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キャリアカウンセラーの読書記録No.8


「カタカムナ音読」                松永暢史:著

今回は「カタカムナ音読法」という本の紹介です。
国語力を伸ばす勉強法ってよくわからなかったので、どういう方法があるのかと興味が湧いたので、読んでみることにしました。
 この本は、フリーで国語の家庭教師をしている松永暢史さんが書いたものです。

国語の指導をしている時に気がついたことを書いています。 

<日本語の土台は「和歌」だった>


昔の日本人は自分の感情を歌にして表現する文化があったのではなかろうか。 その証拠に古今和歌集というのは勅撰で、朝廷が国をあげて作った和歌集である。 国を挙げてそういうのを作るということは、日本語の文化を守るために皇室がやったことではないか。その証拠に歌会始めというのを皇室が毎年やっている。 ということが書かれてありました。 

<国語力を伸ばす教育法とは?>


松永さんの経験から、 徒然草を音読すると現代文の理解が進むという現象が起こったそうです。 それプラス、カタカムナ文字で書かれた和歌が80首あるんですけれども。 それを読ませると古事記とか万葉集、 古今和歌集とかが理解しやすくなるという現象が、 家庭教師をしていた子供たちの中に起こってきたのです。 古典を音読することで、日本語の言語理解が進むのです。

<男の子の耳と女の子の耳は違う>


松永さんの経験上、六歳を過ぎると、 男の子は自分の耳で聞こえたとおりには発声しなくなる。女の子は六歳を過ぎても耳で聞こえたとおりに発声する。 その理由を、集団で行動することが 多かった男性の場合は、 個体識別をするために、ほかの男性とは違う声を出す必要があったのではないだろうか、 というふうに松永さんは考えています。 ただし、限りなく大きな声を出すように練習すると、 男の子も耳で聞こえたとおりの音を出せます。この ように、男女で違いがあるということが書かれています。

昔の和歌を詠むだけで国語の力がつくなんて不思議だなあと思いました。

試しに、私も松永さんが教えるようなやり方でカタカムナの和歌を音読してみました。
私は、朗読をする前に「あいうえお」の発声練習をします。それと比べると、カタカムナを音読した方が、早く声が出やすくなり、滑舌もよくなったような気がしました。個人的な感覚ですが、言葉に力が籠るように感じました。

カタカムナ音読をした後に「竹取物語」を音読してみました。これも個人的な感覚なのですが、初見で音読した割には、スラスラ読めて、意味も何となく分かったように思いました。
理屈はよくわかりませんが、カタカムナ音読ってすごいかもと思いました。


*〇と直線を組み合わせた文字がカタカムナ文字です。
*カタカムナ文献(カタカムナぶんけん)とは、実在不明の神社「カタカムナ神社」のご神体とされた書物。独自の文字で綴られた古史古伝の一つで、古代日本の科学技術や哲学を記した偽書である。他の古史古伝と比較して「公的な学会に認められた写本」が現在のところは未確認であるという点と発見時期が1949年と極めて新しい点から、カタカムナというもの自体が楢崎皐月(ならさきこうげつ)によって「自らの手によって」「突然」創作されたものに過ぎない。公的な学術学会からは現段階においては認められていない。別名『カタカムナノウタヒ』、『カタカムナのウタヒ』。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


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