見出し画像

石油は化石燃料ではない

我々は、石油や石炭、天然ガスは動植物の死骸から長い年月を掛けてできる「化石燃料」だと聞かされてきた。

石油が動物の死骸からできる化石燃料であれば、その量には限りがあるということになる。

従って何十年も前から、石油が後何年で枯渇するかを常に言われてきた。
しかし不思議なことに何年経っても枯渇までの年数が減らないのだ。

採掘可能な石油の量は、採掘コストとの兼ね合いで決まるところがあり、採算が取れなければ実質的に採掘はできない。
従って採掘技術の進歩により、採掘コストが下がったために採掘可能量が増えた分もあるとは思うが、それとは別に新たな油田が見付かり続けている。

OANDA証券のサイトによると、

「世界の原油確認埋蔵量は、英国の石油メジャーBPが発表した統計によると、2020年末時点で約1兆7,324億バレルとのことです。これは可採年数にして約50年にあたります。石油はいつも「あと30~50年で枯渇する」といわれてきましたが、新規油田の発見や開発技術の進歩などもあって、伸びる傾向にあるといわれています。当分は可採年数が30~50年以上の状況が続くとみられています。特に近年は米国やカナダの北米を中心にシェール革命が起こり、飛躍的に産油量が増えていることが全体的な可採年数を底上げさせています。」

とのことだ。

「新たな油田が見つかること」=「新たに石油ができていること」ではないだろうが、石油を掘っても掘っても確認埋蔵量が一向に減らないことは事実だ。

Wikipediaによれば化石燃料とは、

「地質時代にかけて堆積した動植物などの死骸が地中に堆積し、長い年月をかけて地圧・地熱などにより変成されてできた、化石となった有機物のうち、人間の経済活動で燃料として用いられる(または今後用いられることが検討されている)ものの総称」

ということになっている。

しかし誰が生成過程を自分の目で確認したのだろうか?

そもそも化石燃料の語源である化石を極めて短時間で作れることが実験で確認されており、定説がいかに怪しいものか分かる。

以下の記事によれば、石油は、地球の奥底のマグマの隙間から噴き出してくる物質で、無尽蔵の燃料であるというのである。

そうであれば、火山国である日本に油田がないわけがない。

実際に、以下のようなニュースがあった。

石油ではなく天然ガス油田だが、天然ガスも化石燃料の一種だ。

もうひとつ、石油は工業的に作ることができる。ことが分かっている。
京都大学名誉教授の今中さんのグループが人工石油の製造に成功している。

そして、「ドリーム燃料」との名称から考えて、どうやら製造装置が市販までされているようだ!


このことが意味するのは、日本はエネルギーに関して独立できる、ということだ。

今中名誉教授の言う通り、日本はアメリカに石油を止められて戦争に追い込まれた。

国の独立に必要なものは、食料、エネルギーの自給と自力での国防だ。
これが出来ていれば、他国に脅されても言いなりになる必要がほぼなくなる。

【なぜ石油は化石燃料と言われるのか?】
石油が化石燃料と言われ出したのは20世紀初頭、しかも西欧とアメリカでのことであり、ソ連と東欧では無機起源説が定説だったとのことだ。

これは、石油を支配するロックフェラーが石油の価値を高く見せ、石油により世界を支配するために言い出したことなのではないかと推測できる。
そしてその石油の決済にはドルの使用を義務付けることでドルを基軸通貨とし、ドルによる支配、すなわち米国による世界の支配も成し遂げる。そのような意図が裏にあったのではないかと想像する。

【今後の予想】
今後は安価でクリーンで高効率の人工石油が石油に取って代わり、石油のドル決済もなくなっていく流れが見えている。

すなわち、石油による支配、ロックフェラーの時代、そしてドルの時代が終焉に向かっていると言えるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?