honoumi

思いつきで話を綴るんだ☺️

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最近の記事

IKIDORI

深く不快な感覚 憤りは思考を止めるが 額の汗は止められない 耳を駆ける"あの音" 心拍数は速くなり いよいよその時を迎える ああ、またアイツか ピュー… 俺が目を覚ました時 それはお前の最期を意味する BANG!!!!!! 夏の夜は華やかだ

    • KURAGE

      滲む夜空は海月のように 消えゆく願いは 吐息まじりに 私もつれてって 星に願いを込めても 張り裂けそうな胸の痛みは 消えてはくれない 頬を伝う星の雫は ただ温かく 今日もあなたを 想っている

      • APRIL FOOL'S DAY

        エイプリルフール(毎年4/1日には嘘をついてもいいと言う風習のこと) 嘘が大嫌いなおじいちゃんと、とても心配性なおばあちゃんのお話です。 ある日、おじいちゃんは病気を患ってしまいました。 それを知ったおばあちゃんは四六時中おじいちゃんの側から離れず、あれこれとすべて世話をしました。 おばあちゃんは心配で心配で仕方なかったのです。 それでも、おじいちゃんの病気は良くなることはなく、ついにおじいちゃんは動くことすら出来なくなり寝たきりの日々が続きました。 おばあちゃんは毎日

        • SHYASOU

          生きることに疲れた僕は 『一度』死んでしまった。 亡霊の僕は生前の記憶を辿るようにあの景色を見に行くことにした 当たり前のことだが亡霊も電車に乗るのだ 車窓から流れゆく家々やどこまでも続く蒼や碧は生きていた頃より美しく写り魂が震えた 生前の僕は、世間の目ばかりを気にして着飾ってみたり高級な料理の写真をSNS投稿したりとにかく良い大人を演じるのに必死だった。 美味しい料理を食べても美しい景色を見ても、写真を撮れば満足してすべて忘れてしまうのだそして五感は鈍くなり、とうとう

          NATSU UTA

          #またね 彼女が言う 俯いていた僕はハッと顔をあげる 大きな瞳が僕を覗き込むように見つめる その瞬間、準備していた言葉たちが宙を舞う #駅、こっちだから 【BGM:いつか君をさらって彼氏になって口づけ合って愛まかせ〜♫】 待って! #うん? 次は恋人として会ってくれませんか!? この曲を聴くと思うんだ ああ、夏が来たんだって #何の曲? あの頃と変わらない君は大きな瞳で僕を覗き込むように見つめる あの時、この曲が流れて来なかったら僕は、あのまま何も言えずに帰

          NATSU UTA

          NAMI UMI

          心は波(nami) 常に揺れていて一定ではない 時に激しく、時に静かに もし、あなたの目の前にいる人の波が激しく揺れているのなら きっとあなたも揺れるだろう 自分では解決出来ない問題も時にはある そういう時には、静かに優しく自分の波を鎮めよう。あなたの波が荒れる必要はないのです 包み込むような深い海(umi)でいてほしいのです

          AME

          ふるふる雨降る夜にはいつもあなたがいて 冷たい雨も好きだった うつうつ憂鬱な雨に耳を傾けてケータイを 気にしている 枕に顔を押し当て目からは暖かい雨が 降り続ける 嫌いだ 降り止まない雨も あなたも 湿ったこの部屋にはあなたの匂いが まだ残っている 雨は激しくなり 言葉は雫になり落ちてゆく 好きだった 降り止まない雨も あなたも 好きで仕方なかった。 ふるふる雨降る夜には あなたもわたしも もう居ない

          SHIAWASE

          時々ね、ベッドから出られなくなったり トキドキね、冷めてゆくコーヒーを見つめていたり あるいはね、同じ夢をずっとみていたり それでもね、必要なんだ どこか遠くへ、デモ、このままでいて 右へ左へ、ゆらり揺られてさ (たまには良いんじゃない?)を何回も 繰り返して、最後に辿り着いたここ(今)が 幸せかもね

          HITORI

          ひとり晩秋、窓を開けると優しい光と少し冷たい風が舞い込んでくるワンルーム あの頃はあんなに狭かったのに 今は大の字で寝転がっても、私がもう一人居たとしても決して窮屈には感じない でもなぜか、いつも 息苦しさを覚える。

          SETSUNA

          刹那(きわめて短い時間、瞬間) 僕は普段、家にこもって本ばかりを読んでいる。だけど、この季節だけは出歩く事にしている、もちろん本をもってね。向かう足はただ真っ直ぐあの場所へ。 あたり一面が桃色(pink)に染まり、なんだかあくびまで染まっちゃいそうだ。 そんな事を想いながら大きな温もりに背中を預けて本を読む。いたずらな風が頬を少し撫でてゆく。追いかけることもなくただじっと僕はここに居る。本の上に舞い落ちてきた花びらが今度は僕の代わりにいたずらな風を追いかける。それを、つい目