んで、何に使うべきか一生懸命考えてみて。そうでないと100万円は、あなたが時間に対して、また、割けるチーズに対してそうしているのと同じように、あっという間になくなります。

お金を活かす、お金を増やす、のポイントは自己投資と複利のイメージだと思います。自分が働くスキルを変えて仕事や場所を変えるか、お金に働かせるかです。一生懸命学べば、毎日楽しいですよ。仕事も嫌で人生も嫌で、先が見えないならさっさと辞める準備をして場所を移動して勉強した方がいいです。

ただ、一つ言えることは、誰でも、いつでも、人生は変えることができると思いますよ。100万円があっても、なくてもね。

当たったら何しようかなぁ。とりあえず戒めとして割けるチーズを食べるよね。

それを考えて学んだだけでも、この時代に前澤さんがいて良かったと思えることの一つなのではと思います。

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