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これも家事代行?「チケットを(お客様の代わりに)手配する」

家事代行って明確に仕事の範囲が決まってないので、色々とやれることがあるんだな、という話です。

■各種のチケットが入手できない人が増えている?

御実家が遠方にあるご高齢のお客様。
コロナによる行動規制のため3年間も実家の墓参りに行けなかったのを気になさっており、このたび久々に旅券を確保しようとなさったそうなのです。
ところが、コロナ禍で「人件費削減」があっという間に進み、みどりの窓口があれよあれよと消えていっていたらしく。

私はあまり駅など公共の乗り物を利用しないので、今回お客様から聞かされるまで知りませんでした。

私は家族で旅行に行くとしても車で行きますし、チケットはオンラインで予約するので、ぶっちゃけみどりの窓口が減ろうと問題ないんです。
というか、そう言う人が増えたからこそ窓口を減らしているわけですしね…。

しかし、我々と同年代でもネットにまだ不慣れな方はいらっしゃいますし、ましてやご高齢の方は窓口で購入したいもの(だそうです)。
しかし、最寄り駅の窓口がなくなり、少し遠方の大きな駅に行ったもののそこでも窓口がなく、どこに行ってチケットを買えばいいのか分からない!

仕方なく、旅行代理店にまで向かったそのお客様。
しかし、そこも窓口勤務の人員が削減されていたため、予約が必須だったらしく、「予約がなければ3時間待ち」と言われて、とぼとぼ帰ってきてしまったそう。

その話を聞きながら、さくさくっと手元のスマホでチケット手配してあげたら、「みつばちさんがいてくれてよかった~!」と言われましたし、「もうあなたなしでは生活できない!」「今後もよろしくお願いしますねっ!」とすごく感謝されました。

その次の週には、「音楽会のチケットを取りたい」という別のお客様がいたのですが、今度は「コンビニでチケット発券」というのが分からなかったらしく、そちらも代行してあげました。
やはりご高齢の方々には「ネットでチケット購入」というのは難しいものがあるようです。

「ネット社会について行けない奴が悪い!」と詰るのは簡単なのですが、
ご高齢の方々が結構な割合で経済を回してくれているのもまた事実。それは巡り巡って我々の経済を潤してくれています。

「チケットが取れない」というだけで、ご高齢の方々は簡単に行動を諦めてしまいます。そうなると、せっかく冷え込んだ消費を回復するのも遅れてしまう可能性もあるというわけ。
かといって今さら「窓口を増やす」という元の世界には戻れないわけで…。

こういう時に、「親身にお話を聞けて、フットワーク軽く動き、頼られる存在になる」のが、家事代行業に求められる資質なんだろうな~と思ったりしました。

いずれ自分も年老いていき、若い人たちの作り出すシステムについて行けなくなる日が来るのでしょう。
そんなとき、頼りにできる存在を大事にしておくのも、また必要なことかもしれません。

もし家事代行を志している仲間がいらっしゃるなら、参考になればと思い、したためました。
そして我々も、色んな「お困りごと」に対応できるように、自らもアップデートしておかねばなりませんね💦


もしサポートのご意思があるなら、お気持ちだけで。別の困っている方へ直接ご寄付ください。私と私の家族は元気なのでnote経由のサポートの必要はありません(*'ω'*)