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D組生徒を勝手に分析

こんにちは。セロトニンです。

最高の教師9話まで見ました。
まじで夏穂と智美のシーンなかったら
リタイアしてた人居るんとちゃうかレベルで
シリアスな話が続いてますよね。


話が進むにつれてD組生徒の
バックグラウンドが明かされていきますよねぇ。

そこで今回、D組生徒をドラマ内で明かされた
親子・友達関係を元に分析してみます。

本当に独断と偏見なので、ドラマの趣旨に
鬼反してるなぁとは思うんですが、
(憶測で物事を語らないってところね)

リアルで話そうとすると長くなるし
なんなら周囲の人に引かれそうなので
noteで消化させてくれぇ...って運びです。

無理な人は御手数ですが、
ここでブラウザバックお願いします🙏

いいか?忠告はしたぞ?
すみませんが反論は時間的にも心理的にも
受け付ける余裕ないので
ここからは自己判断でお願いいたします。


1.父親の存在何処

「母親」はキャスティングされてることが多く
「父親」は影響力を持つ存在として語られるだけ

これまで出てきた親についてまとめると
(抜けあったらすみません...)

母親
・瓜生母(中島亜梨沙さん)
・江波母(調べたけど分かりませんでした🙏)
・鵜久森母(吉田羊さん)

父親
・西野父(キャストなし・大企業っぽい社長)
・相楽父(キャストなし・社長?金持ち)
・不破父(キャストなし・イベント関係の社長)

「親」という単語が出てくる生徒
・阿久津(嘆願書)
・東風谷(嘆願書)

お気づきでしょうか。
「鵜久森父」が登場どころか言及すら
されていないということに。

九条先生が叶の死後、初めて鵜久森家に
行った時すら登場してないのはちょっと不自然...
いないにしては、おうちが普通すぎるのよ。
そしたら祖父母と同居、とかアパート暮らし、
みたいな演出になると思うのよ。知らんけど。

なのでこう見ると、母親は家庭の「内」に
父親は「外」に影響を与える存在として
意図して描かれているように思えます。

一方で日本の家庭の現状をありのまま書いたら
こうなっただけの可能性もある。

だから最高スタッフが意図しても意図しなくても
今の日本これでええんか?父親これでええんか?
と問われてる脚本な気がしてならない。

考えさせられることが多いぜこのドラマ!
私が考えすぎなだけかもしれんが。


2.母親で見る対比構造

ここからは鵜久森家と瓜生・江波家を比較して
話を進めていきたいと思います。

ここで比較対象となるのは「母親の愛情」です。

母親の愛情の大きさとそれを理解している叶
VS
己の快楽のためなら子供をATMにする母に
弟を守りながら耐え続けた陽介
AND
優秀すぎる妹に全ての愛情を取られた美里

陽介・美里は「耐えることで逃げていた」
という表現がしっくりくる気がします。

瓜生陽介は「守るべき」弟が居たから
耐えていたところもあるのでしょうが、
母親からの口先だけの「愛情」を
本当の「愛情」だと思わなければ
母親だから捨てられないという気持ちを
正当化できなかったんじゃないか。

江波美里は親の目を引きたくてやった事が
全て裏目に出ていく中で、逃げることで
望まない孤独を受け入れ耐えるしか
出来なかったんじゃないか。

陽介と美里に共通していることは
どちらも親の愛情なく育った寂しさを
派手な楽しさで繕っていました。

親の愛情不足で壊れそうな心を
負のエネルギーで補強しないと
弱い自分を認めざるを得なくなるから
ではないかと推察します。


一方で鵜久森叶は、「強すぎた」。
そしてその強さは西野の語りによって
最後まで崩壊しなかったことも分かりました。

なぜ彼女はそんなにも強かったのか。

勿論、2周目の人生で「立ち向かう覚悟」を
したからというのも大きいと思いますが、

2周目で改めて自分を心配してくれる母親の
「愛情」というものをより強く実感し、
理解したからこそ、一人で背負い込めてしまう
「強さ」を持っていたのだと思いました。

だからこそ正のエネルギーからくる強さは
本当に固く強いものなんだと、彼女が
生き様で語ってくれているような気がします。


3.父親から推察する対比構造

父親の存在が語られる生徒はわずか3人。
(※私調べ)

不破は西野・相良のようにクラスへの影響力が
あまりなく、目立つ生徒ではありません。
ここから

世間に対する親の影響が大きい、いじめっ子の
相良&西野
VS
親のことを自分からはひけらかさず(多分)
存在感としても普通の男子の不破

という対比構造を見ることが出来ます。

こう思うと、不破くんのお父さんって
西野・相良父に比べて事業規模とか
地位は小さくて低いかもしれないけれど、

家庭のことをちゃんと見て過度に甘やかしもせず
かと言って過度な期待も威圧も
しない人なのかもなと思いました。

まずは不破と相楽でその辺を見ていきます。


ここで思い出したのが、辻村深月さんの小説
「島はぼくらと」の青柳くんです。
ネタバレになるので詳しくは語れないのですが

無理に子供に継がせたところで駄目になった
知り合いを見てきたから、
お前が事業を気にすることはない。

みたいなセリフが出てくることがあるんですよね
(実物が実家のため正確ではないですが)

このお話の中で青柳くんは飄々としていて
自分の意見やスタイルをしっかり持っています。


一方不破くんも自分のスタイルを
しっかり持ってる子じゃないですか。

だからなんかふと似てるなぁ、と思って。


なんて言うんだろう、
周囲の意見に流されず自分は自分、
というのは瑞奈さんと同じなんやけど

環境的にも精神的にもそれに対するヘイトを
サラッと流せる飄々とした感じ???

うーん、上手い表現が思い浮かばん\(^o^)/


私の表現力のなさはさておき、2人ともきっと
そこには親の「こうなって欲しい」という
強い意志が働いておらず、

そして親が「お前はそれでいいよ」って
受け入れてくれたり何も言わず
見守ってくれたりしてるんだと思う。


不破くんはお父さんとの関係フランクそう…
てか文化祭で機材の追加するんにも
「まあ大丈夫だと思う」と簡単に言えるくらい
気楽に頼み事ができる関係なん逆にすごい。


逆に相楽は9話の最後で
「初めて親父に頼み事した」と言ってるくらい
家ではお父さんが絶対的な存在であることが
伺えます。厳しそう。怖そう。期待大きそう。

「3年後の僕たちは」を見た感じでも
元々跡を継ぐことを期待されてそうだから
余計家での息苦しさがあったんだろうなぁ…


次に西野と不破を比較してみます。

西野は利権を惜しげも無く披露してましたね。
父親の権力が全て的な。
それは序盤から文化祭の回くらいまで
ずーーーーーーーっとありました。

一方不破は「文化祭にちょっと備品貸してよ」
くらいしか父親の利権が出てきません。

西野は自分のために父親の利権を振りかざし
不破は他人のために父親の利権を拝借する

ここにも育ち方…というか今まで親からどう
接されて来たかの違いを感じることができます。


以上のことから、
父親コンプレックスまたは父親依存の有無が
いじめっ子になるかならないかの違いだったと
推測できます。(あくまでこの物語内の話です)


4.友達関係から推測する対比構造

今回対比になってると感じたのは

里奈・夏穂・智美

西野・野辺・金澤

です。

あんまりここは上手く語れないのですが、
ドラマを見て問題児グループから江波が
抜けてから、ここがずっと対比になってたと
ビルの屋上シーンで気づきました。

それに、9話は特にその対比が明確に
描かれていたのではないかと思います。


夏穂はセリフにもあるように
「ヘルプ求められるまでは下手に手助けしない」
「私たちまでリズム崩したらだめだろ」
という【あえて何もしない】という時もあれば「こんな時に心配しないやつは友達じゃない」
と直接伝えており信頼と心配のバランスが絶妙。

また智美は瓜生や濱岡の件で協力している。

こう見ると大人3人は
感情や考え方を尊重しあい、損得勘定なしに
一人の人間として心の底から信頼出来る友達
という感じがします。


一方、西野・野辺・金澤は友達であることを
己のために利用し、利用される関係が
当たり前であるような友達関係に思えます。

そこには傍から見ても明確な上下関係がある。

上下関係が先輩後輩とか会社とかでなら
まあある程度必要だよねぇってなるし、
その方がスムーズに進むこともあるけど
同級生間はさすがに歪な関係になるよねぇ…

要らぬ上下関係って要らぬ連帯感を産むなって
言うのは私も実体験を通して知りましたが、
その極地が屋上のシーンだったんだと思います。

そして、そのシーンの直前の野辺の
「私たちの楽しいってこんなもんだったんだ」
という台詞も空虚で切なかったです。

彼女たちが感じていた「楽しい」とは
逃げた先にある空虚な時間を埋め合う感覚を
共有することだったんだろうなと感じました。


話はちょっと逸れますが、私「親友」という
言葉が死ぬほど苦手なんですよ。
もっと正確に言うと、「友達」と「親友」で
区別することが大の苦手なんです。

さらに言うと、「心友」「真友」「信友」的な
当て字にして表記されると鳥肌がたちます。

だってそんな自分にとって必要な人間を細かく
差別化したり、順位付けせんで良くないですか?

私もそりゃこの話はこの子だなー、とか
この話この子できんから別の子だなー、とか
自分のキャパの中でどういう友達/仲間かを
篩分けすることはあります。

でもそれはあくまで音楽・ダンス・ラップ的な
カテゴリー分けであり、対等であると思ってます

異論はあると思いますが受け付けてないので
すみませんがそこんとこ宜しく
あと私は23のぴよこなので今後変化することは
あると思います。そこんとこもよろしく


ちょっと話はそれましたが、こういう理由で
わざわざ「親友」という言葉を強調するのは
不安や格差の象徴だと認識していたわけです。

ここだけ切り取るとお前は西野かって感じ。笑


ただ5話で里奈が智美の代名詞として
9話で夏穂が里奈の代名詞として
「親友」という言葉を発しました。

どちらもあまりにも自然すぎて
嫌悪感も苦手意識も湧きませんでした。

そして思いました。
大人になって「親友」と臆面もなく言える
関係性、カッコイイなぁ…!!!って。(テノヒラクルー)

そこにはきっと10代の学生が言う「親友」と
お互いの生活がある上での大人の「親友」の
言葉の重みの違いを自分の中の実体験を通して
理解出来たからだと思っています。


(ここからいう「大人」とは社会的に「大人」と
見られる年齢の人たちを指します)

大人になると友達と毎日会うなんてことは
夢物語に近いです。シェアハしない限り。
ほんとにこれは院進して痛感しました。

高校時代の関係性の継続も死ぬほどムズいです
特に地方から来て一人暮らししてる人間は。

ただ、里奈・夏穂・智美にこれまでどんな
過去があったかは全然分かりませんが、
こんなに長い間友達で居られたのにはきっと

お互いのことをちゃんと見て知って気遣って
相手を一人の人間として相手の意見を
尊重することが当たり前の関係性を
構築し続けてきたからだと思います。

その時間と関係性の積み重ねが「親友」という
言葉につながっているんだと思うと、
グサァァァァッと刺さりました。


西野・野辺・金澤がこれから先どんな風に
時間を過ごして、どんな関係性を築くのか
3年後の僕たちは、今週彼女たちだと思うんで
すごーく楽しみです☺️



それ以外の部分でも、最高の教師の脚本は
本当に上手いことできている…!!!!!
いっぱい考えさせられる…!!!!!!

オタクは勝手に考察しちゃうから、公式さんは
全部終わったあとでいいので、
裏設定とか資料とか全部公開してください(懇願)


それではここからは個人的に引っかかってる
項目を箇条書きにしていきます。


・渡会華、フォーカスされ無さすぎにしては
メディア露出多いの何で?
そして気になる「家では暗い」の説明文。
どう暗いんですか、教えて公式!!!!

・目白の分量無さすぎじゃない?というか
目白の特技・麻雀って書いてるよ?ねえ?
9話最後あれ雀荘だったよ?目白未成年やけど
残り1話ちょっとでいいからなんかあってくれ

・運営さん、森海&蓬田の野球部の
サイドストーリーこれ以上ないんですか(強欲)

・謎すぎるめぐりズム先生、インスタの感じ
ただのネタ枠なんですか?それともまじ10話で
なんかあるんですか?存在が気になりすぎる…

・星崎ー!!!!!!お前まじなんやねん!!
最終話の動向気になりすぎて気になりすぎて。
ただのサイコパス枠で終わって欲しくない…!

・クッソどうでもいいんですけど、
森林戦争の仲裁が「花」村先生なら、
九条ってネギから連想されたんかなって
思いました。まじクソどうでもいい。

・濱岡のバックグラウンドもうちょいほしい。
やべぇ大学生ってことしかわからんよ…

・毎話蓮さんの好感度だけが上がっていく。
みんな蓮さん優しすぎ&理解早すぎで
逆に怪しいって言ってたけど、
自責の念拗らせて離婚申し出るレベルで優しい
(気弱とも言う)やし、
多分お仕事エンジニアやから条件整理するの
激早だったとしても理解できるんよなぁ

・てか九条里奈死ぬの?死なないで?お願い
(全視聴者の願望)

・YouTubeやTwitterで、1周目の里奈は
「自死で、突き落とされたのは錯覚だ」と
考察してらっしゃる方がいました。
なるほど確かにその説もある…!!!

確かに突き落としたならあの手の伸ばし方は
違和感あるよね。
助けるにしても違和感のある伸ばし方やけど。
まあそこはドラマだから仕方ない。


今思ったんですけど、鵜久森叶の2周目が
東風谷に「ありがとう」を伝え、
母の愛を痛いほど理解する為にあったのなら

九条里奈の2周目は3年D組の為だけでなく、
蓮や夏穂・智美の目を見て「好きだよ」を
伝えるためにあったんじゃないの…???

里奈と叶が対比になって描かれることが
多かったからこそ、ここも大きな対比というか
むしろ共通項として描かれてそう…!!!


あああぜってぇTwitterに呟いてる人おるやろ!
すみません見た事ない、、、勢いで確認せず
世に放ちますね、先に言った人たちすみません!


残り1話となった「最高の教師」。
今週末はお酒片手にリアタイ予定です。

全部終わったらロスの勢いでまた書くかも。笑

最後に日テレさん、キャストの皆さん、
現場のスタッフの皆様、

面白すぎるドラマを
本当にありがとうございます!!!


今期るろ剣もあって日テレさん無双してますね。
来期は薬屋のひとりごと正座待機してます。



それではまた次の記事でお会いしましょう!

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