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不満の残るランチ

一人4万円オーバー(サ込)のランチを食べた。
美味しくはあったが、
それはもはや当然のことなので評価に入らない。
かなり不満の残るランチであった。

佐賀から上京してきたお店が銀座に出店し数年、
今年の二月には新築ビルに移転しての営業。
成功と言えるだろう。

口コミも悪くない。
4万だし、それなりに期待して行っても良かろう??

ハッキリ言って、4万の価値はなかった。

驚きもない。
斬新でもない。
古典の極みでもない。
ただ、「お金がかかっている」だけ。

途中、春巻が供されたときには違う意味で驚いた。
料理にも『格』がある。
中身はとうもろこし。。。
銘柄だろうがなんだろうが、4万のコースに入るべきものではない。
フランス直輸入のチーズを掛けようが何しようが、春巻は春巻。

ルイヴィトンのモノであっても、ジャージとサンダルではグランメゾンに入れない。

コースの中に、一つの妥協も許されない値段帯で勝負していることが分かっていない。

他の席の常連さんにシェフが
「佐賀では誰も価値を分かってくれなかった、銀座は違う」と言っていたけれど、
その結果がこれか、、、と思う。

悪い評価を某ログなどには書きたくないけれど、
自分の気持ちは書き留めておきたい。
大盛りのキャビアにトリュフ、金箔。
田舎者の考えそうなことだ。

金を出せば誰でも手に入れられるものにカネを払うんじゃない。
その人にしか生み出せない、作り出せないものにお金を払いたいんだよ。

ただ大きいフカヒレを自慢されてもねえ。
最高のフカヒレがそれじゃないことは知ってるよ。

私の見る目もまだまだってことだね。

キミは4万円のコースに相応しいのか?


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