録画「ウルトラマンブレーザー」第9話 「オトノホシ」
アンリ隊員メインのこれは異色作！
超異色作！！

いつものように見どころを列挙します。
＊ネタバレ大いにあり。

ゲント隊長の身体に異変が！
カメラワークといい青く光る眼といい「ウルトラセブン」的な演出。
そして体内に宿る宇宙人ブレーザーとのコミュニケーション開始。
おお、映画「メッセージ」のようだ。
原作はテッド・チャン「あなたの人生の物語」
これはゲント隊長の人生の物語なのだ。
それはともかく未だブレーザーの意思は不明。
アースガロンとヤスノブに休息は無い…って、おいおい、また蓄積疲労でダウンしちゃうよ？
無人のコンサートホールで演奏する東儀秀樹率いる楽団。
曲は「ウルトラQ」のテーマ。
な、なんだって〜！？
そしてガラダマから現れるガラダマモンスター・ガラモン！
「怪獣じゃなくてロボット？ あれで！？」「古臭い」なんて言わないであげて。
ガラモン強え！
身は軽いしトゲはアースガロンの装甲を突き破るし！
ヤスノブダウン。
ブレーザーのスパイラルバレードも通用しない！
いくらなんでも強すぎるよ！
最後は両手のダブル光輪で撃破！
一方、謎の楽団は侵略者、宇宙セミ人間・チルソニア遊星人カルテットだった！
あの円盤！
チルソニア遊星人カッコいい！
シビれる素敵！！
あの東儀秀樹の帽子！
モノクロからカラーへ。
招待されたのはアンリ隊員ただ一人。
なるほど。
地球人で唯一人、彼らの音楽を認めてくれたアンリ隊員とチルソニア遊星人とのコミュニケーションの物語でもあった訳だ。
大人のドラマだ。
うわー、バンダイさんチルソニア遊星人のフィギュアも絶対に出してください！！
本当に出してくださいね。
あと続編「オトノホシの逆襲」も放映していいですよ。
エンディングまで「ウルトラQ」のテーマ。
どこまで私を喜ばせれば気が済むのか？
しかしこれ、土曜朝9時にやるお話じゃないですよ。
深夜枠の内容と雰囲気ですよ。
最高じゃないですか。
ウルトラQリスペクト最高でしたよ！
次はゲント隊長の家族の物語。
予告を見ただけでうるうる来ました。
ヤバい！
楽しみ過ぎですよウルトラマンブレーザー！！

そういえば作中では「セミ人間」とも「チルソニア遊星人」とも言ってませんね。
敗残者として生きる事を選んだ蝉のような顔を持つ宇宙人…。
夏の終わりにふさわしいエピソードでした。

小学館「怪獣図解入門」(円谷プロダクション監修、大伴昌司構成解説)を見ると、ガラモンは「エラから妨害電波を発信し、口から超音波を出す」とありますね。
7万馬力。