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教育のお話

数年前
福島のつるりん和尚に
「教育とは何でしょう?」
と尋ねた。

和尚はこう話してくださった。

「教育とは
一言で言うと
節度を身につけることだ。

節度とは
例えば
波の満ち引きを
じっと眺めているとよい。

そうすれば
節度は次第に身についてくる。」

昨日、福津の海に寄った。
波を見ながら
ふと思い出していた。

現代教育は
どこかボタンの掛け違えをしているところがある。

全面的に間違えているとは
僕は言わない。

効率的に
スピード化することに
偏っている。

方法論が蔓延し
本質を捉えられない人間が増えている。

人間の人間らしい強く温かな感覚が
薄れている。

だったら
取り戻せばいい。

僕のこの感覚も
教育の経過であり、成果であり、課題だ。

順番ははっきり決まっていないけれど
子どもより大人の方が
先に死ぬ確率は高い。

僕は何が次代にのこせるか。

日々自問自答する。

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