もちだ

エッセイとか書いていくページ。 素材お借りしました http://shirayuki.…

もちだ

エッセイとか書いていくページ。 素材お借りしました http://shirayuki.saiin.net/~sora/

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  • いいこと日記

    認知行動療法もかねて、日々のうれしかったこと、楽しかったことを書き留めていく日記。

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    フィクションを楽しむ人の生活。本中心。

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    発達障害のことをつらつらと

最近の記事

インターネットアドバイスおじさん

以前とあるテーマについてTwitterでつぶやいたら、フォロイーでもフォロワーでもない知らない人からアドバイスが来た。 お互い知らない仲なのにかなりなれなれしい態度だったから無視した。しかしふと予感を覚えて、その人のIDでTwitterを検索してみたのだ。 すると、出るわ出るわその人のリプライが。それは彼がそのテーマについてアドバイスした記録だった。ちょっとぞっとするものを覚えてTwitterを閉じた。 実は形は違うが以前にも似たようなことがあった。私は別の場所で趣味の

    • 演劇って貴族の趣味だなあと思う

      観劇好きな友達の影響でたまに演劇を見るようになった。見たら面白いし楽しめるんだけど、私は演劇というメディアそのものはそんなに好きじゃないな。何でかというと演劇ってのはお客に対してめちゃくちゃ不公平なコンテンツだから。 まず東京や大阪でしかやらない演目が多いので、大都市圏へのアクセスが悪い人はそこでふるい落とされてしまう。私は大阪に住んでいるのでまだましだが、仕事の事情や金銭的事情で遠くへ行けない人々が涙を飲んでいるのは傍から見ていてもつらい。 さらに大都市圏に住んでいたと

      • 「自分で自分をケアするので手伝ってください」と言える人間になろう

        読んだ。 しかし、そもそも「ケア」というものが「苦しみを分かち合うこと」や「相互に愚痴を言い合うこと」としてばかり語られるのは、めちゃくちゃ共感至上主義的である。ASD側から言わせてもらうとぶっちゃけ定型発達者の悪習そのものだと言っていい。 発達障害というほどでなくても、ひとりが好きで、人よりモノ相手にするほうが楽しくて、コミュニケーションが苦手な人もいる。 そういう人は「相互にケアをする」ことを目指すより「自分のことは自分でケアするので、あなた手伝ってください」という

        • 職場でお局予備軍と出会った話(Twitterまとめ)

          「お局の卵」みたいな人に出会ったので考えの整理のためにツイートしておく……身バレよくないのでフェイク+半分たとえ話で話すんですけど。 私の後輩(後輩と言っても入社時期が違うだけで同世代)は、入社して1ヶ月くらいは普通だったんだけど、しばらくしてまた別の後輩が入社してきたころからだんだんおかしくなってきたのね。 ~ここからフェイク~ 彼女、誰かが白い服でカレー食べてたら「白服でカレー食べるなんてありえない」って言うんだよ。いやカレーが服に飛んで困るのは本人だからどうでもよく

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        記事

          発達障害者が自己肯定感を取り戻そうとした記録

          こんにちは。もちだです。 電子書籍を作ろうと悪戦苦闘しているのですが、なかなか進まないので、書けたところを公開することにしました。よかったら尻たたきしてくれると助かります。 テーマは「発達障害者の生活改善」です。最初の章は、「自己肯定感を持つ」です。 第一章 ままならない心の機嫌を取る  私は21歳からの数年間ほぼ引きこもり状態だった。学校をやめてしまったこともあり、自分はだめな人間だ、この世にいてはならない、という強い気持ちがあった。同時にすべてのことに無気力になり

          発達障害者が自己肯定感を取り戻そうとした記録

          児童書が好きな大人が、本好きの子どもの味方とは限らない

          子どものころを振り返って思うのは、「児童書が好きな大人が、本好きの子どもの味方とは限らない」ということだ。 児童書が好きな大人は、だいたい思い出の一冊がある。 大人はその本が大好きで、大好きで、子どもたちに押しつけがましくそれを宣伝してしまう。 大好きなので、今流行っている本を否定し、好きな本を持ち上げようとする。 よく見られる光景だ。 子どもの世界が変われば、受け入れられる作品も変化していく。それは仕方のないことで、だからこそ新しい物語を書き続けなければならない。

          児童書が好きな大人が、本好きの子どもの味方とは限らない

          来世で会おう

          今日、家で飼っていた猫が永眠した。 家の近くでにゃあにゃあ泣いていたのを、私が拾ってきたのだった。下町の通りに歩く人に片っ端からついていき、「僕を飼ってくれ」といわんばかりの子猫だった。 柄はシャム風のポイントカラーで、青い目のきれいな猫だった。 拾ってきたのは私だったが、一番甘えられていたのは母だった。突然背中に飛び乗ったり、だっこをせがんだりしていた。 また、非常に食い意地が張った猫だった。カレーを食べてスパイスでお腹を壊し、パンをつまみぐいするために引き戸の戸棚

          来世で会おう

          いいこと日記その6 褒められた

          身バレしかねないので詳しくは書けないが、就職活動をしている。 つくづく思うのは、就活とは「他人に評価される」ことそのものだということだ。ひたすら評価、評価の連続だ。他人に評価されることに恐怖を覚える身としては、苦しいことが多い。 そして発達障害を持つ身としては、なかなかいい評価がもらえない。できることとできないことが非常にアンバランスなので、雑用ひとつとっても満足にできない。 そんな中、支援者の方にこう言っていただけた。 「もちださん(仮名)のおだやかで優しい感じ、す

          いいこと日記その6 褒められた

          男性だけが若い女の子を好きなのか?

          「男性は若い女の子が好きうんぬん」というツイートを見かけてふと気づいたのだが、同人男女カプ界隈において「大人の女性(ここではだいたい20代後半以上を想定)」が受けのカップリングってあまり流行ったことないのではなかろうか……? 同人に限らずとも、乙女ゲームの主人公はだいたい若いし。ここで言う大人の女性だったのはダウトくらいしか知らない。 私はあまのじゃくなので、そう気づくとめちゃくちゃ大人の女性を推したくなってしまった。 というわけで、今後いい感じの「大人の女性」の恋愛を

          男性だけが若い女の子を好きなのか?

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          本好きあるあるまんが

          本好きあるあるまんが

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          いいこと日記その5 700円の汁なし担々麺

          私は汁なし担々麺が好きだ。 しかしこの料理、ちょっと高いことが多い。だいたい850円くらいで出ていることが多いと思う。 私のような低所得者としては、ふらっと入って食べるには抵抗のある値段だ。 そんなとき、700円で汁なし担々麺を食べることのできるお店を見つけた。 サラリーマン向けの大衆中華料理屋で、昼どきになると、サラリーマンやOLでいっぱいになる。店構えはいかにもシンプルで、余計なお金がかかっていなさそうなところが逆に親近感が持てた。 その担々麺は、もやしががっつ

          いいこと日記その5 700円の汁なし担々麺

          いいこと日記その4 きかせたいのは。

          ねこぼーろ(ササノマリイ)の「きかせたいのは。」を聞いていた。 ねこぼーろの歌はひたすら鬱々としたものが多いのだが、これは比較的明るい。 一方で、自殺願望や他者の視線への不安がモチーフとして扱われている。その不安を踏まえて、詩の中の「僕」はこう歌う。 ————————— 君が隣で 寝てるだけでもいいから どうか僕に居場所をください お願い 耳栓から流し込んだ音楽を 君にも聴かせたいだけ 誰かに伝えてみたいだけ ————————— 歌詞のこの部分は、物を作って何か

          いいこと日記その4 きかせたいのは。

          英雄を超えていけ

          ◎注意 このnoteには、映画「マッドマックス 怒りのデスロード」と「ワンダーウーマン」の致命的なネタバレが含まれています。 未試聴の方には閲覧をお勧めしません。 いまいち下げ方がわからないので寿限無でも置いときます。 寿限無(じゅげむ) 寿限無(じゅげむ) 五劫(ごこう)のすりきれ 海砂利(かいじゃり)水魚(すいぎょ)の水行末(すいぎょうまつ) 雲来末(うんらいまつ) 風来末(ふうらいまつ) 食(く)う寝(ね)るところに 住(す)むところ やぶらこうじの ぶらこうじ

          英雄を超えていけ

          いいこと日記その3 針を買った

          たまに手芸をする。うちにミシンはないので、基本的に手縫いだ。 だが、このところ布が非常に縫いにくい。木綿の薄い布でも針がなかなか通らない。まるでデニムでも縫っているようだ。 自分の力不足かと思ってそれでももくもくと縫っていたのだが、ふと気づいた。 「ひょっとして、針が悪いのでは?」 思い返せば、安いソーイングセットについてきた針を使っているだけで、針のことは気にしたことがなかった。 早速近くの手芸用品店で針を買ってみた。12本400円程度のメーカー品だ。 そしてそ

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          いいこと日記その2 母の美徳

          私と母はおおむね仲はいいものの、お互い不完全なもの同士なので、「もうやっていけない」と思うこともときたまある。 しかし、最近、母とファッションの話をしていたときに、母の美徳を感じたのだった。 私は美意識が非常に低いため、頻繁に母に着ているもののダメ出しをされる。 その過程でふと、母がこんなことを言った。 「こんなダメ出ししてもええんかな」 「ええけど。言うこときかんこともあるで」 「そら当たり前やろ。言うこと全部聞かれたら気持ち悪いわ」 母はどうやら、「子どもは

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          いいこと日記その1 山口果物のロールケーキを食べた

          山口果物というのは、大阪にある老舗の果物店のことである。谷町六丁目の店舗にカフェを作り、かき氷やフレンチトーストを出して有名になった。 今回そこのロールケーキを食べようと思ったのは、給料日だったので、少し贅沢をしたかったという単純な理由だ。 谷町六丁目の店舗は半分がカフェスペース、半分が果物の販売コーナーになっている。店に入ってすぐ小さな冷蔵のショーケースがあり、そこにフルーツサンドやケーキなどの持ち帰りできるお菓子が並んでいる。 目当てのロールケーキは、ひと切れ300

          いいこと日記その1 山口果物のロールケーキを食べた