見出し画像

【レビュー】「【極秘宇宙プログラム:SSP】のすべて】〜人類によるUFO開発史

この本は、子どもの頃からUFO好きの私が、これまでに読んだ本の中でも、衝撃度合いでは恐らく3本の指に入る本であり、もしかするとトップかもしれないほど、とにかく凄い本だ!

しかしあなたが、ナチスによりUFO開発が行われていたことを知っているくらいの知識レベルでないと、受け入れるのは難しいのではないかと思われる。
それほど上級者向けの、UFO/異星人情報を追い掛けてきた人間にとっては涎の垂れそうな重要情報の連続である。

第1章は私が追い求め続けて来たUFOの飛行原理に関する技術的な解説である。

UFOの飛行に関する技術としては、推力を提供する「電気重力」、重力の約89%を減らす「磁場ディスラプター(MFD)、そして「タキオン・テレフォン」の原理を利用した「時間ドライブ」がある。
「時間ドライブ」の原理を使えば、宇宙船をある地点から別の地点へ瞬間移動させられる。そして光速を超えるスピードで移動するため、時間を遡ることができるようだ。

第二章では本書のテーマである秘密宇宙計画のベースとなったUFOテクノロジーの開発の歴史が述べられている。

ここではトゥーレ協会、ヴリル協会、ナチスによるUFO開発が中心テーマだ。

そこに、過去に読んだ本にあった内容がこれでもかという具合に登場してくる。

・佐野美代子さんやエレナ・ダナーンさんの本に書かれていた、ナチスUFO開発への異星人の関与の話。

・「バード少将がナチスの南極基地を攻撃するために出撃し、ナチスのUFOに大敗を喫した話ーこの噂に関して書かれた本は何冊かあり、事実であろうとは思っていたが、物的証拠を見たことがなく、これまでは半信半疑であったが、この本にはその証拠として、ニューヨークタイムズやチリの新聞に掲載された記事が紹介されており、歴史的な事実であると確信を持てた。

・「[アメリカが盗んだ]宇宙人ユミットのプラズマ科学」に出てくる、MHD(磁気流体力学)推進装置を使った超音速飛行機開発プロジェクトの「オーロラ」の話にも言及している。

・トルーマン、アイゼンハワー大統領と秘密協定を結び、米国の軍産複合体を乗っ取ったのは、第二次世界大戦前にドイツを脱出して南極と南米に基地を作ったナチスと、ドラコ連邦、人類離脱グループの連合体だった。

など。


本書のテーマである秘密宇宙計画(SSP)には大きく分けて5つあると言う。
秘密宇宙計画とは、要するに「UFO艦隊」を作る計画のことだ。

私はこの本の前に、佐野美代子さんの本で情報をある程度聞いていたので受け止められたが、この本で初めて知った方がこれを事実と受け止めるのはかなり難しいことなのではないかと想像する。

5つの秘密宇宙計画とは以下のものだ。

1.ダークフリート〜ブリル協会/ナチス〜ドラコにアン帝国/と提携

2.ソーラーウォーデン〜アメリカ海軍/空軍

3.惑星間企業複合体(IIC)の秘密宇宙計画〜MJ-12

4.銀河国際連合(GGLN)秘密宇宙計画〜国際連合

5.様々な「特別アクセス計画(SAP)」秘密宇宙計画

それぞれについて詳しく見て行く。

1.ダークフリート〜ブリル協会/ナチス〜ドラコニアン帝国/と提携(第2章〜第4章)

これに関しては複雑な経緯があるため、長くなるのをお許し頂きたい。

ブリル協会の創設は1919年で、裕福なドイツ貴族たちによるトゥーレ協会と称する神秘主義的組織の支流だったとされる。
トゥーレ協会は、1918年にルドルフ・フォン・ゼボッテンドルフ男爵によってミュンヘンで設立された。トゥーレ協会は、ミュンヘンで生まれた「ドイツ労働者党」の創立(1919年1月5日)を援助したことで知られている。アドルフ・ヒトラーはこの党の5人目の党員となり、その弁舌の巧みさによって党執行委員会の7人目の委員になった。
ここでヒトラーとトゥーレ協会の関係ができることとなった。

トゥーレ協会のリーダーたちは、第一次世界大戦の灰の中から神秘主義的原理を基にしたドイツ
人国家を打ち立てることでこの新しい党を背後で操ることができると考えていた。トゥーレ協会の
エンブレムは、のちにヒトラーとナチ党が採用した鉤十字の1バージョンである。

トゥーレ協会はギリシアやローマの伝説に登場する「ハイパーボーリア」と呼ばれる極北の進ん
だ文明の存在を信じていた。その古い首都の名が「ウルティマ・トゥーレ」である。
トゥーレ協会のメンバーは、ハイパーボーリア人がアーリア人の祖先であると信じていた。メンバーの考えではハイパーボーリア人は古代文明が生み出した「ブリル」エネルギーを活用でき、そのエネルギーは未来のテクノロジーに必須のものである。トゥーレ協会のメンバーはそういったテクノロジーが世界のさまざまな場所に隠されていると信じていた。

それから十数年後、ナチス親衛隊(SS)はトゥーレ協会のこの考え方を取り入れてSSアーネンエルベ(「父祖からの遺産」の意味)と呼ばれるエリート教育機関で利用した。アーネンエルベは、アーリア人種のルーツと古代文明で使われていたテクノロジーを記した手書き文書を見つけるために、チベットやペルーなどに探検隊を派遣した。

トゥーレ協会は、ブリルの力を利用するためにはテレパシー能力が必要だと考えていた。
そこで驚異的なテレパシー能力を持つマリア・オルシクに興味を持ち、支援するようになる。オルシクは1919年にブリル協会の前身である「メタフィジックスのための汎ドイツ主義協会」を設立した。

1919年のうちにオルシクはアルデバラン星系から来たという存在との交信を開始する。のちにこの存在は実は古代に人類から離脱した文明人たちであることが分かる。アルデバラン星系からの異星人を装っていたいただけだった。

オルシクは自動書記により大量の技術的情報と思われるものを未知の2つの言語で大量に書き記した。これはのちに空飛ぶ円盤に関する技術であることが明確になり、トゥーレ協会と情報を共有する。

マリアのブリル協会を支援したのがナチスである。ブリル協会内に、UFOの開発のための2つの組織が作られた。U-13とSS-E-4である。後者はハインリッヒ・ヒムラーの直接指揮下にあり、ブラック・サン(ナチスSSのエリートで構成された秘密結社)の第4の開発グループとして知られていた。

ブリル、トゥーレ、ブラック・サンの各協会は並行してそれぞれ別々に高度なテクノロジーの開発を行なっていた。

ブリル協会のテクノロジーを基に、ナチス親衛隊(SS)は自前の空飛ぶ円盤製作をスタートさせ、1938年までに一定の成功を見ている。

SSはこの技術を戦争に利用するつもりだったが、オルシクは平和や霊的なものを志向しており、方向性にずれがあった。

ブリル協会の成功は、アルファ・ドラコニス星系の異星人による積極的な援助によるものらしい。その異星人たちは地球の地下の高度な文明との間に協力関係があった。

ドイツと同盟を結ぶことになるイタリアも独自に正体不明の皿型航空機を1933年に手に入れていた。それはロンバルディアに墜落したものだった。
ムッソリーニはこれがドイツによるものと推測し、その後のドイツへの同盟に発展していったようだ。

ナチス/ブリル協会の高度なテクノロジーと円盤型宇宙船は、ナチスドイツが降伏する前に南極と南米アルゼンチンに密かに移された。
しかしある段階で各協会のリーダーたちは、陰湿な異星人グループ、ドラコ・レプティリアンと手を組む邪悪なオカルト集団と提携したようだ。
ドラコ・レプティリアンは帝国主義的な異星人で、多くの世界を征服し、捕虜を強制労働させていると語る証言者が多数いる。

この集団が現代になって始めた秘密宇宙計画がダークフリートであり、太陽系の外で活動することがほとんどで、非常に攻撃的。最高機密。
大艦隊(『スター・ウォーズ』に出てくるV字型航空機に似た輸送機で構成される)を複数所有している。ドラコ同盟と共に活動し、他の星系との争いで共に戦っていると考えられている。

2.ソーラーウォーデン〜アメリカ海軍/空軍(第5章)

ペーパークリップ作戦でナチス・ドイツから終戦後に米国に連れて来た科学者を使って開発した円盤型航行機技術を使った、地球最古の秘密宇宙計画である。

「ソーラーウォーデン」の宇宙艦隊は、2005年の段階で、宇宙船8、航空母艦に相当するもの1、「後援機(プロテクター)」ー宇宙飛行機ー43で構成され、太陽系外を含む宇宙で活動する。
艦隊の多くは1980年代から90年代に作られ、絶えず改良を加えている。

ソーラーウォーデンには研究・開発に取り組む科学的な艦隊もあれば、攻撃・防御に取り組軍事的な艦隊もある。軍事担当の艦隊は主に太陽系とその周りの星団の警備に当たる。「侵入者」や「訪問者」の動きを監視すると共に、地球や他の惑星に無許可でやって来る「訪問者」を特定して排除する。ソーラーウォーデン(太陽系の監視人)というこの計画の名称はその役割をよく表している。

ソーラーウォーデンの攻撃防御艦隊は5つの国ーアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドーの兵士で構成されている。

3.惑星間企業複合体(IIC)の秘密宇宙計画〜MJ-12
(第6章)

ソーラーウォーデンおよびソーラーウォーデンのための宇宙船を作る軍産複合体から直接派生し
たのは、宇宙計画を動かす独立した企業の出現だった。この組織は惑星間企業複合(Interplanetary Corporate Conglomerate: ICC)と呼ばれている。
IICはあらゆる手段を使ってテクノロジーの入手・開発を行なう。そのテクノロジーを地球および地球外グループと交換取引する。

ソーラーウォーデン計画は海軍の計画であり、のちに空軍が加わった。これら軍人は合衆国憲法を守るために真剣に誓いを立てる。

トルーマン大統領が1947年に覚書を作り、地球界生命体の問題を取り扱う権限を与え、大統領に直接報告する義務を課したグループ「マジェスティック12(MJ-12)」はやがてアイゼンハワー大統領を平然と無視するようになり、アメリカの秘密宇宙計画を支配することを考え始める。
そのために必要なのは、MJ-12の指図に従いそうな企業群を使って、軍主導のソーラーウォーデンとは別の宇宙計画を生み出すことだった。

ソーラーウォーデン計画に潜り込んでいたナチス離脱グループ/秘密結社グループおよび彼らと組むET/古代離脱文明グループ、数世代に渡って地球上の人間と資源を支配下に置いているイルミナティ/カバルもMJ-12と連携しているようだ。

MJ-12の下での企業の秘密宇宙計画は最終的に惑星間企業複合体(ICC)の形成へと至った。MJ-12/企業の秘密宇宙計画は1990年代後半にはソーラーウォーデン計画を凌ぐようになった。

4.銀河国際連合(GGLN)秘密宇宙計画〜国際連合

レーガン大統領が1985年にゴルバチョフに「エイリアンの脅威に対して米ソの協力が不可欠」と話を持ちかけ、1987年に国連自身の秘密宇宙計画、「銀河国際連合」が作られたようだ。

この秘密宇宙計画は主として太陽系外で動いているとのことだ。

5.様々な「特別アクセス計画(SAP)」秘密宇宙計画(第8章)


これまでに述べた以外にも、小規模な宇宙計画が数多く存在する。
その中には私企業によるものもある。

「秘密宇宙計画(SSP)同盟」や地球同盟(第11章)

さらに、ソーラーウォーデン計画を中心に組織された「秘密宇宙計画(SSP)同盟」や地球同盟も存在すると言う。

「秘密宇宙計画同盟」は、ソーラーウォーデン以外に惑星間企業複合体やダークフリート、SAPから離脱した人々が宇宙船や諸々のリソースと共に加わったもので、「地球同盟」を構成するのはそれぞれの秘密宇宙計画で兵站や援護、指揮を担当する各種の組織であり、ホワイトハットやBRICSも参加しているとのこと。

この2つの同盟に共通する目的は、「バビロニアン・マネー・マジック・システム」を打破し、専制的な金融システムを終わらせることだ。

情報の全面開示、アセンション(第15章)

本書の最後は人類の「アセンション(上昇)」に向けた「全面開示イベント」だ。
私の待ちに待った出来事がこの後に控えていると思うとワクワクする。

しかしこの情報開示に関しては、一気に全面開示にするか徐々に開示していくかでイルミナティ/カバルとソーラーウォーデン/星間同盟の間で意見が割れており、最終的にどうなるかははっきりしない。

しかし、我々が人類の真の歴史や人類に干渉した異星人などのグループのリスト、彼らが人類に対して犯してきたおぞましい罪を完全に明らかにすることができれば、人々を立ち上がらせ、「バビロニアン・マネー・マジック・スレイブ(奴隷)・システム」を終わらせることができるのだ。

ただし、アセンションにふさわしいレベルの人類だけが地球に残り、残りの人類はアセンションはせずに死を迎えるか異星人グループによって彼ら人類にふさわしいレベルの世界(星?)に連れ出され、アセンション後の地球は他者への奉仕の惑星となるようだ。

まとめ


本書を読むことで、私がこれまでに持っていた断片的な知識が次々と繋がり、人類のUFO開発への異星人の関与やUFO技術の全体像がはっきりと見えてくる知的快感に興奮した。

私のようなUFO/異星人情報追求者にとっては涎が垂れるほどの、待ちに待った超重要情報の宝庫の必読書である。


本書と同様に貴重にして重要な異星人情報を発信しているエレナ・ダナーンさんの本と比べ、文章が論理的で筋道立っているので、男性にとっては本書の方がはるかに読みやすいと感じた。 


著者によれば、本書の主証言者であるコーリー・グッドの発言内容はさらに検証する必要があるとのことだが、これまでに出回っている様々な証言との矛盾がなく、その精度はかなり高いと私は感じている。もちろん盲信すべきものではないが。


このレビューで本書の大枠はまとめたつもりであるが、書き漏らした重要事項が山のようにあるので、是非本書を買って熟読して欲しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?