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それって、英語の問題ですか?

新宿の某家電量販店にて、

オーストラリア人観光客「Do you speak English?」
日本人店員「No!」

という光景を目にした。昨日日本についたばかりというオーストラリア人観光客はあまりの衝撃に立ち尽くしている。すかさず「What’s wrong?」と訊ねると、SIMカードが欲しいのだと。

SIMカードって、よく考えたら英語だし。そもそも家電量販店で売っている物、というか世の中にある物ってほとんど英語だし。

例の店員は連日の外国人花見観光客に疲れているのか、何か他の要因で機嫌が悪いのか、もしくはそもそも人として問題があるのか、「SIMカード」という単語が聞こえても無視。

仕方がないので、どんなSIMカードが欲しいのか私が訊いてみる。

ふむふむ、どうやらプリペイドの(英語)のレンタル(英語)SIMカード(英語)があるらしい。

「プリペイドのレンタルSIMカードありますか?」

私は何をやっているんだろう!?と思いつつもそのまま通訳(もはや何も変換していない)すると、かったるそうに「あ、それです」。

目の前にあるじゃないかああああ!(怒)

その後も「スマートフォン(英語)でもiPad(英語)でも使えますか?」という、よくわからない通訳が続く。

結局、SIMカードの裏面に書いてある電話番号を写して、すぐ近くの滞在先のホテルに一旦戻ってから電話で英語対応も可能なカスタマーサービスに問い合わせてみることになったのですが……。

私じゃなきゃ出来なかったことなんて一つもないですよね。そもそも、人として……。おもてなし……はどこへ!?

最近、よく目にする光景です。日本の印象、大丈夫かなあ。

感じの良いオーストラリア人夫婦も、「あのお仕事は時給いくらなの?みんな何時間働いているの?日本ではお金をもらっていても働かなくていいの?」と、首をかしげる始末。「あの店はあなたの45分に報酬を払うべきよね!」とまで。

日本の第一印象がこれって。

英語を教える前に、人としての心得を教えなければならないのか!?どこまでが英語の問題で、どこからがそうではないのか、考えるところからやった方がいいのか!?色々と考えるところがある今日この頃です。

ちなみに「ホテルでこの量販店に行くように言われた」と仰っていたのですが、私なら目と鼻の先の量販店、仕事帰りにでも寄って該当商品の名前をチェックしてメモに書いて渡すか、HPのプリントアウト(写真があればなお良い)を渡すかすると思います……。ホテルマンならみんなそうではないかと思ったりもするのですが……。違うようです。

とりあえず、これはネタとしてキープ。いつか役に立つような気がします。


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