本垣内 英人

ガッキー塾 人間教育人間の中心には心がある。 だから、その心をどう育てどう鍛え次代に継…

本垣内 英人

ガッキー塾 人間教育人間の中心には心がある。 だから、その心をどう育てどう鍛え次代に継ぐか。 本垣内教育研究所

最近の記事

あるネパール人青年との心の通い合い

日本人から そんな声かけをしてもらえれば 僕らはもっと頑張れます。 こう話したのは ネパールからの留学生、 4年間、日本でコンビニや居酒屋でバイトをしながら 学生をしている若者だ。 彼と数ヶ月前に出会い仲良くなった。 先日、立つのもやっとの彼が居て どうしたの?声をかけると 腰が痛くて…と返してくれた。 年末年始だったので病院に行っても… ということだったので(日本で受診したことあり)、 年明けてから病院行って、とのこと。 昨日、彼と会った時に その後どう?と聞くと

    • 誉めよう!日本の15歳、読解力は3位!前回は15位。

      誉めようよ、大々的に! PISAの国際調査をご存知だろう。 OECD(経済協力開発機構)が主催するPISAというテスト。 ●読解力 ●数学的リテラシー ●科学的リテラシー を15歳対象に調べ、国際比較をするものです。 2022年の結果が発表され 日本の15歳の生徒たちの結果が出ました。 記事のリンクを載せておきますね。 さてさて 結果はどうかというと とても良かったのです! ●読解力 3位(前回15位) ●数学的リテラシー 5位(前回6位) ●科学的リテラシー

      • 物事の整理

        今日は尊敬する元教育長先生と 3時間ほどお話しさせていただいた。 先生は、僕がまだ20代の頃から 可愛がってくださり 「本垣内先生はスケールがちがう、貴方は別格よ」 と太鼓判を押してくださった。 今日、先生は僕にこのように話された。 「それは根ですか?幹?枝?葉?」 物事を整理する時に 根なのか? 幹なのか? 枝なの? それとも葉? ということだ。

        • 学習参観の観方、そのポイント

          僕は元小学校教師(勤続17年)なので、 たまには学校教育に関して 保護者の皆様の「ため」になることも書きましょう。 あくまで僕なりに、ですよ笑 今回はタイトル通り 「学習参観の観方(みかた)、そのポイント」 にしました。 見方は通常、この漢字です。 あえて観察を意味するように、よく観るように 観方としました。 年に何度かある学習参観です。 どの教科の参観に際しても これから綴る観方を意識していただければ 先生のことも 学校のことも 今よりはわかるように、感じられるよう

        あるネパール人青年との心の通い合い

          基盤、前提のお話。

          日々、人間の心について考え、対話しています。 お相手は大人でも子どもでも。 ゆっくりエピソードを交えながら お互いの考えを交流すると 温かい気持ちになっていきます。 人間の心って不思議ですね。 エピソードは特にいいです。 共感や気づきを与えてくれます。 うんうん! わかるわかる! あ、そうか! みたいにね。 その心の通い合い、というか 心地よさには 「心の基盤」や そのように思える「前提」があると 僕は思うのです。 それは「価値」と言っていいかもしれません

          基盤、前提のお話。

          心を言葉で理解する大切さ

          人間教育アセスメント という研究と実践を 若き医師、冨永晃輝さんと仲間と共に 全国展開しています。 人間教育アセスメントという言葉に 親しみがまだない方は多いでしょう。 これからの教育の鍵になりますので、 頭に入れておいてくれたら嬉しいです。 「先生たちは、子どもの心の状態を言語化していますか?」 「経験と勘で教育をしていませんか?」 「先生たちは教育の何のプロですか?」 これは 医師、冨永晃輝さんから 私たち教師への問いです。 ぐうの音も出ませんでした。 教師は

          心を言葉で理解する大切さ

          教師の役割 松本幼稚園大野正樹園長

          昨夜、第168回福岡井口感性塾にて 東京都江戸川区の松本幼稚園園長 大野正樹先生のご講演が開かれました。 板書は、ご講演で使われたもの。 お話の構成は陽明学と易経。 そこに大野園長らしい幼稚園教育を軸とした エピソードが加わる。 素話と素読から 参加者は声を出し、学びの愉しさを味わった時間になった。 途中、大野園長はこう話された。 私たち教師は 情報を伝えることを子どもたちにしていませんか? それだったら反省しないといけません。 そこに思想や哲学はありますか?

          教師の役割 松本幼稚園大野正樹園長

          ガッキー塾やってますよ!

          学校に 行けない子 行かない子 つまらない子 集まれー♪ ガッキー塾 生き抜くとは何をどのように学べばよいのか。 人間とはどのような生物か。 学校の勉強はもちろん、 感性に届く学びを準備しています。 ​ 福岡市南区にて。 ​ 詳細はメッセージください。 ​ ​子どもだけでなく大人もOKよ! ​ hongakiutihideto@yahoo.co.jp

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          娘こころを観て思った通夜・葬儀

          僕は親バカではない。 過剰に自分の子に接しない。 職業病だろう。 自分のクラスの子と同じように観てしまう。 一昨日昨日、尊敬する鹿児島の叔父の通夜・葬儀が行われ、大阪や福岡からも叔父の姉妹が集い、親族が集い、厳かに儀式は行われた。 いずれ彼岸に行くことは予測できているとは言え、心の準備が整わないうちにアレやコレやと準備せざるを得ない家族は本当に大変だと思う。心から労いの言葉とお礼を申し上げたい。ありがとうございます。 まだこれからも続くので、心身一如、気をつけてゆっくり歩ん

          娘こころを観て思った通夜・葬儀

          障がいと特性を見分ける

          発達障がいは、その言葉と 大まかな概念が一般化してきていますが、 その情報量の多さと 不安定さに 多くの方に混乱が起こっていると 私は教育者の端くれとして この10年ほど考え、対話し続けています。 さて、 表題にあるように 「障がい」と「特性」を見分ける について書いていきます。 これは実にシンプルなことです。 障がいとは、 社会生活をする上で極めて困難さがある状態 のことを指します。 肢体不自由 や 目や耳の障がいは 先のことが伝わりやすいかなと思います。 だから

          障がいと特性を見分ける

          3つの自立について。その順序性。

          僕はよくお話させていただくときに 自立には3つあることを申し上げます。 それは ①精神的自立 ②生活上の自立 ③経済的自立 です。 これには順序性があり、 この順番でないといけないと 僕は思っています。 どうしてか? まず最初に 精神的自立が来るのは 人間は「個体」だからです。 体があり、 その体に心や精神や魂が宿っています。 体の外には宿りません。 これは生物学的な話です。 精神的自立ができず 中毒的に 物欲に依存したり、 人に依存したり、 思想や宗教に依存

          3つの自立について。その順序性。

          教育のお話

          数年前 福島のつるりん和尚に 「教育とは何でしょう?」 と尋ねた。 和尚はこう話してくださった。 「教育とは 一言で言うと 節度を身につけることだ。 節度とは 例えば 波の満ち引きを じっと眺めているとよい。 そうすれば 節度は次第に身についてくる。」 昨日、福津の海に寄った。 波を見ながら ふと思い出していた。 現代教育は どこかボタンの掛け違えをしているところがある。 全面的に間違えているとは 僕は言わない。 効率的に スピード化することに 偏っている。

          教育のお話

          見ることは性格形成に大きく関わる

          タイトルを 「見ることは性格形成に大きく関わる」 としました。 淡路島で 目育士育成の研修合宿を経験し 今まで以上に 「目」について興味が深まりました。 タイトルの説明をしてみたいと思います。 「見る」ことが 人間にとって多くの情報源になっていることは 周知の事実です。 一説によると 人の情報の8割は視覚であるとも言われますね。 それほど「見る」という行為の優位性は高いと言えます。 もちろん「見えない」ことで高まる能力が 人間にあることは言うまでもありません。

          見ることは性格形成に大きく関わる