東京備忘録

東京在住30代、夫・7歳の娘と3人で暮らしています。(夫婦とも地方出身) 日々の備忘…

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東京在住30代、夫・7歳の娘と3人で暮らしています。(夫婦とも地方出身) 日々の備忘録として活用していけたらいいなと思っています。

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鍍金した酒杯のある静物

1635年、ウィレム・クラースゾーン・ヘーダが描いた 「鍍金した酒杯のある静物」。 オランダ静物画は、風俗画を確立したオランダらしく、静物画にも戒めのメッセージがある。 当時貴重で贅沢だった牡蠣や胡椒が描かれていて、人間の欲望(肉欲・食欲など)に対する節制を説いている。

    • 映画「あのこは貴族」🫅社会的に特権を持つ階級に属する人とそうでない人

      東京の松濤(渋谷にある高級住宅街。お洒落で高級飲食店なイメージもある。1年前松濤美術館に行ったが、雰囲気展示物とても好きでした)に住む貴族 榛原華子(門脇麦)と、地方から出てきた時岡美紀(水原希子)のお話。2人はあることがきっかけで接点を持つ。 こういうお話は気になって観てしまう。 結局どちらの立場においても結婚となると、あまりにも違う階級の人と結婚するのは大変であろう。そんな中ふと、⚫️子さまの縁談を思い出した。 あまり詳細を知っていない中発言するのはどうかと思いつつ、

      • 豆を喰う男

        1583年、アンニーバレ・カラッチが描いた 「豆を喰う男」。 眉毛が細い農夫。この絵は史上初の風俗画といわれる。 400年以上前の食生活や身なりなどが、絵画を通して知ることができる。

        • 80s 北イタリア🇮🇹映画「君の名前で僕を呼んで」美・美・美‼️

          1983年北イタリアの夏。文化や日常の違いを至る所で感じる映画であったが、ビジュアルが本当に美しくて憧れの対象物が多い。 例えば昔から住んでるであろう煉瓦造りのお家。雰囲気のあるインテリア(どれもアンティーク)。庭で育てている果実。手作りアプリコットジュース。開放感のある服装。すぐに飛び込める川。避暑地。インテリジェンスな会話。老若男女関係ない挨拶のチュッチュ。既成概念など全く気にしない理解ある両親…など数多く挙げられる。 一方家の中では土足だし、食事中みんな煙草吸ってる

        鍍金した酒杯のある静物

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          24時間活気を感じる国 タイ・バンコク🇹🇭

          2023年末から2024年始、タイに行った時の話、を思い出しながら書いてみる。 (せっかく行った家族旅行・思い出なのでやはり文章にして残しておきたい。) タイの印象。 24時間活気がある国、というのが行ってから本当に何度も感じたこと。 夜バンコクに到着してまずしたこと。それはタイのSIMカードを購入することだった。 日本でいう「docomo」、「au」などの通信キャリアがタイでは「AIS」、「TRUE」だが、そこの会社のSIMを購入するとインターネット使い放題で電話(タイ

          24時間活気を感じる国 タイ・バンコク🇹🇭

          悪い口コミを見すぎて上海乗り継ぎが不安になりまくっていたが、結果全然大丈夫だった話

          2023年末〜2024年明けにタイ・バンコクに行った。 まず、なんでタイを選んだかというと、本当に深い理由はない。ただ ・海外旅行がしたい(子供が小学生になり、家族で旅行に行けるのもあと何年⁉️と急に思ったことが大きい。) ・物価が安い ・治安がいい ・料理も期待できそう ・大きな市場がある(主に古着を見たい) といった理由で選んだ。 とはいえ、年末年始というシーズン的に航空券が高い時期ではあり、なるべく旅費は抑えたかったので、上海乗り継ぎを選択することとなった。そして航

          悪い口コミを見すぎて上海乗り継ぎが不安になりまくっていたが、結果全然大丈夫だった話

          前に進もう。9w4d 心拍停止。

          今日は残念なお知らせ。。 9週で赤ちゃんの心拍が止まっていました。 出血していたわけでもなかったので、意外な展開にえ???という反応しかできず。。 ただ先生も結構しっかり目に見てくれていたことがわかって、その上での診断だったので、ほぼ確定だろうと。私も心構えしていたわけではなかったものの、受け入れること自体はすんなりできたように思います。 つい最近自分の親に報告してしまったこともあり、まず言うんじゃなかった〜が先にきてしまった。まぁでもGWに旦那の実家(遠方)に帰る予定に

          前に進もう。9w4d 心拍停止。

          出産後の支援について

          出産後について、早くも不安になっている。 前回は里帰り出産をしたが、今回は長女が小学校に行っているのでそういうわけにもいかず東京で産もうとは思うが、そうなると、やはり何かしらの支援サービスは受けた方がいいのではないか・・!? 旦那の育休 取れて1ヶ月?取ったとしてもある程度仕事しそう。あまり期待はできない・・。 知り合いで3年育休取っている旦那様がいまして、隣の芝生は青い。 どちらかの両親(双方遠方)に来てもらう これも少し考えたが、自分の性格的に逆に疲れそうである

          出産後の支援について

          フレデリック・ショパンの肖像

          1838年、ウジェーヌ・ドラクロワが描いた 「フレデリック・ショパンの肖像」。 本来、ピアノを弾くショパンと、当時の恋人ジョルジュ・サンドが描かれていた。 その後2人は破局し、ドラクロワ死後に絵は分断された。

          フレデリック・ショパンの肖像

          妊婦生活が始まりました

          今日から妊娠8週。3ヶ月突入である。 前回(8年前)の時もそうであったが、私は一般的な吐き気を伴うつわりというものがないように思われる。ただ情緒はだいぶ不安定。 1回目の妊娠の時は自分が情緒不安定になっていることは気づいていなかったが、当時里帰り出産先の病院で号泣したこともあったし、やはり不安定だったと思う。(別に胎児のことで不安になるようなことは言われてなかったし、確か病院来るの遅い、みたいなことを言われて大人に怒られた子供のように泣いた) 今回は2回目の妊娠というこ

          妊婦生活が始まりました

          当世風の結婚 第二場

          1745年、ウィリアム・ホガースが描いた風刺画 「当世風の結婚 第二場」。 6枚の物語絵の2番目の作品。 この絵が描かれた時代、イギリスでは裕福な市民階級が政治の世界にも躍り出るようになり、貴族と腹の探り合いをしていた。 そのうち階級を超えた政略結婚をするようになり、貴族は財産的な援助、市民は家柄という箔を相手に求めた。

          当世風の結婚 第二場

          ガルガンチュワ

          1831年、オノレ・ドーミエが描いた 「ガルガンチュワ」。 フランス最後の国王ルイ・フィリップが、市民たちが運んでくる税金を吸い込み、勲章や利権書を排出している風刺画。 ドーミエは社会に対する風刺画を他にも描いており、何度か不敬罪で投獄されている。 この絵も罰金と6ヶ月の禁固刑を受けた。

          ガルガンチュワ

          ニュートン

          1795年、ウィリアム・ブレイクが描いた 「ニュートン」。 ウィリアム・ブレイクは、科学万能主義を批判。 この絵は薄暗い海底で、ニュートンがコンパスを用いて物質世界の解明を試みており、その体は岩と同化している。

          髪盗み

          1896年オーブリー・ビアズリーが描いた 「髪盗み」(詩人アレキサンダー・ポープによって書かれた擬似英雄詩)の挿絵。 ※擬似英雄詩…英雄や英雄文学の古典的で陳腐なステレオタイプを模した、風刺またはパロディ詩。 ビアズリーは若くして亡くなっているが多くの画家に影響を与えた。 手塚治虫は作品『MW』で模倣している。

          エミール・ゾラの肖像

          1868年、エドゥアール・マネが描いた 「エミール・ゾラの肖像」。 日本が初めて正式に参加し、ジャポニスム(外国人が日本の美術を愛好し収集すること)の契機にもなったと言われる「第2回パリ万博」翌年に描かれた作品。 自作の「オランピア」の複製、ベラスケスの「バッカスの勝利」の銅版画にならんで、江戸相撲の力士「大鳴門灘右エ門」が描かれ、屏風も飾られている。 マネは早くから浮世絵に刺激を受け、自身の作品にもその特徴を取り入れており、当時は酷評されることも多かった。

          エミール・ゾラの肖像

          紫色とバラ色 6つのマークのランヘ・レイゼン

          1864年、ジェームズ・マクニール・ホイッスラーが描いた 「紫色とバラ色 6つのマークのランヘ・レイゼン」。 ランヘ・レイゼンとは、「ほっそりとしたエリザベスたち」の意味。 マークは花瓶を作った陶工のサインのこと。 中国と日本の品物が描かれている。 ホイッスラーは画家ファンタン=ラトゥールに宛てた手紙に「この絵は花瓶に染付をしている中国女性を描いたものだ」と記している。

          紫色とバラ色 6つのマークのランヘ・レイゼン