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2023年12月にプレイしたゲーム

 12月にプレイしたゲームたちです。19本。


Art Of Gravity

プレイ時間:2時間
 ボールをぶつけてブロックを破壊するパズルゲーム。
 立体的に組まれたブロックがあるステージでボールを渡されるので、当てるブロックと角度を決めてドカンと破壊していく。挙動の違うボールや強度の違うブロック、周辺を巻き込む爆破装置のようなもの、ボールを跳ね返す装置などが出てくるので、良い感じに壊していこう。
 ブロックを破壊したときのメリメリという効果音が良い。難易度は少し頭を使うかなぐらいで難しいってほどではないと思う。気持ちよく進められるリラックスパズルだった。


Balance 100

プレイ時間:90分
 なんか斜めってる気がするあの絵画、あの本、あの配線……なんか整ってない気がするいろんなあれこれを整えていく癒しのゲーム。
 体験版の時は手ぶれがひどくて難しすぎて全然癒されない! って思った記憶があるんだけど、今やってみたらオプションで手ぶれオフ機能がついていて、無心で色んな物を整えていけて最高だった。
 ただただ置くべき場所に置くべき角度で物を置いていくだけのゲーム、誰が楽しいのかと思われそうだけどわたしは楽しかったし、手ぶれオフ機能がついたってことはこういう需要も想定してくれているんだろうなって感じられて嬉しかった。物がしっかり収まってるって良いよね。


Coromon

プレイ時間:19時間
 コロモンと力を合わせて、なんかやべー奴らに侵略されつつある星を救おう! というクリーチャーコレクターRPG。
 いわゆるポケモンフォロワーのうちのひとつ。ちょっと見た目似てるかもなって思っちゃうコロモンはいたけれど、ゲーム全体の印象としてはそんなにめちゃめちゃ似てるって感じでもなかったと思う。多分。
 ダンジョンに難しすぎないパズルがたくさんおいてあるのが個人的には嬉しかった。ほどよい。コロモンバトルも最初は少しキツかったけれど、手持ちが増えて弱点つけるようになったら楽になってよかった。ちゃんと褒め言葉として伝わるか不安なんだけど、「疲れずに遊べるRPG」としてちょうど良かったな~という感想。さらっと楽しかったな。


8番出口

プレイ時間:80分
 無限に続く地下通路から脱出するために異変を見つける、少し不気味な間違い探しゲーム。……という分類でいいのか? わかんないけどわたしはそういう感覚で遊んだ。
 ジャンプスケアはゼロじゃないものの少なめなので、比較的穏やかに遊べたかなと思う。絵の記憶があまり得意でないので何度も異変を見逃しちゃったけど、なんとか全実績解除までいけてよかった。おじさんは優しさ。
 新しい感じの遊び心地で面白かった。ストアページにある画面酔いしやすい人用推奨設定を使ったら全く酔わずに遊べたので、酔いやすい人も多分安心。


OneShot

プレイ時間:5時間
 太陽の失われた見知らぬ土地で目覚めたニコと一緒に、光を取り戻す旅をするADV。
 よく名作と耳にしていた作品で、うっすらとどういうゲームなのかも聞いてしまっていたので今更かな~と思いながら遊んだんだけど、今更とかないぐらい良い感情を味わえたゲームだった。先人たちがそうしてくれたようにわたしもこれ以上の感想は慎んでおこう……。ただ、わたしと同様に「気になっているけど今更かな~」で遊ぶのを控えている人はぜひ遊んだらいいと思う。ニコもみんなもとってもかわいいし、きっと忘れられないゲームになる。


上に天井がある。

プレイ時間:40分
 ストレスを抱えた少女が主人公の、少し不思議な短編ADV。
 雰囲気がこわいし、音楽もおどろおどろしいのでどれだけ恐ろしい物語なんだろうってビクビクしていたんだけれど、終わってみたらなかなかに身近なお話だった。エンディング後の探索モードで通常時の少女のことがわかるのがまた良かったな。穏やかに向き合っていきたいね。


マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年

プレイ時間:7.5時間
 養母の実家がある離島へ訪れた少年が、様々な怪事件に出会うすこし不思議なテキストADV。
 マダミスを意識して作られているらしいんだけど、マダミスを見たこともやったこともないので「っぽい」かどうかはわからない。けど、ひとつの推理ゲームとしてとても面白かった。
 大体の事件で主人公がすげー怪しい奴になっていて、普通だったら話し合いなんかできそうにないんだけど、なぜかなんとかなるのがちょっとオモロってなっちゃうところではあった。あと話し合いで差し込まれる謎のカットインもオモロだった。どういうテンションで遊ばせたいゲームなのかわからないなって思うところはあったんだけど、話が進むにつれ事件自体の魅力がどんどん増していって、真相を知りたくて些細なオモロはどうでもよくなっちゃった。
 推理フェーズで色んな物事をパキッと解き明かしていけるのがとにかく爽快だったな。全体を通して、気持ち悪い謎があんまり残らない。……少し残っている謎は全ED回収した後に判明するのかもしれない。全回収したら追加要素あるよ~って表示されたんだけど、推理パートやり直しが面倒すぎてやる気が起きなかった……遊び尽くさなくても満足出来る良作ということでひとつ。楽しかった~。


A Little to the Left

プレイ時間:4.3時間
 散らかったいろんな小物達を、あるべき場所に整えていく整理整頓パズルゲーム。たまにネコチャンの邪魔が入る。
 絵柄がおしゃれだし、小物を動かすときの効果音が心地よかった。難易度も低めで、軽く頭を使いながらもしっかりリラックスできた。ちょっと悩ましかったステージも、このゲームの主人公は左右対称を意外と大事にしてる人なんだなって気付いてからはさくっと行けるようになったかな。
 色んな物を整理整頓した末に訪れるエンディングから、「ネコチャンはかわいい」というメッセージしか受け取れないのも最高だった。


Necesse(早期アクセス)

プレイ時間:16時間
 RimWorldのような要素が混ざったサバイバルクラフトゲーム。かなり大人数でのマルチプレイに対応。わたしは友人と3人で遊んだ。
 バイオームごとにダンジョンがあり、それぞれのボスを倒していくクエストが用意されている。ダンジョン探索が重めな分、拠点の管理は村人に任せてしまおう! というプレイングが出来るようになっている。農地を指定したり、伐採範囲を指定したり、キャラごとに作業の優先度を決められたり、たまに拠点襲撃されたりとRimWorldみあるなあと個人的には思った。収納箱に入れる物をジャンル指定できるので、村人がたくさん頑張っても収納がごちゃごちゃしないのが良き。テラリアをやったことのある人はテラリアに似ていると思うらしい。
 インベントリの整理整頓や、箱への一括収納、装備のロックなど、遊びやすくするためのシステムが充分にあったと思う。ボスがちょっと強すぎた感はあるけれど、総合的に楽しかった。まだまだ早期アクセスで、これだけ遊べるのにVer.0.23とか言っているので今後も楽しみ。


A Little to the Left: Cupboards & Drawers

プレイ時間:2.3時間
 ふたつ上でやったパズルのDLC。楽しかったからゆっくり味わおう~って思っていたのに楽しすぎて一気にやっちゃった。整理整頓、たのしい……たのしい……。本編と比べると法則の見えない分類がちょっと多く感じたかな~という気はするけれど、引き出しの中にぴったり詰め込んでいくやつが好きすぎるので些細な不満は帳消し。面白かった。またDLC出るといいな。


ポケモン スカーレット ゼロの秘宝「後編・藍の円盤」

プレイ時間:約30時間
 名作ポケモンスカーレットのDLC後編。本編アカデミーの姉妹校へ留学するお話。
 DLC前編でいやな感じにお別れしたスグリくんが物語の主軸になっていて、しっかり爆発して荒れている様子が気の毒だった。周囲の、元からのお友達が変化について行けなくて気まずくしている感じも見ていて胸が苦しくなった。友達の急な変化、それまでの付き合いがあればあるほど触れ方がわからなくなっちゃうことあるよね。林間学校でしか関わりのないわたしだって触れ方迷ったけどね。無神経なふりして何も気にしない選択肢選びまくって対戦で彼の好きなポケモンも出しました。(特殊台詞で怒られた)(捕まえておいて出さないのもそれはそれでじゃない……?)
 なんかまだ続きようがありそうなシナリオの終わり方だったな~と思いながらクリア後要素を楽しんでいたら、1月に番外編の配信があるって発表されて叫んじゃった。パルデアのみんなとまた冒険出来るの嬉しすぎるな。いろんな謎も解明されるといいな。
 ポケモン達はあいかわらずカワイイし、歴代御三家が捕獲できるようになったのがすごく嬉しかった。御三家イチオシはヒバニーちゃんなんだけど、生息地が雪山でびっくりしちゃった。たしかに白いうさぎだから雪の所にいるのが筋なのか……こういうのが知れるのとっても面白い。良いゲームだ。


Cats Huddled Together

プレイ時間:10時間
 ねこちゃんのジグソーパズル。
 全24問で、ピースの数は13から225まで。はじめの頃はねこちゃんかわいいね~っていう気持ちだけでふわふわ遊べるんだけれど、150ピースを超えてくるとさすがに厳しい。台紙の縁も個性的なねこちゃん達の形になっているので、ジグソーパズルの「はじっこは綺麗な線」が通じないのが特有の難しさを生み出している。
 ねこちゃんの耳の形、しっぽ、おてての形、背中の丸みなどを覚えてはまる場所を探していく。なかなか大変だけれど、ピースを見てはねこちゃんかわいい~と思い、台紙の空きを見てはふっくらしたねこちゃんがくるのかな~かわいい~と思い、ひたすらねこちゃんのかわいさを堪能できるのでいいぞ! やりすぎると現実のねこを見ても「形覚えてピースはまりそうな場所探さなきゃ……」って思うようになってしまうので注意。


Garden Story

プレイ時間:10時間
 フハイ族によって脅かされている世界を救うべく、守護者となった小さなブドウががんばるアクションRPG。
 ドット絵がちまちましていてとってもかわいい。アクションはシンプルながら、攻撃も回避もスタミナを消費するのでごまかしのきかない難しさがある。細かい難易度設定はないけれど、オプションに「戦闘不能防止」という大胆な項目があるのでアクション下手でも安心! イイネ!
 農業をしたり、村人の依頼をこなしたり、のんびりしながらも物語はよく読むとなかなか……夢を見させてくれない感じ。守護者に任せきってしまうことへの村民たちの葛藤や、背負いすぎた前守護者の苦しみ、フハイ族の真実と向き合っていく感じとか、少しずつでも描かれているのが良かったな。


The Case of the Golden Idol

プレイ時間:3.5時間
 不思議な力を持った像にまつわる、周辺の人間模様を描いた推理ゲーム。
 提示された場面を調査してワードを集め、穴埋め形式で人物の名前や立場、事件の概要などを推理していく。誰も彼もが名刺を持ち歩いてるわけではないので「鍵開け職人がこういう名前か……この人いっぱい鍵持ってるから多分この人がこの名前なんだな」とか考えながら埋めていくのがとっても楽しかった。
 断片的な情報をかき集めていくのに頭を使いながらも、プレイ感はサクッとしていたのもいい。全体を通して一本の物語になるのも面白かった。

 英語が読めないのでこちらの有志翻訳のお世話になりました。台詞や文書はもちろんのこと、壁に描かれた文字が翻訳されていたり、縦読みについての本でちゃんと縦読みが用意されていたりと、元の雰囲気まで想像できるようなパッチでした。おかげさまで複雑な事件達をじっくり楽しめました。深い感謝。http://yupika.dilettantegames.net/nukadoko/goldenidol


Milk inside a bag of milk inside a bag of milk

プレイ時間:15分
 女の子がミルクを買いに行くのを助ける超短編ビジュアルノベル。
 なにやら憂鬱なゲームらしいというふんわりした情報だけを持った状態で臨んだんだけれど、主人公が健気でかわいくて憂鬱どうこうより純粋な好きの気持ちが湧いた。モニタを超えて会いに行って抱きしめてあげたい。でもたぶんわたしが会いに行っても彼女の救いにはなれないんだろうな。彼女が彼女の世界を言葉にして外に出せない以上、外の人間は彼女を分かってあげることが出来ないし、彼女に届く言葉を選ぶこともできない。彼女は彼女自身が世界に適応できていないことに気付いていて、どうにかしてそんな生きづらさを生きようとしている。苦しくて見ていられない気持ちも湧くけれど、見届けたいとも思う。15分でプレイして、ゲームを閉じてから2時間ぐらい彼女のことを考えていた。


Hohokum

プレイ時間:3時間
 謎のカラフルな世界で、謎のニョロニョロした生き物を操って仲間を見つけ出すパズルADV。
 なんの説明もなく、ただ綺麗な音楽とカラフルな画面の世界に放り出されてニョロニョロを動かすことになって、最初30分ぐらいはかなり困惑しちゃった。カラフルな世界を眺めるだけのゲームなのかな? と思っていたところで、たまたま仲間のニョロニョロを見つけて、これ実は全部のステージに仲間がいたのかな!? と思い至ってなんとかエンディングまで進めることが出来た。全部のステージにいるのかな、と思ってからも、いないステージもあるのかも……って思っちゃうぐらい謎めいていた。わからないことを楽しめる人向けだと思う。音楽やアートが素敵だった。物にぶつかる度に音が鳴ってBGMと一体化できるステージが好き。


Bound By Blades

プレイ時間:70分(本編のみクリア)
 かわいいケモノキャラが師匠を救うために悪い奴をやっつけていくアクションゲーム。ボス戦のみで進行していく形式。ボスキャラを画面の中央に置き、画面の四隅を移動しながら回避やはじき返し、攻撃チャージ攻撃を駆使して戦っていく。回避のタイミングが意外とシビア……なのかな? わたしがうまく見切れなかっただけかも。
 本編クリア後に本編の敵の強化バージョンなどと戦えるクエストが出てくるんだけど、わたしには難しかったので遊ぶのは本編までにした。
 カジュアルな遊び心地で、あまり疲れずに楽しめて良かった。


ICEY

プレイ時間:4.5時間
 ナビゲーターの指示に従い、与えられた使命を果たすために敵を倒していく横スクアクション……の皮を被ったメタ要素回収ゲーム。
 矢印の通りに進めと言われて矢印と逆に進んだり、そこには何もないから早く引き返せと言われても何か探したり、天邪鬼な動きをしていると少しずつ世界の真相が見えてくる。
 ゲーム内でされる質問の答え方で難易度設定が出来るようになっていて、正直に答えたわたしは当然EASYになったんだけど、EASYでもそこそこ難しかった。ごり押しがあまり許されない感じ。そこそこ苦しかったからお金を稼いで攻撃力や耐久力を上げまくってごり押しした。稼ぎプレイを挟めば多少ごり押せる。
 ナビゲーターの声優が下野紘さんなんだけど、これが本当にものすごく良かった。喜怒哀楽さまざまな感情をこれでもかっていうほど声に載せてくれるので、寄り道をして反応されるたびに嬉しくなっちゃった。アカペラで歌ってくれるシーンもある。そこそこ難しいアクションにも関わらず一日でクリア出来たのは、下野紘さんの声を聞くのが楽しかったからというのが本当に大きい。声優の有無は普段あまり気にしないんだけど、この作品に関してはなかったらクリアにもっと時間かかっていたと思う。ありがとう下野さん。面白かった。


Voyage

プレイ時間:1.5時間
 自分たちの家を探すために旅をするふたりのADV。
 言葉はないけれどなんとなく伝わってくるストーリー。画面と音楽がずっと切なくて綺麗で、物語も多分そんな感じ。謎解きは謎解きと言えないぐらいの簡単さなので苦手な人も安心。おそらくふたりプレイが推奨されているけれど、ひとりでも問題なく遊べる。(COOPすることでしか取れない実績がひとつあるのでそれだけ注意)
 景色の綺麗さが本当に息をのむほどのもので、歩いているだけでドキドキしちゃった。短い映画を見たような後味。好き。


おわりに

 年末は毎年お掃除系のゲームをしたくなるので今年もそんな感じだった。Balance100もA Little to the Leftも楽しかったな。本当はPowerWash Simulatorもクリアしたかったんだけど、何もかもがデカすぎてちょっと間に合わなかった。来年末には……できそうだったら……。
 他にもなんかいろんなジャンルのゲームをできた気がする。どれも面白かった。月末付近でやっちゃって絵を描くのが間に合わなかったんだけど、ICEYも絵描きたくなるぐらい面白かった。なんか色んな人がやってるな~ぐらいの印象だったから、こんなに楽しめると思ってなくて良い意味で予想外だった。

 今年はnoteを書くようになってほんとうに色んなゲームに挑戦して楽しめたのでいい年だった。ひとりでひっそりやって何も残さないより、感想を気楽に残せる場所があったほうが自分にとってクリアのモチベが上がるみたい。
 読んでくれた方々、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

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