Twitterはメディアよりツールであれ

最近Twitterではイーロン・マスクによるアレコレが多いので、俺的にTwitterはどうあってほしいのか、ちょっと考えてみた。結論から言えばメディアではなくツールであってほしい。

Twitter周りのゴタゴタで特に気になったのが、ニュースをTwitter社員が選別して掲載していた件である。記事にもある通り、トピックとして掲載されていたのはアルゴリズムではなく、人力による形で運営されていた。それぞれの報道機関がモーメントを作成し、Twitterに提出する。それをTwitter社員が選別し、ニュースタブに掲載するというわけだ。

俺はこの仕組みを知らなかった。元々ニュースタブはほとんど見ないし、どのようにニュースが選ばれているのか興味を持ったことが無かったので。今回の騒ぎで「そういうものなのか」と知った次第である。

これを受けて俺は「世論誘導をしているなんてとんでもない」なんて怒りたいわけではない。ただ、これは俺がうっすらTwitterに対して持っていた違和感が何か、はっきりと自覚する機会となった。

その違和感とは、タイムラインでフォロワーのより人気ツイートが優先されて表示されることや、俗に言うシャドウバンに対するものだ。これらはTwitterに求めている機能ではなく、無くなったほうがいいと考えている。

しかし一方で、面白いツイートが増え、クソみたいなツイートが減ることは良いことだとも言える。誰だって娯楽か有用な情報を求めてTwitterを開くのだから、TLの質が高まることは良いことのはずだ。なのになぜ俺は嫌だと思うのか。

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