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これからは、リーダビリティだぜ!

拙著新刊「日本一の商人 茜屋清兵衛奮闘記」へのご感想を、ありがたくも数多く、いただいております。一気読みのことは、前にも述べましたが、今日、谷津矢車さんから「なんというリーダビリティ」という最高の誉め言葉をいただきました。谷津さんのように、大変な数をお読みになられていて、しかもいわゆる目利きの方に言われると嬉しいものです。

でも、本当に、小説はリーダビリティだと思いますよ。今、本が売れない時代と言われますが、それは実は、この辺りに鍵があると思っています。他の媒体に比べて、元々、絵や写真が無くて、リーダビリティに弱点があるのを、ストーリーの面白さでぐいぐい引っ張って想像力を刺激することで、対抗できると思うのに、どうも、早くて軽く読めます=パッパと適当に書いたみたいな見方があったり、難しくて、長くて、読むのがしんどいものが、価値があるみたいな考えが根強くあるのではと思います。

もちろん分量の問題ではありません。見かけがどんなに分厚くて読むのが大変そうな本でも、一気に読めるものもあれば、短くても、つまらなくて進まない物もあります。とにかく、読み進めるのに苦痛や、しんどさが無いのが大前提だと思います。

「最後まで読まないと、その本の面白さは分からない」というのは、間違い無い真実だと思います。それは否定しません。でも、だからと言って「頑張って、最後までしっかり読めよ」なんて言われて、つまらないのを我慢しながら読んでいくのはちょっと違うのではないか、むしろその最後に至るまで面白く、あっという間だったと思わせるように書くのが基本かと思います。

「日本一の商人 茜屋清兵衛奮闘記」おかげさまで読まれた方にはそのリーダビリティをお誉めいただいております。未読の方は、騙されたと思ってなどという言葉は使いたくありませんが、是非とも、お読みいただければ幸いです。

読めば分かります。

きっと、そのリーダビリティにご満足いただけると思います!

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