見出し画像

日本深度游(4) 日本人の家へ

47  日本深度旅行

富士山と箱根への旅は、半分雨で半分晴れでしたが、そのおかげで、富士山のいろいろな姿を見ることができました。

その後、友人たちは三重県鳥羽市と伊勢志摩市を訪れました。

名古屋から伊勢志摩へ
夫婦の岩

彼らは8年前に来日した際、有名な伊勢神宮を観光しましたが、今回は真珠の生産地を見たいと言います。
鳥羽市にある御木本幸義記念館では、種類たくさんの真珠ジュエリーを見たほか、真珠の養殖から生産までの全過程や、日本の真珠ブランドが誕生した歴史を知ることができました。
海女が海へもぐり、真珠のある貝を取る実演も記念館の見どころのひとつです。

気温が低い季節で、海の中10分間の後上がってくる。

泊まっていた伊勢志摩のホテルの周辺には真珠の専門店が何軒かあります。
産地の真珠のネックレスが安いだろうと思っていましたが、店主によると、中国人が大勢買い付けに来てから供給不足になり、ここ数年で30%も値上がりしているそうです。

真珠養殖の伊勢志摩の海

旅において、その道中での他者との関わり方ほど印象的なものはありません。観光だけでなく、中国から来る友たちには日本人と間近で交流する機会もあってほしいと思います。

自宅で料理教室を開いている女性の友人がいて、一年を通して季節に合わせた家庭料理を教えています。
親友は食べ物に大変関心を持っているので、友人の料理教室を体験してもらうことにしました。その日の体験料理は日本の正月料理の一部でした。

私たちは主に料理を作るプロセスを見学しました。 どのような食材を使うのか、お皿の並べ方、テーブルセッティング、食器、ホストがどのようにゲストをお迎えするのかなどです。
実際に料理を作る一部をやってみたり、料理を盛り上げたりすることもしました。途中には、火加減やスパイス、調理法などを女主人が説明してくれました。 テーブルでのコミュニケーションは楽しい会話でした。

レストランでの食事以上に、日本の家庭に入って料理を体験し、味わうことで、あらゆる面で日本の生活様式を感じることができます。 例えば、玄関や洗面所、居間やキッチンといった場所に中国の家庭との違いを見つけることができます。

若い友人が、彼女の家で習っている茶道を訪問者に紹介しました。 茶道のもてなしは、最高の礼儀とされています。
彼女はお茶を立てながら、一見シンプルに見える抹茶やお菓子、部屋の飾り付けに込めた思いや心遣い、そしてホストの意図を紹介してくれました。

たとえそれが表面的な見識や経験であったとしても、ゲストとホスト双方にとっても、相手の国の文化に触れ、学び、忘れがたい印象を残すことができます。
これは私自身が好きな深みのある旅の形の一つです。

写真提供:黄勇

本文中国語バージョン    


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?