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コニャックダイヤモンドとは?

コニャックダイヤモンドというダイヤモンドがあるそうです

実は聞いた事がありますが、これは一般消費者に販売しやすい為の名前であって、業者間ではただの「ブラウンダイヤモンド」なのです。

ボクはある程度消費者に分かりやすいように言葉を使いますが、あまりこういったコニャックダイヤモンドというようなウケを狙う言葉は使わないようにしています。あまりそういうのは好きじゃないんです。

というのは、いくらコニャックダイヤモンドと声高に言ったとしてもダイヤモンドの鑑定書では「ブラウンダイヤモンド」なんですから。

そして、ブラウンダイヤモンドであってもランクがあって、ファンシーブラウン、ファンシーライトブラウン、ライトブラウン、フェイントブラウンなどいっぱいあってコニャックダイヤモンドはダークブラウンかも知れないし、ファンシーブラウンかも知れない。

ただ、「コニャックダイヤモンド」とは表記される事はないんです。
コニャックの色っぽいというだけでただのブラウンダイヤモンド。

ただのブラウンダイヤでしょ?

どうしてただのブラウンダイヤモンドと繰り返すかというと、コニャックダイヤモンドというと、いかにも高そうなダイヤモンドという感じがします。

実はブラウンダイヤモンドはダイヤモンドの中でもかなり安い部類に入ります。

一般的にインド人とかが多く持っていて、カーボンだらけで全然キレイではありません。確かにキレイな物もありますが、それは本当にキレイなので一般的には出回りにくくブランド商品などに使われている事が多いです。

たまに普通のお客さんにこういったダイヤモンドを見せられて「キレイですか?いくらくらいする物?」と聞かれる事があります。

大抵の場合決まって「キレイですね。価格は分からないですけど良いものだと思います。」という事に決まっています。

本当は口が裂けても「えらいもん掴まされたな。こんなクズダイヤ・・・」と思っていても言えませんよね。。。

色は好みなので多くは言いませんが・・・

ブラウンダイヤであってもイエローダイヤモンドであっても、色は個人の好みに左右されるから、無色透明より好きという方もいる事は間違いありません。

でも、一般的に評価されるのは無色透明のクリアなダイヤモンドなので、ボクとしては4Cのグレードの良い物を評価しています。

個人的にはテレビショッピングでよくあるような物は安いけど、趣味であれば良いけどあまりオススメしていません。

あまりテレビショッピングでの購入は本職からすれば眉をひそめる事が多いんです。でも、それで生きている業者さんもいるんで仕方ないといえば仕方ありません。

コニャックダイヤモンドありますか?と聞かれたら「ありません」と答えます

ボクはそういった商品をかなり多く扱っていましたが、卸売業をしていた時のお客さんがいました。かなり荒っぽいお客さんで凄い量を買ってくれていたので色々ツテを使ってブラウンダイヤなどを仕入れていました。

でも、結局そのお客さんは今は潰れてしまいました。確かに売上は良かったんですがそんな売方しても潰れると思った事を覚えています。

卸業だったので一般消費者が購入する商品とは違っていましたし、ボク達もそのお客さんしか見ていなかったので、そういった商品を売っていました。

そういった事をずっと見ていてあまりそういった商品はインターネットで扱うのは控えようと思ったんです。

売るとしたら自分が大丈夫と思う物だけにしようと。良い言葉を並べても実際に見たら一目瞭然なので結局バレてしまうし、お客さんの方が敏感ですからね。

コニャックダイヤモンドは良いと思いますが響きが気に入らない。それだけです(^^;)

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