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医者休業中に生活支援サポートを始めた理由@離島・へき地で未来の医療体験

こんにちは、親の農作業を見ながら上裸になる子供の気持ちがまったく分からない室原です。
#気づいたら上裸、裸足になってた
#このまま近所の家のトイレを借りに行っていた
#全く理解できないけど最高に面白い

トウガラシ畑にマルチを張る嫁とそれを見守る長女次女

室原家は先日『御用聞き』という既存の会社が提供しているシステムを利用して、生活支援サービスを開始させて頂きました。このサービスは簡単に言うと、皆さんの生活の隙間にあるような困りごとのお手伝いをするというものです。今回はなぜ室原家がこのサービスを始めてみることになったかを説明させてください!

始まりは手打診療所の2年間のもどかしい経験から!下甑島の高齢化率は50%越え。当然診療させて頂くのはご年配の方が中心になってきます。そんな中で、本当は自宅で暮らしたい、島で暮らしたいけどそれが叶わない方に多く出会いました。その理由は様々。「それは仕方がないな」と思うときもあれば、「それさえクリア出来たら叶えられるのに・・」と思うものも。そんなことが重なってもやもやして、ケアマネの方や地元の看護師さん達に話を聞きアドバイスを頂いた結果、この『介護保険でも入れないような生活の隙間の困りごとをサポートする便利屋さん』という結論に至りました。

そしてそういった活動をするNPOなど教えてもらい、色々ネットで調べてるときにこの『御用聞き』というサービスを見つけました。ネットで見つけてこれは良い!と思い、早速会社に問い合わせ。「御社の素晴らしいサービス、丸パクリしてやってもいいですか?」というあり得ない問い合わせをしたような気がします(笑) そんな問い合わせにも対応していただき、ZOOMで社長方とお話をさせてもらいました!

そして分かったことは、この『御用聞き』。会社なので当然利益を出すことは考えるけど、サービスを通じて『人と人の繋がりを生み、地域のネットワークを強化する』ことを真の目的にしていました。人が笑顔でほっこりするような瞬間を作ることを真剣に考えていました。

これに室原はひどく共感します。はじめましてのZOOMでド真面目に話しました。

『Wikipedia先生によると1960年代の下甑島の人口は約1万人いたそうです。そして、現在は2000人弱。島の方からは「昔は子供もおおくて」「人が減ってしまって」という言葉もよく耳にします。そして「寂しい」とか「楽しいこともないから」という言葉も耳にします。自分は地域の人は顔見知りが多いからしょっちゅう家の近くで会ってるんだろうなと思っていたら、実は相手に気を遣ったりであまり友人にも会わずに過ごしているご高齢の方も多いとも聞きました。診察室で元気に笑顔で話していた方々も、実は家で寂しい思いをしているのかもしれない。
きっとこれまで自分よりも優秀で権力がある方々が人口減少に対策を講じてきたはず。自分には町おこしをするノウハウも何もない。けど、今島で過ごしている人たちが寂しい思いで過ごしていくことは違う気がする。人口が減る事と生活が楽しいことは別。島にいる人の幸福度を上げたい。』

そんなことを話した気がします。下甑島に来てたった2年しか経ってないのに我ながら勝手なことを言ってます(笑) 島の全貌を理解はできていませんが、でも本当にそう思います。

島にいる方が笑顔になるきっかけを1回でもいいから増やしたい。

これが室原家が今回のサービスを始めた本当の目的です。御用聞きのサービスを通じて笑顔になるきっかけが1回でも増えたらいいなと思います。まずは室原夫婦がサポートさせて頂く小さなスタートですが、うまくいくようならサポートする人を募集し、色々な繋がりができたら良いなと思います。
島の方の生活をサポートしたい!と同じ思いで協力してくれるという方々もすでにいて心強いです。めちゃめちゃ頼るのでお願いします!(笑)

まだまだ告知もできてませんが、何かお困りごとがある方は直接でもよいのでお気軽にご連絡ください!なんとか頑張ります!よろしくお願い致します!

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