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失敗するのが結局一番効率的で早回りだった

おはようございます。整理収納アドバイザー兼家事代行業のみつばちまぁやです。
最近の若い子って「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視していて、だからこそ映像は2倍速で見るとか、無駄なものを徹底的に切り捨てるとか、そういう生き方をしているのだそうで。
それはもちろんいいなぁと思います。私もそういう合理主義大好きなので。
自分が「いい!」と思ったことだけに全振りして生きていたいと本心から思います。

が、そういう若い子って、「失敗を嫌がる」んだそうですね。
失敗は無駄だと。失敗してる暇なんかない、だから
①失敗しそうなことはやらない
②失敗しないように勉強する(それも効率よく)
みたいな考え方らしく。

それもそれで良く分かるんですが、タイパとやらを重視するのなら実は失敗するのが一番手っ取り早いんですよね、という話です。

自分の恥ずかしい失敗談ですが、
大手清掃会社に居た頃、「お風呂場掃除の際に、照明機器に水を掛けてはいけない」と同僚や上司から口酸っぱく言われていたんです。
理由は、「割れたりしたら大変だから」と。
ですが、私にしてみれば
「ちゃんとプラスチック製の照明カバーをしてあるのに、割れるわけないじゃん」
「そもそも、割れるようなものを浴室内に配置するはずないデショ」
「ちゃんと水耐性のある部品を使用してるはず」
という思いが常日頃あったんです。自分なりに論理的に考えていたつもりなんです。

そんな私、掃除が好きすぎるあまり、友人宅の掃除を買って出たことがあります。
※これ、作り話じゃないんですよ、本当に掃除が好きすぎて、友人の家に菓子折り持参で「掃除させて!」ってお願いしていた時期があるんですw

もちろん友人も喜んでくれたんです。
その友人の家は築30年のマンション…というかアパートでした。
私は偉そうに「お風呂掃除してあげるね!」と勢い勇んで風呂場へ。
で、いそいそと作業をしていたんですが、そこで勢い余って照明機器に水をかけてしまいました。
すると、
「バリーン!」と何かが割れる音が。

なんと。
プラスチック製の照明カバーが、数十年使用している間に、電球の熱でカバーの上部に穴が開いており、そこから水が浸入。電球に水がかかって、照明カバーの中でバリンと割れてしまったのです。

あれほど会社で言われていたのに、自分で「そんなはずはない」と決めつけて勝手な行動をし、友人宅に損害を与えてしまいました…。
普通、お風呂って夜に入りますよね? 夜に照明がないんですよ。相当な損害です…。すぐに部品を買って返そうとしましたが、数十年前の部品は既に廃番で、買い替えすら無理。友人にも呆れられ…(や、今も仲良しですが)。

ありがたいことに「すぐ引っ越す予定だったので弁償は良いよ」と言ってくれましたが、いまも風呂場の照明機器を見るたびにゾッとするのです。

百聞は一見に如かずと言いますが、まさにそれ。
何度言っても聞き入れなかったことが、たった一度の失敗で懲りるし、もう二度とやらないようになりましたし、人にも必死に「絶対風呂場の照明には水を掛けちゃダメよ!」と忠告するレベルです。

もちろん今やLED電球で熱を発しないのでカバーが焼けたりしないようになってるかもしれませんが、風呂掃除をする場合には必ず最初にカバーのチェックをしてから清掃に取り掛かるように。

仕事って失敗から学ぶことが多くて、どれだけ失敗したかでその後の成長が決まるくらい。失敗は成功の母、とはよく言ったものです。

失敗はショックもデカいので、したくないのは事実ですが、小さな失敗を繰り返しておかないと、大人になった時にもっと大きなショックを受けることになります。

自分の子供には「今のうちにたくさん失敗しときなさい!」といつも言います。
そして、自分の失敗を肯定できるように。
さらに、失敗してもやり直しはきくんだという経験を積ませてあげたいなと思います。

これこそが最高のタイパなのではないかなぁ。


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