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LINEのメッセージ配信には、「セグメント配信」を活用せよ

LINE上でメッセージを配信するには、「一斉配信」と「セグメント配信」の2つの方法があります。(サムネのバスケットはセグメント配信をイメージしたけど伝わりますか…?)

アカウントに登録している友だちの規模によっては、一斉配信は莫大な配信費用がかかります。また、あるユーザーにとっては必要としない情報が配信されブロックにつながることも。そういう時にはセグメント配信で効率よく運用を行いましょう。

配信方法について

セグメント配信は以下のような方法で実施が可能です。

①一斉配信(O.A/MAツール)
複数の友だちに同じ内容を同時に送る配信方法。全員に告知したいキャンペーンやイベント情報などに使われます。
②セグメント配信(O.A活用)
事前に設定しておいた条件に応じて、メッセージ内容を振り分けることができます。

以下の方法なら、O.Aからも設定可能です。
◆属性セグメント
:友だち期間、性別、年齢、OS、居住地
◆オーディエンス
:クリックリターゲティング、インプレッションリターゲティング、チャットタグオーディエンス、友だち追加経路オーディエンス
※MAツールによっては可能なものもありますので、各社にお問い合わせください。
③セグメント配信(MAツール導入)
LINEのテクノロジーパートナーが提供しているMAツールを導入すれば、CSVデータとの連携やアンケート結果、ステップメールのような形でセグメント配信が可能です。
※機能はツールによって異なりますので、各社にお問い合わせください。

属性セグメントを活用

属性セグメントは、「メッセージ配信」より追加が可能です。
※属性で絞り込むには、ターゲットリーチ数が100人以上必要です。

属性絞り込み

性別、年齢、OS、居住地は、LINEユーザーが保有するスタンプや、友だち追加している公式アカウントなどの利用状況から推計されるため100%正しいとは言い切れません。
一方で、「友だち期間」はアカウントの友だち登録をした日を基準にしているためもっとも活用しやすい属性です。

属性セグメントを使えば、こういった活用ができます。

・友だちになって一週間以内のユーザーにクーポンを配布
・男性ユーザーにメンズ商品を訴求
・エリア限定情報の配信 など

オーディエンスを活用

メッセージ配信に追加するには、事前にオーディエンスを作成する必要があります。

属性セグメントとは違い、メッセージ配信の結果に紐づいているため運用と並行しながらPDCAを回せることができます。

オーディエンス

◆クリックリターゲティング
:配信したメッセージに含まれるリンクをクリックしたユーザーを対象にしたオーディエンス

◆インプレッションリターゲティング
:配信したメッセージを開封したユーザーを対象にしたオーディエンス

◆友だち追加経路オーディエンス
:特定の経路で友だち追加したユーザーを対象にしたオーディエンス

◆ユーザーIDアップロード
:ユーザーIDをアップロードして作成するオーディエンス。
※MAツールの導入が必要です。

オーディエンスを使えば、こういった活用ができます。

・あるリッチメッセージをタップしたユーザーにのみ、関連商品を紹介
・イベントから流入したユーザーにイベントの追加情報を案内
・スタンプを購入したユーザーにセール情報を告知 など

まとめ

普段のLINE運用の中で、ユーザー全員に届けたいメッセージはもちろん一斉配信で大丈夫です。友だちが増えたのは嬉しいものの、配信費用が予算を上回るような状況がないとは言い切れません。

また、ユーザーの立場で考えると、興味のないメッセージばかりが配信されて友だちになっている意味がなくなってしまう、つまりブロックしたいと思わせる運用になってしまいます。

まずはO.Aでできる基本的なセグメント配信から試してみてはいかがでしょうか。また、MAツールを導入すればもっと細密なセグメント配信が可能ですのでこちらもご検討ください。

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