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パートナーとの気持ちの分かち合い


いきなりですが、
治療に向かう気持ちの中で
パートナーは同じステージに立ってますか?

コロナで一緒に通院できない分、
いかに気持ちを切実に伝え
当事者意識を持ってもらうか?
本当に重要になってきますよね。

筆者とパートナーとの関係は
今でも沸々とその時の恨みを思い出せるほど
憎いところからスタートしました。

今回は、治療や取り巻く環境の中
2人して変化していき学んだことを綴ります。

もちろん、性格や状況、考え方は人それぞれ。
一部でも参考になれば幸いです。

最初の最初


思い返すと酷いです。

・病院の初回の説明会も途中で寝ていたし
聞いてない。
連れていくのもすごくだるそう
・おとぎ話のようにちょっと一緒に暮らして
避妊をしなければ直ぐできると思っている
・家で簡易採取キットやってもらって、一見ちゃんと動いてる風の精子を確認できていたからか他人事

・治療の費用は基本筆者持ち

・タイミングの際はこの辺りだよ、と強い言い方にならないよう伝えていたものの、付き合いは断れない、と飲みに行っては遅く帰ってくる。
筆者は泊まりの仕事が入らないよう、多めに休みをとっていたにも関わらず。

その度に、二人の子どもが欲しいのに
私だけこんなに心を痛めている状況は
絶対におかしい、と感じていたけれど
強くは言えませんでした。
その時はなぜか根拠もなく、
私の側だけの問題ではないかと
思っていたところもあったからです。

転機


そんな中、
タイミングと並行して
旦那の精密検査を経た結果、
精子の数、速度の遅さ、進む方向など
顕微受精以上、自然妊娠は望めないとの診断。
さすがに落ち込んでいたし
正直かける言葉もすぐは出てきませんでした。
また私もAMHの値が高く、
慢性子宮内膜炎が判りました。


旦那の以前までの無関心さや
無責任に思える態度、
発言、行動をかえり見たとき
正直、悲しくもこういう契機
=2人ともそれぞれに原因がある状況がなければ、
「2人で治療をやっている」という自覚は
永遠に芽生えなかったのではないかと思います。。

そこから、
私だけの問題ではない以上
嫌われても良いからと奮起し
根気強く巻き込む作戦をとりました。
このうざったいくらいの巻き込みで
やっと彼の当事者スイッチが入った
と感じますし、
発言を遠慮していた時より
気持ちを割り切ったことで
結果それが家族として
夫との絆を強くできたのではないかと
今は思います。

気が遠くなりそうに痛かった子宮鏡検査も
麻酔してるのに痛すぎて拷問のようで
怒りすら覚えた採卵も
感じた感情を押し込めず、
あえて落ち着けずになるべく新鮮なうちに
言葉にしました。

また、金曜の夜など
落ち着いて話を聞いてもらえる時間を選び
お布団に入る際に
全部全部思ってることを吐き出し
聞いてもらう時間を作る。
そして
つい一方的に泣きじゃくってしまいがちでも
必ず相手が思ってることを確認する時間にする。

ーそりゃ自分だって早く子どもが欲しいし
周りに早い方が良い、と言われたり
知人の報告を聞くと複雑に思っている。ー

そんな発言を聞くと
どうしても自分だけが苦しんでいると
悲劇のヒロイン的な現象に陥っていたことに
気付かされました。

具体的にどう関与して欲しいのか伝える


(当時毎週のようにあった)
・友人の出産祝いを一緒に選びにいきたくない
・申し訳ないが心を守るために、知人の出産報告知らせないでほしい
・人の子どもが可愛いという動画をこれ以上見せないで欲しい
・今までこれだけお金が掛かっている、金銭負担を考慮してほしい
(かれは固定費、私は家事と生活費担当)
・自分の身の回りの片付けは自分で完結させ、余分な作業に取られる時間、ストレスを増やさないでほしい
などと事細かに伝えました。

地道に時間をかけて、
病院や日常生活で背負ってくる痛みや辛さを
日々1つずつ分け合ってもらいました。


そのうちに、
・始めから他人が何も言わずとも自分と同じように感じたり行動してくれるわけがない
・彼なりの意図や考えを否定からではなく
前向きに受け止めることの大切さ

当たり前のことですが
実感して自身の学びになりました。

彼にも成長が


最近、後輩から
通院するもなかなか子どもが授からない
という相談を飲み会で聞いたと言います。

男性側(相談者)に一因が認められるらしく、
途方に暮れていたようですが、

旦那ができることは限られている、

・ちゃんと働いて稼ぐこと
・奥さんを労うこと
・出すべきものを出すべき時にちゃんと出す

そのくらいしかできることはない、
と伝えたようです。

3年弱でやっとここまで成熟したかと
我が子のように誇らしく思いました。

せめて資金があれば
気持ちの余裕につながる。
2人で励まし合えれば
崩れそうでも支え合える。
何より健康を保ちながら現実を見て
今できる、すべきことを
期待しすぎず
冷静に、直向きに。

まとめ


確かに言わない方が丸く収まる事柄も
往々にしてあるとは思います。

ですが、悲しみや気持ちが募って
溢れてしまう時には(できればその前に)
どうかお互い気持ちは押し留めずに。
治療云々でなく、何事もですね😣

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