今日は昼間にも、1人で散歩をする時間があった
割と寒かったので、珍しく上着を着て出かけた

真っ黒な服に金髪ロングクルクルヘアーなので
昼間は目立つ。目立ちすぎるので
なるべく暗くなってから散歩には出るようにしているんだけど、、、

昼間の比較的暖かい時間だったので、たくさんの人が歩いていた
我が家の横 には川が流れていて、両サイドは散策路になっている

歩いている人の、ほとんどは老人で 今は本当に老人が多くなったんだなぁ、、、
かくいう私も60歳を過ぎたので老人の中に入っている。

昨日は髪をゴールデンヘアーにするためにサロンに行った
いつもだったら1時間位で黒髪がゴールドになるのに、昨日は2時間以上かかってしまった。とっても不思議で、なんでこんなことになったんだろうってお互いに考えていたんだ。けれど、どうも私の体温が低すぎたようだった。
そんなふうになったことないので、なんだろうねぇと言っていた。
最終的にはドライヤーで温めて、強制的に色をアップさせた。

その時横に座って同じように髪をセットしていた老婦人が
とても歩きにくそうにしていたので大変ですねと声をかけた
でも手を貸すと余計に悪いようで、自分のペースでほんの少しずつ動くのが良いようだ。抱えて椅子のところまで連れて行ってあげて座らせてあげたらどう？と言ったらそんなのはとんでもない！痛すぎる！と言われた。
老人の扱いは難しい。

今日の散歩の時にも、他人の家の前でしゃがみ込んでいる男性がいた
きっとこの人の家ではない。でも何をするでもなく、ぼーっとそこに座っている。
そこにはちょうどもう1人か2人座れそうなスペースがあったので
思わず私もその横に座って「 何してるんですか？」 と聞いてみたくなる衝動を抑えた。

そんな時、同時に私が思っていたのは
今みたいに何にも私がしていない時にも、この方達がうろうろ歩いている時にも、たくさんの人がこの周りで働いてるんだなぁということ。すぐ近くにあるコンビニにも店員さんがいるし、すぐ近くの薬局にも店員さんがいる。成城石井にもアルバイトも含めたくさんの人がいるし、その人たちは働いてるんだ。そして目の前のこの人たちは、ただ歩いてるんだ。

ちょっと前までは車に乗っていて、歩いている老人を見ると
乗せましょうか？と声をかけていた。
そうすると「わざと歩いているんです」と言う答えが返ってきて驚いた。
親切は迷惑なのだった。

でも今はちょっとその気持ちがわかるような気がする。
自分の足で自分のペースで歩きたいのだ。
今年に入ってからそんなふうに考えることが多くなったので、少しの時間で何度も散歩に出かけることにしている。

歩きながら考えると、机の前で考えているのとは全く違うことを思いつくのは不思議だ。でも、もっぱら明るい時間は嫌で暗くなってからが私の活動時間なのだ。

今日もそろそろお出かけの時間。
行ってきます。