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アナウンサーから学ぶ表現の楽しみ方

教育を本気で語る会のマサです。
新しいことが大好きなので、
仕事でもプライベートでも様々なことにチャレンジをしています。
今回は「アナウンサーとの連携授業」のチャレンジについてお伝えします。


1 話し方のプロから学べる

学校では大学受験や検定試験に向けて面接練習をしますが、
マニュアルをなぞっただけの薄い指導になりがちです。
もっと本格的に話し方を勉強したいと思っていた時に、
埼玉県の事例を発見しました!

学校とアナウンサーが連携できる!?
色々なチャレンジ構想を練っている時に、
本気で語る会のメンバーのジョージさんが、
育児にも活用していたことも思い出しました!

色々と相談をさせてもらい、
予算や授業案を考えて、
アナウンサーから直々に研修を実施してもらえることとなりました!

2 具体的な話し方

腹から声を出せ!!
子どもの頃に何度も言われましたが、
その度に「どうやって腹から声が出るんだよ」とふてくされてました。
滑舌が悪くて、
話が長くて、
噛みまくる大人が嫌いでした。
しかし、大人になった今、
自分もそんな大人になっているかも…
と不安でした。
そんな自分を何とかしたくて、
生徒と一緒に研修を受けました。
まずは腹から声をだす「腹式呼吸」を学びました。
深呼吸に何秒かけるのか。
お腹のどこに手を当てるのか。
どんな姿勢で話すのか。

今まで何となくやっていた「腹から声を出す」という作業を、
しっかりとしたエビデンスに基づく勉強に変えてもらえました。
他にも、「あいうえお」の顔の筋肉の使い分けや、
飛び跳ねながら発声する練習方法など、
プロのアナウンサーならではのたくさんのアクティビティを教えてもらえました。
エアコンの効いた涼しい部屋でしたが、
汗ダクダクで喉はカラカラになる体育のような研修でした!

3 話すだけがアナウンサーじゃない

アナウンサーには実に高度で複合的な能力が求められるのですが、そうした力はこれからの時代に求められる能力と一切矛盾しないのです。

東京理科大学 伊藤元教授

大切なことを話すためには、
しっかりと話を聞くことも大切だと学びました。
アナウンサーはただ原稿を読むだけでなく、
インタビューで取材をしたり、
自ら原稿を考えたり、
テロップや再現動画を作ったりと、
実に多岐にわたるお仕事をされていることを教えてもらいました。
アナウンサーは、話の本質をしっかりと見極めなくてはなりません。
そのための話の聞き方や質問の仕方、
相槌の打ち方、リアクションのパターンなど、
大人にとって必要な生きる力につながるスキルのお話もいただきました。
話すだけがアナウンサーじゃない。
しっかりと聞いたうえでしっかりと話すことをどうやって学べばいいのか。
実際の授業でも使えるアクティビティも含めて、
実用的な方法も伝授してもらえました!

4 子ども達の笑顔があふれる

話し方や聞き方などの新鮮な学びが多く、
研修の時間があっという間に過ぎていきました。
長丁場の研修を終えた生徒の表情は、
驚くことに笑顔が溢れていました。
テレビで見たことある人が、
面白い学びをたくさん教えてくれると、
子どもたちには良い刺激になったようです。
なんと、昼休みの時間にも関わらず、
講師を囲んで質問攻めです!
テレビ業界の裏話。
朝早い番組の生中継の緊張感。
芸能界に入るためのプロセス。
普段の学校では出来ない質問を、
ここぞとばかりに投げかけていました。
おかげで昼食時間は実質10分程度になりました。(笑)
それでも、子どもたちの好奇心と探究心を刺激してくれたのは、
教師として嬉しい限りです。
子どもたちが笑って勉強できる機会をこれからも探していきたいです!


今回の研修は子どもと一緒に教師も学ぶことができました。
好奇心をなくさないことが、人生を楽しむコツだと思います。
これからも生徒と一緒に楽しく学べるように、
外部の新鮮な風をどんどん学校内に送りこみます!

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