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どうしてもウンコ○我慢できない【4】

4.ウンコ漏らしの技術

今までの3回、少しふざけて投稿してしまったと反省している。

今回ばかりは、ふざけて書くつもりは一切ない。

マジの精神論、技術論の回であると思ってほしい。


私に言わせてみれば、皆、ウンコ漏らしに対する危機管理が「全く」できていない。毎日、ピクニックにでも行くような気分で生きているようにしか見えない。

ウンコ漏らしは、いつでも、あなたの日常と紙一枚(トイレットペーパー)挟んだすぐ向こう側に潜んでいるのだ。

脳梗塞。くも膜下出血。心室細動。それに、ウンコ漏らしである。

心の中では、もう一人の私が上から目線であなたたちを煽っている。

いつ、どこから狙われてるか、わからないんだよ。私だったら、気配を感じたら、トイレの位置を瞬時に割り出して、到着までの時間を計算する。だって、そうしなかったら、死ぬんだよ。戦場なんだよ、ここは。訓練場なんかじゃない。

「お前、漏らすよ。そんなんじゃ。」


では本題に入る。ウンコ漏らしには、3つの精神修養が要る。

1. 心技体整え、最高のフィニッシュを迎えよ。

2. ねだるな。勝ち取れ。さすれば与えられん。

3. 漏らしてもええじゃないか。人間だもの。


初心者には難しいであろうから、簡単にかみ砕いて説明する。

「やばい、下手すると漏れそうだな…」と思った時、「3回目の波までは我慢できる」などと、迷信にすがらないことだ。頼れるものは自分の経験と判断力だけだ。勝負は一度きりだと思い、その一度に、全ての魂を込めるのだ。漏らせ。漏らせば全てのカルマから解脱できる。涅槃はすぐそこだ。

「よし、トイレはすぐそこだ」などと思うと、その瞬間、急激に肛門括約筋は緩み始める。あなたの目に映るトイレは、砂漠でたゆたうオアシスのようなものだと思った方がいい。私の例で恐縮だが、青春時代に夢で見た和久井映見が、微笑みながら遠ざかっていったのと似ている。永遠に届かないと知ろう。それが思春期というものなのだ。

「漏れる。もう無理だ…」という絶望感、血の気が引いていく感覚。そんなものは幻想である。ええじゃないか。他の動物なんか、みんな漏らしているよ。

手のひらを太陽に透かしてごらん。きみは生きている。

それだけで十分じゃないか。それに、もう、過去に何度も漏らしている。

ウンコは汚いかい?そんなことはないよ。

怖がらないで。夢を諦めないで。


さて、第4回目の投稿、ここまで読んでくれた奇特な読者のために、私ならではの、ウンコ漏らしを乗り越えるための、とっておきの錬金術を、伝えておく。

まず、漏らしてください。

そのあとのお話しです。

漏らした後のトイレにもし「肌にやさしいおしりふきgoon」があったとしたなら。まさに最適、なぜならそれは、そのために作られた道具なのだから。適材適所、それはウルトラレア。ゲームバランスが崩れるほどのチートアイテムと言える。しかし、goonは課金が必須なアイテムで、漏らした個室に事前に準備はできない。顔面蒼白でそれを買いにマツキヨに駆け込むというのは、マジで本末転倒である。(漏らさなければ、必要ないのだから。)それでもどうしても欲しい人は今のうちに買っておくべし。最強アイテムである。

そこで私があみだしたのが、
「無課金おしりふきの錬金」である。

通常のパンツを「ぬののパンツ」とすれば、漏らした後のパンツは「さいあくのパンツ」だと言える。合成に失敗し、ランクも防御力も下がり、道具屋に売っても1Gにもならない、クソまみれのまさにクソアイテムである。

錬金に必要なのは明鏡止水の心。水面に落ちる一滴のしずく。広がる波紋。流派東方不敗。

しかし、私はダークサイドに堕ちてゆく。

私は「さいあくのパンツ」を「錬金釜」に入れる。

… 逃げちゃだめだ。

逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。

私はB型だ。手は洗えばいい。それにこれは聖水だ。これは聖水だ。2回言ったのは大事だからだ。これは決して汚水ではない。そう見えてしまうのは、私の心がまだ汚れているからだ。黄土色の戸愚呂100%中の100%が私を見ている気がするが、それは私の心の弱さが、そう見せているだけだ。

永遠のような時間のあと、ふと気が付くと、「さいあくのパンツ」は、闇アイテム「邪王炎殺お尻拭き」に生まれ変わっていた。俺は低めの渋い声で、こう呟いていた。

「邪眼の力を…なめるなよ」

きみは…おしりを拭くためにうまれてきたのかもしれない。そう思えるほどに、闇アイテム「邪王炎殺お尻拭き」は非常によくウンチが拭ける。捨てるのが惜しくなるほどである。

お尻がきれいになったら行こう。前を向くんだ。

戦いはまだ始まったばかりだ。


次回、プロウンコ漏らし。最終回。


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