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風が吹けば

11月7日の朝日新聞朝刊の天声人語は、風が吹けば桶屋が儲かるの例えから、噴火が起こると漁業がこまり、さらには原発の炉を冷やせなくなる可能性もあると指摘している。

一見関係なさそうな事実が引き起こす事件は、周りにもあるのではないだろうか?

地球温暖化ががん患者の手術を遅らせるなどもそうであろう。温暖化により生物多様性を失い、コウモリなどに寄宿していたウィルスが人の世界に引っ越してきた。そこでコロナウイルスがパンデミックをお越し、病院はコロナ患者で満床、がん患者が手術を受けられないケースも…

法華経では、悟りの世界観を説明するなかで因果関係をより深く考えてもいる。部分的に見ないで、全体像を見よと述べている。

ここでも述べたが、正しく見るが基本であり、それは欲望をコントロールすることが重要だと思う。

それがあって始めて冷静な分析ができる。ただそれは頭だけではできない。仏教が実践すなわち身体性を重視しているのは、そのためであろう。掃除も読経も坐禅も念仏も唱題もその方法なのであろう。

良き習慣、良き修行が正見を促す。さて、風呂掃除でもしよう!

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