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「一気読み」小説って、素晴らしい!!

拙作新刊「日本一の商人 茜屋清兵衛奮闘記」(角川文庫)、もう読んでいただいた方がたくさんおられて、本当にありがとうございます。そして、その中で「一気読みした!」という感想をたくさんいただきました。本当に嬉しいことです。

ただ、一気に読めると言うと、笑って軽くてすらすら読めるという小説であり、そのまま、軽く見られるようです。重厚で、重たい方が、どうしても、力作のように思えてくるのでしょうか。

それは大違いです。読みやすくて、笑えて、一気に読めるという作品こそ、本当の良作だと思えます。歴史的に見ても、近代文学を確立した、誰もが知る夏目漱石のデビュー作「吾輩は猫である」は、笑いながら、すらすら読めます(まあ、長さの面で一気にとはいかないかも知れませんが、面白くて止まりません)。「坊っちゃん」なんかもそうでしょうね。芥川龍之介、太宰治、谷崎潤一郎らにも、数多くそういう小説があります。

それが何時の間にか、軽く見られているのは残念でありません。

何とか、「一気読み小説」の時代が来ることを念じて止みません。

「日本一の商人 茜屋清兵衛奮闘記」(角川文庫)お読みいただければ幸いです。

一気読みの快感を味わってください!!

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