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SDGsボードゲーム Get The Point〜大学生が社会とつながる学び〜

以前にジョイさんが使っていたボードゲームと同じものを、
下関の大学の授業でも活用する機会をいただいたカズです!

実はカズもこのボードゲームの認定ファシリテーターで、
縁あって山口県下関市の大学にお声かけをいただきました。
山口県の大学なのに福岡県の北九州空港からの方がアクセスが良いことに驚きながら、
関門橋を渡ってから現地に向かいました。
普段接している高校生との相違点も共通点も両方見つかり、
教師としても大人としても学びの多い時間でした。

1 大人になるまであと一歩の大学生

大学生は就職活動などで大人になる準備を着々と進めています。
しかし、大人になるとは一体何なのか?
大学を卒業すること?歳をとること?
どこかの会社に入ること?
このような通過儀礼が大人になることではなくではなく、
社会の仕組みを知ることが大人として生きていくことだと思います。
会社に就職すると異年齢の集団で仕事をして、
業界の不可解な文化などを体感し、
ジェネレーションギャップを感じることばかりです。
このような大人の世界を大学生のうちから体験しておくと、
免疫がつくので対応力が抜群に上がります!
日本一の父親を目指しているジョージさんも育児の視点で同じことを言っていました。
キャンパスの垣根を超えて、社会の荒波にちょっとだけ足を踏み入れる機会を、
このボードゲームを利用して大学生に体験してもらいました!

2 下関市役所と県議会議員へのアプローチ

今回はボードゲームの下関版の開発に向けて動いていきます。
そのためには下関市役所の協力が必須ですが、
ストレートに協力を依頼してもなかなか重い腰は上がりません。
そこで、別角度からのアプローチとして県議会議員に協力をあおぎました。
お隣の広島県と福岡県の県議会議員にお話を聞いてもらえたことをきっかけに、
山口県の県議会議員に話をつないでもらいました。
ここから県議会や教育委員会にアプローチをしていきます。
また、福岡県と山口県は協定が結ばれているので、SDGs未来都市とタッグを組んでみたいです!

3 非認知能力を重視する下関市

下関市は町をあげて非認知能力の育成に取り組んでいます。
岡山大学の中山先生が下関市に何度も足を運んでくださり、
市議会議員や大学生に向けて講演をなさっています。

そこで、中山先生の講演を受講した大学生が、
中山先生の理論とボードゲームの活用法を論理的にまとめてくれています。
これをプレゼンに活用すれば、
中山先生を知る議員の方々には効果覿面です!
それ以上に、学びをアウトプットする大学生の理解が深まるので一挙両得です!

4 地元の教師と教育委員会を動かす

これらの大学生の戦略をカズもバックアップさせてもらいました!
教師であるカズのネットワークを駆使して、下関市の教師と教育委員会の方々にもご協力をお願いしています!
協力してもらうというより「見学」してもらうイメージです。
教育現場の方々から率直な意見をいただけると、
それらを大学生のプレゼンで引用できます。

○○小学校の○○先生によると…

○○課の○○指導主事のご意見では…

このように引用することで、
大学生のアイデアに具体性が帯びてきます。
説得力が増してきます!
また、教育現場の方々との交流は教師を目指す大学生にとっても有意義です。
今後の学びや体験につながるので、
ここでも一挙両得です!

大学生との活動を通して驚いたことは、
行動力と改善力が高いことです。
こちらが提案したプランを即座に実行したり、
大学外部の方々との活動を通してブラッシュアップしたり、成長速度がとんでもないです。
高校生よりも「大人になることの当事者意識」が高いからなのでしょうか。
また、高校生も大学生も社会とつながる学びは共通している必要事項です。
今後は、このような活動を高校とも連携できるGet The Point 版高大連携プロジェクトを実践していきたいです!

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