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就職活動を始める前に大切なこと 笑顔

銀のアンカーという、就活をテーマにした漫画があります。作者は三田紀房。ドラゴン桜の漫画家です。

この漫画の中で「企業が採用でもっとも大切にすることは何か」について、一番は「人柄」であるという一説が出てきます。これには私も同意です。

人柄。もっとわかりやすくいえば「この人と一緒に働きたいか」です。

面接官も人。人である以上、面接者の雰囲気に好意を持つかは、非常に重要なのです。

劇作家の平田オリザは、「身体的文化資本」という言葉を使ってこう述べています。

今後AIに奪われることのない人間の資本=“身体的文化資本”として平田さんは「センス、マナー、コミュニケーション能力、美的感覚、感性、味覚」などを挙げる。異なるバックグラウンドの人も仲間に取り入れていく力が必要だというのだ。知識や計算は機械が担っていくようになるのであれば、これからの仕事においては正確な仕事をこなせる人よりも「仲間として一緒に働きたい」と感じさせられる人が選ばれるようになる。そのような場では、自己主張しかしない人や人種や性差の差別意識を持っている人は不利にいなっていくこと、そしてそうした感覚は1,2年の受験対策などでは身につかない力だと平田さんは話す。http://bigissue-online.jp/archives/1070083719.html

これも、同様のことを言っていると思います。

では、身体的資本=人柄は何に現れるのでしょうか。私は「笑顔」だと思います。

たまに、私の会社の採用面接に立ち会うときがあるのですが、やはり面接者の「笑顔」には好印象を持ちます。面接官も面接中は意外と緊張するものです。その時、面接者の笑顔が間違いなく場の雰囲気を和らげます。

もちろん、ずっと笑顔でいろと言うわけではありません。せめて一度は自然な笑顔を見せることが重要ではないでしょうか。できれば、面接の前半が良いと思います。面接という特殊な場の中で、面接官を和ませることは、思いやりなのです。そして、そんな思いやりのある人と、人は一緒に働きたいと思うのだと思います。

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