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フォーメーションのかみ合わせって何?じゃんけんで説明します。

*サッカーの話です。
われらが日本代表がやってくれましたね!!
ドイツ相手に2-1の逆転勝ち!!
2点とも思わず叫んでしまいました。

そんな大興奮のドイツ戦では、日本代表が前半と後半で大きく戦い方を変えたことに気づいた方は多いのではないでしょうか?
その中でも、システムの変更は目に見えて大胆なものでした。ドイツは最初から最後まで、1-4-2-3-1のフォーメーション、対する日本は前半1-4-2-3-1、後半には、1-3-4-2-1になっていました。

日本代表が後半に形勢逆転に成功したのは、フォーメーション変更によってかみ合わせが良くなったからと言われていますが、よくよく考えたら「カミアワセとは何ぞや?」と思いました。

そこで、今回は「カミアワセ」についてできるだけわかりやすい解説を試みます。そして、明日から「かみ合わせって、こういうことなんやで。」と友達や家族にドヤれるようになりましょう。

「かみ合ってない→かみ合う」こそサッカーの戦術

圧倒的な力の差(例えば、子供と大人みたいな)がない限り何も考えずに試合をしたら、大抵の場合いい勝負になります。子供たちが遊びの中で団子サッカーに陥っている状態を想像すると分かりやすいでしょう。
サッカーの戦術は、じゃんけんに形容できます。団子サッカーが”グー✊”だとすると、広がってスペースを活用しようとする戦術は”パー✋”だと言えます。
団子サッカーを繰り広げる人たちに、「ひろがれー」と指示をすることはまさに、「相手はグー✊を出しているから、うちはパー✋でいこう!」と言っているわけで、常に後出しじゃんけんで相手に対し有利な手を出すことが戦術として重要なことで、かみ合わせるということです。

戦術の弱点を発見する

戦術をかみ合わせるうえで最も重要で難しいのが、最適解を出すことです。じゃんけんでいうならば、グー✊に対してはパー✋、パー✋に対してはチョキ✌、チョキ✌に対してはグー✊という勝てる手を選ぶことです。
そして、その最適解を出すには、相手がどんな手で来ているか観察し、弱点を発見する必要があります。これもじゃんけんでいえば、「相手はパー✋を出しているぞ。(観察)パー✋はチョキ✌に弱いな(発見)」ということです。

ドイツ戦での日本代表のかみ合わせ

前半の課題=かみ合っていない
・ドイツ左サイドバックの攻撃参加
→伊東純也が守備に追われ、十分持ち味をいかせない

後半の修正=かみ合う
・日本WB(ウィングバック)を設置
→サイドでの数的優位
→伊東の攻撃参加
→ドイツ左サイドバックの対応

と、まぁこんなふうにまとめることができます。

森保監督への賛辞と日本代表への期待

この試合で、森保監督はみごとに采配を的中させました。本当にすごいことだと思います。これからの日本代表のカタールW杯での躍進に期待しています。

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