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私という人間 エピソード1

小学校の作文で うっかり韓国語を使ってしまった時の話

何年生の時の作文だったかは忘れた。

私は 子供の時市営住宅に住んでいた。階段の踊り場で たぶん弟と遊んでいたんだと思う。ゴムとびをしていたような記憶がある。

そこに 叔母が遊びに来た。この叔母っていうのが 韓国語で『コム』と呼ぶ。(コムと言う呼び方が 間違っていると知ったのは結婚してからだった)

この出来事を作文に書いた私は 『コム』の部分を『おばさん』と直すのを忘れて コムが遊びに来た。コムが…コムと…と作文を書いた。

そして その作文は先生の添削後に私の所に戻ってきた。戻ってきた作文には コム(叔母)の所はすべて赤ペンで 修正されていた。

点々が加えられて「ゴム」になっていた。

それを見た私は「あっ!やってしまった!」


それにしても 先生すごく悩んだだろうなー 濁点うったところで 話の辻褄があわない。でもそのまま読んでも辻褄あわない。

ゴムとびをしていたから コム(叔母)をゴムと間違っていると思ったのかもしれない。でも覚えているのは『ゴムとびをしていたらコムが来た』っていう文章

ゴムが来るっていう表現はおかしいだろうと子供ながらに思った。

赤ペンで 濁点をつけられまくった作文をながめていたらだんだんおもしろくなってきたから 母に作文を見せて一緒に笑おうと思ったが 母にはそれほどおもしろくなかったようだ。やっぱり母はクールだった。夫にも話したことがあるが まったくの無関心だった。どうやらおもしろかったのは私だけだったようだ

『私の周りにはクールな人間しかいないな。』


※コム: 正しくはコモ 父方のおばのことである


最後まで読んでいただきありがとうございます。うれしいです。