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2023年10月にプレイしたゲーム

 10月にプレイしたゲームたちです。11本。


「レリックハンターズ・レジェンド」(早期アクセス)

プレイ時間:38時間(満足するまでやって)
 見下ろし型ツインスティックシューターになったボーダーランズのようなもの。
 与ダメ微減するけどオートエイムに出来る機能が備わっていて、右スティックを使わないでも遊べる。ツインスティックシューターが苦手な人も安心。ボーダーランズのようなものなので楽しい装備集めや素材集め、スキルツリーを考えるわくわくがちゃんと味わえる。ボダランもカジュアル寄りだったと思うけど、さらにカジュアルになった感じ。
 早期アクセス分のシナリオが終わるまででも18時間。その後装備掘りとかミッション進行とか満足するまでやって38時間だけど、まだまだたくさんコンテンツが残っているので、早期アクセスでもやり応え充分◎
 シナリオは、色んな複雑な物事が解明されないままEA分が終わってしまったので、忘れる前に完結してほしいなの気持ち。


Chicken Police - Paint it RED!

プレイ時間:5時間
 ニワトリ刑事の二羽組が、ミステリアスな美猫の持ち込んだ事件を解決するADV。
 ハードボイルドな鳥たちのおしゃれな掛け合いや、獣だけの独特な世界観が面白かった。人間とかいう想像上の生き物は、賢いけど混沌と破壊をもたらすものとして知られているらしい。
 推理ゲームとしての難度は低めで、推理パートに失敗はないし、尋問もうまくいかなかったらやり直せる親切設計。ただ言語のせいかもしれないけれど、文章が枠内に収まらなかったとき自動で進んでしまって上の行を見直せないのはちょっと困った。あと探索パートでは必要な情報を集めきると自動で進んでしまう時があって、もうちょっとあそこ調べたかったのに! って思っても戻れないことがあるのも困った。推理パートの操作方法が説明なしなのもちょっと困った。
 色々困ったけど、シナリオとしてはさらっとスッキリできる推理ADVだったと思う。


帰ってきた 名探偵ピカチュウ

プレイ時間:10時間
 しゃべるピカチュウと一緒に街で起こった事件を解決するADV。
 なぞ解きはとっっっっても簡単で、文章が読めていれば解けるレベル。対象年齢は未就学児なのかな? って思ったんだけど、4つめの事件から話がちょっと複雑になったので未就学児には難しいかも。なぞ解きと世界観の対象年齢がちぐはぐな気がしちゃった。
 調査のための画面遷移が多いのに、Switchだからロードが長め。プラスして文字で良さそうなところもムービーが入ったりするので、ゲームとしてのテンポは悪く感じた。
 ネガティブなことを言っちゃったけど、ポケモンたちはかわいいし、レントラーが格好良いし、インテレオンがインテレオンだったので、ポケモンを愛でるのが好きな人にはおすすめ。


Eliza

プレイ時間:4時間
 とあるIT企業が覇権を取っている世界で、かつてその中のAIカウンセリングソフト開発に関わっていた女性が、身分を明かさず、AIカウンセラーとして働くADV。
 もちろんバレるし、かつての仲間達にもう一度働いてと望まれたり、別の競合他社で働くよう引き抜きを持ちかけられたり、そんな業界からは抜け出せと言われたりする。
 AIだけでは行き届かない心のケアについての問題や、ビッグデータの取り扱いについての問題、開発者としての自分の立ち位置についてなど、「AIカウンセリング」にまつわるいろんな物事がテーマになっている。プレイしながら一緒にたくさん悩んじゃった。
 主人公の周囲の人間達も難しくて、個人として仲良く出来ても、立場とか、将来的なこととかがどうしても合致しない。一切ぶつからずに、心地よい会話だけを楽しめる相手が主人公にはいないんだなあと気付いたとき悲しくなっちゃった。
 たくさんのことを考えられるいいゲームだった。
 ちなみに開発は普段変態パズルばっかり作っていたZachtronicsというところで(もう開発終了という発表がされたので過去形。いいゲームばかりだったからまた何か作って欲しい……)、この作品内にもミニゲームとしてソリティアのようなものが用意されているんだけど、ちゃんと面白くてさすがだなあと思いました。


Tron: Identity

プレイ時間:2時間
 事件の起きた建物に何も知らないまま向かわされ、捜査するADV。
 これはね、たぶん映画を見た人向けだったんだと思う。映画を見ていなくてもある程度楽しめるかなあと勝手に思っていたんだけれど、世界観や勢力図がまったく読めなくて困っちゃった。知らない固有名詞も遠慮なく出てきて説明がなく、世界のことがわかり始めた頃にゲームが終わってしまった……。
 気に入ったキャラは次々死んでいき、いつの間にか仲良くなっていたらしいキャラとはよくわからないまま決別し、解決出来るのかもわからない問題を抱えたキャラを大切に守って行く……。多分、異世界の誰かの精神に入っちゃった! みたいな状況ってこのぐらい訳わかんない感じになるんだろうな……という体験ができてよかった。(本来の楽しみ方ではない)
 事件のショックで失われた関係者の記憶を、主人公の能力で戻してあげるのが主な仕事で、そこでやることになる2マッチパズル?のようなものがリラックスにちょうど良い難度だった。


A Tiny Sticker Tale

プレイ時間:1時間半
 小さなロバくんが、不思議なシール帳を使ってパパの足跡を追うパズルADV。
 島に生えている木や、誰かが作ってくれた橋、さっきまで話していた友達など、色んな物をシール帳に貼り付けて持ち歩ける。会話可能なキャラクターを持ち歩けるの、一歩引いちゃうと不思議すぎるんだけど、遊べる絵本ぐらいのノリでかわいくてよかった。
 ただ日本語は大分ぎこちなくて、遊べる絵本の対象年齢の子がやろうとするとちょっと困っちゃうかも。いや言葉がなくても直感でわかるから大丈夫かな……?
 シール図鑑を完成させるっていうやり込み要素があるんだけど、クリア後データがなぜか壊れちゃったのでそこまでできなかった。本編だけでものんびり出来て良かった。


春待ちトロイダル

プレイ時間:5時間
 28歳会社員だった主人公が、突然悪魔に呼び出されて、とある島の高校生として卒業を目指すことになるループ物ADV。
 勉強や運動その他の活動でパラメータを上げて対話カードを手に入れ、クラスメイトとのトークをうまく盛り上げて仲良くなり、ループから抜け出す糸口を探していく。トーク自体はそんなに難しくない感じ。ぽちぽち気楽に遊びながら、個性豊かなクラスメイト達と仲良くなっていけて楽しかった。10日しかいっしょにいなかったけどみんな好きになっちゃった。良い子ばっかり。
 エンディングまでいってもいくらか謎の残る感じが少し気になるけど、1ループの長さもほどよく、全体的にサクッと遊べたので楽しかった。


Planet of Lana

プレイ時間:5時間
 突然村を襲った謎の機械にさらわれた姉を助けるため、道中で出会った謎のカワイイと共に旅をするパズルアクション。
 パズル自体の難度は低めだけど、やり方はわかっても厳しいタイミングを要求されるものがあって結構大変だった。
 パズルとパズルの間の、美しい音楽と美しい景色を楽しみながら走っている時間がそこそこ長くて、それが良い息抜きになったな。相棒も撫でられるし。
 ゲーム中QTEがあるんだけど、オプションでオフに出来るみたいなので苦手な人はオフにしておいてもいいかも。
 画面の綺麗さと相棒の可愛さで満足度の高い作品だった。オライ! Mui!


和階堂真の事件簿 TRILOGY DELUXE

プレイ時間:4時間
 1時間で終わる推理ADV! というコンセプトの作品。推理ものといえばこれこれ! な「宗教」「神隠し」「容疑者=主人公」「孤立した館」がそれぞれ1時間ずつでカジュアルに楽しめる。
 ゲームの流れとしては、歩き回って必要数情報を集めて推理をするというオーソドックスなもの。情報を集めるとき、それまでに集めた情報をセットすることで新しい話を聞き出せる、というのが少し独特な部分かも。
 無駄なく楽しく仕上がっているのでこれ以上語ることがあんまりない気がするな……推理ゲームでの「わかる!」という感覚を手軽に味わいたい人にオススメな作品。ひとつの事件が1時間なのに加え、その中の1章も10分程度で終わるので、ちょっと時間が余ったな~って時やるのにもちょうど良かった。


Blue Wednesday

プレイ時間:2.5時間
 一度失敗したジャズピアニストが、金に困り、街で見かけたジャズバーの求人に応募してなんやかんやあるADV。話の途中で4鍵のリズムゲームが出てくる。タイミング調整できないせいで難しくなっている曲がいくつかあったのがちょっと残念。
 希望とか挫折とか不安とか、芸術関係の息苦しい悩みが詰まっていた印象。個人的にラ・ラ・ランドみのあるストーリーだなあと思ったけどラ・ラ・ランドの記憶も曖昧になっているので合ってるかはわかんない。息の詰まるような物語、苦手な人もいそうだけどわたしは好き。
 ジャズバーが舞台なんだけど主人公がお酒飲めない人で、周囲も「気分が落ち込んでるときにお酒を飲むのはよくない」って発言をするのがなんか新鮮でよかった。
 音楽がテーマなだけあってBGMもとてもよくて、ずっとおしゃれな雰囲気の中で物語を味わえた。翻訳は誤字が多かったけど、物語の理解は問題なくできる感じ。誤字を見るたび現実に戻っちゃう人にはちょっと厳しいかも。


ENDLESS™ Dungeon (エンドレスダンジョン)

プレイ時間:12時間
 よくわからないまま閉じ込められてしまった場所から脱出するためダンジョンに挑む、見下ろしツインスティックシューターなローグライク。
 3人までのマルチプレイが可能。なんだけど、3人プレイと2人プレイで敵の強さがあまり変わらないっぽいので集まれるなら3人が理想。
 回避行動などがないし、方向が大体合っていれば射線が敵に吸い付くので、アクション苦手な人でも遊べると思う。
 どちらかというと頭を使うゲーム性だったかな。フロアにたくさんある部屋を開けてゴールを探すのが主な流れなんだけど、まず絶対に壊れちゃいけないクリスタルの置かれた部屋があり、次にプレイヤーのための強化物資を生産できる部屋がある。これらの部屋をプレイヤー自身の攻撃やタレットの設置によって守るため、敵の湧く部屋との位置関係などを考えながらあーだこーだするゲーム。クリスタルを別の部屋に移動させる局面もあるので、好き勝手部屋を開けてると3方向の敵からクリスタルを守らなきゃいけなくなったりする。
 とっつきにくいし難しいけど、難易度は4段階あるし、絵も綺麗めで楽しかった。2人プレイの難易度フレンドリーでいったんエンディングを見てクリアということにしたけど、3人プレイもしてみたいので出来る機会があったらまたやりたいな。


おわりに

 今月は期せずして事件を解決するゲームが多くなってて、まとめながら自分でも驚いちゃった。中でも特に面白かったのは和階堂真の事件簿かな~。あのぐらいカジュアルに事件を解決出来るゲーム、もっと増えてもいい。さくっとクリア出来たけど事件自体には一癖のギミックがあったのもよかった。スタッフロールでそろそろ別のゲーム作りたいみたいなコメントしてたけど、別のゲーム作ってもたまに帰ってきてシリーズ増やしてくれたら嬉しい。


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